Q/なぜ無料でダウンロードできるフリーウェアソフトが存在するのでしょう?
A/理由はいろいろです。
フリーはあくまで扱うのが自由であってある目的では、有料になっていることもある。例えば、広告収入はその一つ(Operaなどがそう)ですが、ある程度の個人情報やアクセス情報をその代償として入手していることもあります。Realなどでも使ってます。
ソフトの開発のために使うこともある。
フリーウェアとして発表することで、そのソフトを使って貰い、バグや問題点の情報を入手するということもできます。有料だとどうしても、そういう情報が少なく質の向上に遅れますからね。フリーを作りそれとは別に有料も僅かに機能を増やして提供するという手を使う場合がこれです。AVGなどはこれに近い。
これから、ある分野に進出しようと考えている場合はフリーで投入することもある。ある程度売れる道筋がついたなら有料化するという手もあります。TMPEGencなどはそこから始まったソフト。
他にもオープンソース化して開発費を削減するためという手もある。Linuxが有名です。OpenOfficeもそう。
開発までオープンにすることで、企業の投資はほとんどなしに、利用者が欲しい機能の情報を入手し下地の開発を行ってくれます。後は、それにあまり投資せずに必要な機能を付加すれば安くより良いソフトが出来ます。
まだまだ、あります。
個人で作るソフトなら趣味や人に使って貰う喜び、自分のスキルアップのためにもなる。
会社としてなら、知名度を上げソフトが広告となりこのソフト会社はあのフリーソフトの会社という考えを植え込むことができ親近感を与えるきっかけになることもある。
また、新たなハードウェアの購入などの全く別の需要を掘り起こすこともあります。
要は、それそのものに縛られた利益を追求していないのですよ。そのため、私たちが知らないところでお金が掛かっていることもあるかもしれません。ただ、使う側はそれが分からないから、フリーソフト=無料と思うのです。一般的なフリーソフトとは実際には、フリー=無料のソフトではなく、ライセンスフリーという意味で、ライセンスは自由ですというだけ、その先に不自由がある場合も多々あり、見た目無料で後ろでは会社に利益がということもある。
お礼
回答ありがとうございます。大変為になるご意見でした。 趣味などの一部を除き、そもそも「フリー=無償」と言う考えが思い違いだったのですね。 本当にありがとうございました。