食品ジャーナリストをしています
週に何個ならいいとか、一日何個ならいいとかいうのは、大昔の考え方ですよ。
現代では、総コレステロール量というのを考えるほうが現実的とされています。
特にコレステロールは無いと人間はいきられませんし
体内で作る分:80%対外から取り入れる分は20%
と、いわれています。
血中コレステロールは
「LDLコレステロール」と「HDLコレステロール」に分けられます。
よく、
LDLを通称:悪玉コレステロール、
HDLを通称:善玉コレステロールといったりしますが、それぞれ、必要なコレステロールなので
善玉、悪玉という考え方も間違っています。
むしろコレステロールは低い人ほど死亡率、とくにがんでの死亡率が高くなるという臨床結果が発表されています。
ただ、極端に高いコレステロールは悪いに変わりはありませんが
まず、基準としては
総コレステロール値 240mg/dl以上が治療域
LDL(いわゆる悪玉)コレステロール値 140mg/dl以上が治療域
HDL(いわゆる善玉)コレステロール値 40mg/dl未満が治療域
とされています。それぞれの食品のコレステロール値を調べ、気をつける必要があるのです。
鶏卵の総コレステロール値は
卵黄中に約1.6%で、全卵100g中に400~500mg含まれます。
そのうち約84%はフリーのコレステロールで、残り16%はエステル型のコレステロールなのです、
これはえさでコレステロールが決まるのでなく
鶏の体内で形成されたものが、ほとんどだといわれています。
血中コレステロールは、日本人の場合、血液100ml当たり160~200mgの濃度ですが
理想的には180~220mg程度必要といわれています。
現在、卵は毒だという考えはなされていません
たしかにコレステロールは多いんですが、質のいいたんぱく質やあらゆる栄養素がふくまれた、上質の食品として、むしろ食べ過ぎない範囲で、気にされるかたは、計算しながら取られればなんら問題はないのです。一部の学者から誤った学説が流れ、定着したようですが、現在では卵は悪玉説は、まったくの誤りとされています。
お礼
なにか引っかかっていたものが取れたような気がします。 詳しく書いていただきありがとうございました