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防犯ブザーの失敗と、ココセコムの可能性

息子が小学校に通っています。私自身も、他の地区の小学校に勤務しています。どちらの学校でも、いわゆる「防犯ブザー」を、ほぼ全員がつけています。 地域から無料で支給されていたり、格安で業者から一括購入していたり。 支給されたその日から、学校はブザー音の嵐でした。紐を引っ張れば大きな音が出るという仕組みは、いざというときに大変手軽な反面、ちょっと何かに引っかかるだけでも、その紐が抜けてしまうという弱点も持っているからです。 もちろん一部には、いたずら好きの子もいて、故意に鳴らすこともありました。 いまや学校、登下校通路では、毎日ブザーが鳴っています。予想された中での最悪の事態、「狼少年現象」で、音がしても、誰も振り向きません。「ないよりもましかもしれない」ぐらいの効力しかないといえます。 最近、ココセコムのようなシステムに、新たな注目が集まっています。私も興味はあります。 防犯機能も高まりそうだし、子どもの安全も確保できそうだし。 でも、たとえばこういったものを学校レベルで推奨していくとして、新たな問題が起こる可能性はないのでしょうか。問題無しで、完全に推奨できるとするならば、学校にも声をかけていきたい気持ちもあるのですが。何せ「防犯ブザー」の失敗は、なんともぶざまで愚かでしたので。

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noname#15811
noname#15811
回答No.1

>いまや学校、登下校通路では、毎日ブザーが鳴っています。予想された中での最悪の事態、「狼少年現象」で、音がしても、誰も振り向きません 防犯ブザーというのはたとえ大音量の物であっても実際のところ数十メートル先の人には聞こえ難いそうです。『振り向いてもらう』というよりは『犯人を動揺さす目的で持つ物』と捉えておく方が良いそうです。 誤操作の件については、コードが引っかからないように工夫することも出来たのでしょうが、これは残念ながら学校側と保護者が児童に『持つ意味と誤操作を含めた使い方、自分達が置かれている状況』を正しく伝えることが出来なかった結果とも言えます。 うちの学校も殆どの子供がつけていますが、今のところそういった状況には陥っておりません。学校のすぐ前に住んでいますが、窓を開けていても聞こえてきたことは今のところ一度もありません。 しかしながら自慢できないのが悲しいところでもあります。近隣学区で連れ去り未遂が相次いでいる為、保護者の危機感が尋常ではありません。ですので各家庭での子供への指導が行き届いているのではないかと思っています。 songbookさんの校区はそういった事件が少ないのがその理由かもしれませんね。 ココセコムは私も考えました。既に導入している学校もあるくらいですから問題ないのかもしれません。 しかしあれは本体がレンタルではなかったかと思います。どちらにしても高額商品には違いないでしょうから、紛失や破損時の金銭上のトラブルが気になるところです。 別の子供が触ったり投げたりして壊す場合だってあり得ますよね。 登下校は子供自身と保護者の責任でお願いするとしても、登校後には学校が預かるというのが双方にとって安心ですね。 しかしここでも教師と児童間での預かった預かってないといったトラブルは起こり得るでしょう。 持たせるかどうかの選択が可能で、しかも公立の場合ですと、経済的負担を嫌がる家庭が存在し理解を得るのが多少難しいかも知れませんね。 物が物だけに、持たせないとなると詰まらぬ陰口を叩く保護者も出てくるかもしれません。 一部の保護者は見栄をはり、一部の子供は自分だけ持たない事に対して余計な悲しみを味わうことになりかねませんね。 いっそのこと強制的に毎月の諸費でその分を上乗せする方法もあるでしょうが、PTAで可決され導入に至るかどうかですね。自治体の助成があれば話は早いでしょう。 学校側が積極的に働きかけた場合、その責任を負わされることも十分考慮しなければなりません。 保護者の経済力が均等な地域だとそういった心配はあまり必要ないでしょうけど。 最後に余談ですが、「防犯ブザーが鳴って一番焦るのは、犯人ではなく我が子ではないか?」と思っているのは私だけでしょうか・・・(笑) 分かりきった事しか書けずに申し訳ありません。 早く良い回答がきますように・・・。

songbook
質問者

お礼

pianochanさん、回答ありがとうございます。 大変幅広い視点で考えていただき、感謝しております。 なるほど、レンタルであることや、契約、金額面を考えると、学校が自信をもって支援していけるほどの制度には至っていないと考えられそうですね。 紛失、破損、預かったかどうかのトラブル保護者の経済状況など。なるほど、考えさせられました。 >『振り向いてもらう』というよりは『犯人を動揺さす目的で持つ物』と捉えておく方が良いそうです。 そうかもしれませんね。語弊はあるかもしれませんが、「その程度のもの」ととらえれば、あながち無用の長物とも言い切れませんね。 ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • izumi613
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回答No.5

こんにちは 私は防犯ショップの店長をしています。 池田小学校の事件の頃から 各学校にブザーやスプレー・刺す股などを納入しています。 最近は奈良の事件などもあり、護身用品に関する問い合わせや注文が増えています。 その中でやはりお子さんに持たせるものに関しては、いろいろとご心配があるようで・・・。 ブザーに関しては NO1の方が答えていたように 犯人に対して警戒してるよ ということを見せるものと思っていただいたほうがいいと思います。 実際学校に 使い方などの指導に行きますが、みんな遊びたがります(笑)必ず遊ぶ子がいます。 でもきちんと話をしていくうちに子供はわかってくれます。最後はみんな真剣ですよ。 それから保護者の方にもお話させてもらいます。 私たちが話をしたことをもう一度子供と話してもらいます。親が子供を心配しているということをきちんと子供に伝えてもらいます。子供もしっかり受け止めてくれるようです。 護身用品を持たせることよりも、親が子供を心配すること・地域が真剣に取り組むこと・子供自身が危ないことを真剣に考えることが大切なんだと思いますよ。 どの護身用品にしても何を持つかが大切なのではなく、持たなければいけない状況が問題なのだ、危ないことが多いんだよ、ということをしっかり理解して言って欲しいなあ。と思います。 警備会社は 警備をすることで犯罪を抑制することが本来の仕事で、泥棒や連れ去り犯などとは戦ってはくれないのです。(マニュアルに書いてあるらしいです。戦っちゃいけないって) 護身用品を売っていてこんなことを言ってはいけないんだけれど、本当はうちが繁盛するような世の中っていけないんですよね(苦笑) でもこんな世の中なので少しでも被害が減るように・小さくなるようなお手伝いをしていると思い込んでがんばります。なんかあんまり質問とあっていないような気がしますが・・・。ちょっと伝えてみたかったので

songbook
質問者

お礼

izumi613さん、アドバイスありがとうございます。 特に中盤あたりからの文のくだりは、大変大切なことだと思いました。 ・なぜこういうものを持つのか ・なぜこういうものを持たなくてはならなくなったのか ・犯罪を抑制することが警備会社の本来の仕事 など。 上の補足欄でも述べますが、こういう世の中になってしまったことを、私たちはどう受け止めなければならないのか。どこかが違うような気がしてたまらなくて、私はこの質問を立ち上げていたのだと思います。 ありがとうございました。

songbook
質問者

補足

この場を借りて、皆さんに改めて御礼申し上げます。 質問のタイトルにもあるとおり、私は現在の、ほとんどの小学生がブザーを持っている状態について、「失敗政策である」という考えを持っていました。 でも、皆さんの回答を読むにつけ、そうでもないのかも、と、少し思うようになりました。あれ自身が、万能の警報機、というふうにとらえてはいけないのですね。 (とはいえ、今でも、失敗だと思っているところもあります。) そのうちに、「最終的には人間の結びつきである」「こんな世の中になってしまっていることは、やはり間違いである」という趣旨の回答を頂き、少し頭の中のもやもやが解けてきました。 ブザーを持って歩くのを当然としてしまった日本の社会。それだけでも貧しいと感じてしまうのに、あのブザーを持った子の陰に、地域で支えると言いながら、「うちの子だけが助かれば」という親のエゴが、なんとなく見え隠れしているような気がしてたまらない。 ココセコムは…もう少し様子を見ようと思いました。尚、ポイントですが、どなたにも差し上げたいところですが、ご容赦ください。

  • mock
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回答No.4

小一の息子がいます。 息子の小学校でも、全校生徒が防犯ブザーを持っていて、登下校だけでなく、遊びに行く時もつけるように指導されています。 >いまや学校、登下校通路では、毎日ブザーが鳴っています。 学校で、きちんとした指導をしていないのでしょうか? 息子の学校ではそんなことは全くありません。 一年生は4月に学校から正しい使い方の書いてあるプリントと一緒に支給されました。 当然、一年生ですし、面白いのでいたずら半分で鳴らす子どももいました。 (うちの息子も例外でなく、学校で鳴らしたそうです(^◇^;)) 先生から「いたずらで鳴らさない」という指導をしっかりして頂き、連絡をもらったので家庭でも「何でもない時にどうして鳴らしてはいけないか?」という説明をしっかりしました。 以来、全く鳴らすことはなくなりました。 私の住むところは、畑ばかりで人通りが全くないような場所も通学路になっています。 集団登下校は当然ですし、奈良の事件以来、不審者や連れ去り未遂があちこちで起こっているので、学校、親、子のいずれも神経質になっているせいもあると思います。 質問者様の住む地域では、あまり危険な状況がないのでしょうか? もっと学校できちんと指導するべき事のように思います。

songbook
質問者

お礼

mockさん、アドバイスありがとうございます。 どうやら誤解を招く書き方をしてしまったようですので一応お断りをしておきますが、実際のところ現在私の勤める学校で、すでに故意に慣らす子は一人もいません。 持たせた当日ぐらいだったかな、あったのは。そのわけは、mockさんの仰るとおりの成り行きからです。 しかし、割と引っかかりやすいところにブザーがぶら下がっているのが現状で、どんなに用心していても、学校の中の何百人かに一人は、かならず毎日どこかで、何かに引っ掛けてブザーを発動させてしまっています。 通学路と記しましたが、これは、学校を出てすぐのところです。人口密度がすごいためか、よくやらかしています。 通学路、地域と違い、校内には子供たちが群がっているので、どうしてもそうなってしまうのかもしれません。 あの音を聞くたび、「あ、また誰かが引っ掛けたな。」としか思えなくなってしまった自分が怖いです。 皆さんの地域で、あのブザー音が聞こえて、あわてて近所の人が駆けつけたという現場は、あったのでしょうか…?

  • 0913
  • ベストアンサー率24% (738/3034)
回答No.3

私は、各自が防犯対策をすることは大切なことだとは思いますが、質問者様の学校の状況のようなことは子どもたちの生活から当然そのようになると思っていました。 警備会社などに委託するというのは、費用の面からもかなり大変なものではないかと思いますが、本来、地域の監視能力の低下が一番の犯罪を誘発する原因と思います。 とはいえ、もっとも重大なことは、地域の交番におまわりさんが常駐していない点や、警察の『仕事』が犯罪や被害がおきてからじゃないと始まらないなどの問題も多くあります。 各地では、地域の多くの企業(郵便配達・タクシー・保護者も)パトロールのプレートを掲示して車や自転車・バイクで町を行き来しています。 待ち行く人がみんな知らない人ばかり、無関心、あるいは人通りのない場所が危険なところです。 大都会では困難もあるでしょうが、マンパワーが一番有効で、最終的に頼れるものだと思います。 学校の門を閉じても「狂気」に突き動かされている人はよじ登ってでも侵入するでしょう。 人々の「目」で不審者に犯罪を実行させない。警察は常に町に出てパトロールする。このことが一番重要であると思います。

songbook
質問者

お礼

0913さん、回答ありがとうございます。 問題の本質をつく面で解答していただき、感謝しております。 >大都会では困難もあるでしょうが、マンパワーが一番有効で、最終的に頼れるものだと思います。 どういうわけか、この言葉が、妙に私を力づけてくれるんです。 ココセコムのようなシステムは画期的で、大変良心的、ありがたいものですが、一方で、「ついにこんなところにまで頼らなければならなくなったか」という思いがあったからかもしれません。 ハイテクに、便利になればなるほど、必ずどこかに弊害が出てくる、そんな気がしてならないのです。 たとえばこのシステムを悪用して、ストーキング的に相手に入り込もうとする人が出てくるとか。考えすぎかな?

noname#8666
noname#8666
回答No.2

songbookさんと同じ事を考え、ココセコムの資料を請求し送付頂きました。もう、奈良の女児誘拐殺人を聞いて、すぐに申し込もうとしていました。 (防犯ブザーについて行政からの無料支給・格安販売はありません。) が、近所のかたの意見では、セコムはあくまでも子供が行方不明になってから=事が起こってからのもの。 防犯ブザーは事前に防ぐ為のもの。 なので、やはり防犯ブザーのほうが必須との意見を多く聞き、購入しました。 人を信じてはいけない、と、子供に教えなければいけないなんて、悲しい世の中ですね。

songbook
質問者

お礼

makiunko98さん、回答ありがとうございます。 ええと…。確かに、セコムが動き出すのは、事が起こってからなのですが、ホームページの資料によれば、情報が届いている保護者にとっては、いつでも状況をキャッチできる、ということで、親の安心にはつながりそうですね。 でも、所持している本人が、事が起こりかけているその場で対処するのならば、確かに防犯ブザーのほうが手軽ですね。わかりました。 >人を信じてはいけない、と、子供に教えなければいけないなんて、悲しい世の中ですね。 まったくそのとおりです。私もこの考えの下、質問を立ち上げました。私も今から30年近く前、自分が小学生だった頃、「渡る世間に鬼はなし」と、「人を見たら泥棒と思え」の二つのことわざの矛盾点に悩んだことを、しっかりと覚えているぐらいです。 今の子達は、「渡る世間に鬼はなし」という言葉を、どのように受け止めてくれるのでしょうか。玄関に鍵などかけなくても、何の不安もなかった、かつての私たちのほうが、いかに豊かであったか、と考えさせられます。

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