ソウルオブマンの感想を聞かせてください

質問

昨年秋に上映された「ソウルオブマン」他３作の感想を教えて下さい。私は４作観ました。身近にこれらの作品を観た人がいないので（映画館にも人はいなく、貸切状態で観ていました）実際にご覧になった方の感想が聞きたいです。宜しくお願い致します。

回答No.1

mozofunk

soul of man　私にとって久々のビム・ベンダースだったのと、題材がbluesだったので、大いに期待して見に行きました。実はそれに先だって、WOWOWにてRED，WHITE&BLUEを録画しとりまして、もう否が応でもbluesじゃいと思っておりました。しかも初日の一回目と二日目の一回目に先着２０人にプレゼントありなんて新聞に広告が出ていた物で、朝８時には雨の六本木についておりましたハイ。ビックリしたのは朝の初回なのにほぼ満員になった事、しかも年齢層の実にバラエティに富んだ事。かくいう私も４８ですが、どう見ても７０代のカップルとか、お若いティーンエイジャーのカップルまで実に様々。イヤァオタクの文化直球勝負を単館上映となると・・・・凄いなぁとつくづくbluesファンの根強い事と痛感いたした次第。
映画的には何度も許せん部分もありーのＪＢルノアの私的映画を撮っていた気持ち悪いファンのおばさん達のラブラブシーンもありーの何とも変な映画でした。特に再現フィルムっぽい作りはどうにも・・・・ついてけません。各バンドの演奏はそれぞれ趣もありよかったと思います。ＪＢルノアの演奏は流石におもろかったです。個人的にはルノアの歌につきるかなぁ、カサンドラウィルソンとボニーレイットもよかったけど、ビリヤードしている若きビムベンダースにはうんざり・・・RED，WHITE&BLUEでBBKINGが最後の方のインタビュウであの頃イギリスで認められていなければいまだに差別されていたろう「心から有り難うといいたい」何てぇ言葉に表現されていた事の苦悩のかけらもソウルオブマンの再現シーンからは、読み取れなかった。今は昔かもしれないけれど、ベトナム戦争が終わって暫くするまで、colored専用の場所でなければ酒も食事も出来ない所が、全米各地にあった訳だし、黒人選用の処にでる芸人は、白人専用の処には簡単にでられなかったとも聞くしねぇ。
ライクーダーが若い頃にタジマハールなんかと活動していた「ライジングサン」ってバンドなんか黒人と白人が一緒の編成だからでられる店も限定されていたそうだし・・・
正に映画の「クロスロード」の各々専用のバーで独自の文化を、育んじゃったんだねぇ。今回のblues映画特集は、結局残念ながら映画館で観られたのは「ソウルオブマン」だけだったんで　他については他の人の話を私も聞きたいなぁ。ＷＯＷＯＷは「Pianoblues」を再放送してくれないだろうか、あれは見逃してしまったんで。

お礼

ありがとうございます。ＤＶＤが出たら欲しいなと思っています。パンフレットも購入しました。プレゼントも入手しました。４作観ると、ギターピックも貰えました。（高いピックです）４作を劇場で観たものの、ドキュメンタリー的な内容で１度見ただけでは物足りないですし、もう記憶がおぼろげになってしまっています。作品の中で「白人が黒人から奪えなかったもの、それがブルースだ」という言葉が一番心に残っています。いまでも宇宙空間にブルースの曲の入ったゴールドディスクが漂っていると考えると・・４作の中ではソウルオブマンが一番気に入ってます。
「レッド・ホワイト＆ブルース」はゲストが一見豪華ですが、うーん・・（あえてコメントなし）「ロードトウメンフィス」は亡きロスコー・ゴードンが観れたのが良かったかな。「フィールライクゴーイングホーム」はアフリカのマリへ取材に行く場面もあります。単純ですが、マリに旅行に行きたくなりました。「ＲＡＹーレイー」の映画も今月末観に行きます。