男です。今までの人生で、女装したことが二回、あります。二度目は大学時代のことで、学内の女装コンテストのようなものに出て優勝しました。そのときはかなり、それはもうかなり、気合を入れて化粧しました。感想は、
「化粧って、楽しい♪♪♪ でも毎日やるのは、絶対にイヤ!!!」です。ルージュやらファンデーションやらを塗ってくのは楽しいですよ。でも落とすのがめんどいですよ。マスカラも、カパカパにこびりついてて痛いじゃないですか(あれを痛くなく落とすにはどうすればいいんでしょう?)。つくづく「女の子って、がんばってるんだなー、、」って思いました。
当然、「なんでこんな面倒なことを、毎日やるのか?」って、質問者さまと同じような疑問を持ちましたよ。モチベーションは何なんだ?と。私の結論は
「オスを引き寄せるため」、ですね。こう書くと女性の側からすぐに反論が飛んできそうですが、私は素直にそう思いました。だって、そう考えなきゃ割に合わないですもん。化粧代も、化粧にかける時間も馬鹿にならないでしょう。それに見合うだけの見返りがなければアホらしくてやってられないと思いますから。「男は関係ない。好きだからやってるだけ」という女性がいたとしたら、「素直じゃないなあ」って思います。
男で厚化粧が嫌いというやつはけっこういますが、それでもメイクした女性が男性にとって美しく、若く映る、というのは間違いありません。そのことは女性が一番わかっているでしょう。綺麗で、若いことをアピールできれば、自分に群がる男の数が増える。数が増えれば、その中に質の高い男が混じっている確率が高くなる。選択肢が広がる――このことを女性は経験的に悟るんじゃないですか。
ご質問は、じゃあなぜ「毎日」やるのか、でした―――「いつおとずれるかわからない出会いのために、常に準備していなければいけない」―――これにつきるでしょう。
自分の実力次第でどうにかできる部分が多い男性の人生と違って、女性の人生は運に左右される部分が少なくないわけでしょう。運を出会いと言いかえてもいいですよ。で、最高の男性と出会えたときに、メイクは中途半端、ついでにファッションも気に入らなくて、無駄毛の処理も微妙、なんていう状態だったら、せっかくの出会いがフイになるかも、、、って思うじゃないですか、女性的には。
極端な言い方をすれば、「白馬に乗った王子さま」が目の前に現れたときに、自分も綺麗なお姫さまでいたいわけでしょう。いや、いなければいけないっていう切迫感、あるでしょう。それなりにスタンバってないと、幸運が逃げてしまう、っていう。こんなことを女性が言葉にして認識しているかどうかは知りませんよ。でも意識の底ではそういうの、あると思います。だからこそのデイリー・メイク、じゃないですか。
以上ですが、最後に私個人の好き嫌いを書きます。
化粧した女性、ストレートに言って、大好きです。ナチュラルメイク、がっつりメイク、いろいろあると思いますが、センスが良ければ何でもウェルカムです。女の人が自分に会うときに、きちんと化粧してくれると、それが友人であれ恋人であれ、ありがたいやら申し訳ないやらで、うれしいです。
女性のみなさん、毎日化粧してください。
お礼
確かに化粧はメリハリをつけるのにいいスイッチになりますね。 また、洗顔の際に鏡に向かうことで体調管理にもつながるというのを読んでなるほどなぁと思いました! とても参考になるご回答、ありがとうございました。