序盤のコツは以下の3点です。
1.なるべく少なく取る。
2.相手を囲まない。
3.中を割って打つ。
これらは、自分の打てる箇所を多くするための方法です。自分の打てる箇所が少なくなると、打ちたくない箇所に打たされることになるので、できるだけ自分の打てる箇所が多くなるようにし、相手の打てる箇所が少なくなるよう心掛けて打つようにします。ある程度の実力をもった者同士の対戦になると、序盤は「中割り」の応酬になります。
あとは、定跡を覚えて、得意戦法をもつことをお勧めします。ちょっと大変ですが、
中盤は辺の攻防です。
辺の形は、おおまかに分けると以下の4種類になります。
ウイング(悪形)
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□□●●●●●□
□□●○○●□□
山(良形)
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□●●●●●●□
□□●○○●□□
ブロック(良くも悪くもない形)
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□□●●●●□□
□□●○○●□□
爆弾(のちの展開で有利・不利がはっきりとするこわい形)
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□□●○○●□□
□□●○○●□□
わたしは、相手に辺を取らせ、ウイングの悪形をつくらせるよう心掛けて打っています。
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ウエ●●●●●オ
イア●○●●□●
●●●●○○○●
○○○○○●●●
●●●○●○●●
上図の上辺のように相手(黒)にウイングをつくらせ、タイミングを見計らって、自分(白)がアに打つか、あるいはイに打って、相手(黒)にウ、つまり角を取らせ、自分(白)がエと割り込むことを狙います。そうすれば次に角のオが取れて、更に右辺を伸ばしていけるからです。ただし、相手も同じようにこちらにウイングをつくらせることを狙ってきます。意地を張って辺を取らないでいると、自分が手詰まりになってしまうので、どうしても辺を取らねばならない場合もあります。その場合は、山の形を目指します。絶対にウイングの形にはならないようにします。
終盤は、どちらがX(角の斜め隣)を打つかということに尽きるような気がします。
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□ X□□□□ X□
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□□□□□□□□
□□□□□□□□
□□□□□□□□
□ X□□□□ X□
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Xは、狙って打つ場合としぶしぶ打たされる場合とでは、全く意味が違います。前者は勝利を確信して、あるいは勝負を懸けての手であり、後者は正に敗北を意味します。いずれにしろ、相手に辺を取らせた方が前者のX打ちを仕掛けやすいので、わたしはなるべく相手に辺を取らせるようにしているのです。
あと、終局まじかでは、石を数えて打つことも大事です。オセロは1個でも自分の石が多ければ勝ちですから、接戦の場合は特に石を数えることが重要です。
石やマスの位置が微妙にずれてしまい、たいへん見づらくてすみません。
お礼
ありがとうございました。 大変的を射た詳細、感謝致します。 大変参考になりました。