>付属の説明書に0.25V*セル数と記述されているので、1.2Ω抵抗の電圧を0.5V(2セル)に可変抵抗で調整し、
この説明はおかしいです。(何か勘違いされています)
E=0.25*セル数に調整するのは、10kVRセンター(=LM358の5pin=TP)の電圧です。
(放電終止電圧の設定)
1.2Ω抵抗は定電流回路の一部で、「放電電流を設定するためのもの」です。
終止電圧とは関係ありません。
とまれ、VRセンターが、0.5Vに設定されていれば先ず、良いでしょう。(要確認)
1.コンパレータ動作のチェック
電池を接続した状態で、LM358出力(7pin)の電圧を測ってみてください。
LM358はコンパレータですので、出力はL(0V付近)か、H(電源電圧)のどちらかしかとりません。
5pinより6pinの方が高い(はず)ですから、7pinはL
になっていれば、正常です。
もし7pinがLになっていなかったら、LM358回りの電圧配分を徹底的にチェックしてください。
(6pin>5pinとなっていれば、出力は必ずLになるはずです)
2.7555回りチェック
7pinがLになっていることが確認できたら、次に7555の6,7pinの電圧を測ってみます。
Lであれば正常です。
もし、Lになっていなかったら、2SA1015回りの配線を疑ってみてください。(接続間違いの可能性があります。)
2SA1015はPNPですから、ベース電圧が0Vになれば、電流が流れてエミッタは0Vになるはずですね?
ここで電池を外して、7555の動作チェックをします。
電池を外すと、6,7pinはHになっているはずです。
この状態で、「スタートボタン」を押して、6,7pinがLになれば、7555の動作は正常です。
(ならなかったら、7555の不良です)
3.放電回路チェック
電池を接続し、定電流回路を通して放電させてみます。(強制放電)
電源から2kΩの抵抗を通して、2SD1416のベースに接続してみてください。
1.2Ωの両端電圧を測ることで、放電電流がわかります。
くどいようですが、この抵抗値で放電電流が定まります。
もし電流が流れなかったら、この定電流回路がどこか間違っています。
このキットに使われている3端子レギュレータには2種類あるということなので、あえて電源電圧を記載しませんでした。
大変紛らわしかったと思いますが、電源電圧がわかれば、上記説明の中の「電源電圧」は「・・・V」に置き換えて読んでください。