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シューマンのピアノ協奏曲
来春に、シューマンのピアノ協奏曲イ短調op.54を弾くことになりました。いろいろなピアニストの演奏を聴いて参考にしたいのですが、みなさまのお勧めを教えてください。私が聴いた中では、ミケランジェリ(pf)ガバッツェーニ(cond)&ローマ・イタリア放送響とか、リパッティ(pf)カラヤン(cond)&フィルハーモニア管が気に入りました。
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11月18日に発売された「21世紀の名曲名盤第3巻」によると、 リパッティ/カラヤン/フィルハーモニアo.(1948,モノラル)16点 ←さすがにyui-himeさん、お聴きになっていますね。 ポリーニ/アバド/ベルリンpo.(1989)14点 ブレンデル/アバド/ロンドンso.(1979) 5点 リヒテル/マタチッチ/モンテカルロ国立歌劇場o.(1974) 5点 ←私が持っているものです。 ルービンシュタイン/ジュリーニ/シカゴso.(1967) 5点 以下、ピリス、ペライア、A.フィッシャー、フランソワ、ラローチャ、の順に推薦されています。 お弾きになるとなると細部の解釈もいずれ重要視されると思いますので、録音の良さも考慮すると次はポリーニが良いのでは、と思います。
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#4の質問の答えを書いていただいてありがとうございます。 ミケランジェリは録音が古いから、音質が心配なんです。あ、それはザウアーも同じでしたw 参考にします。それでは。
知ってると思いますので、あまり意味のアドバイスかもしれませんが、 コルトー気に入ったのなら、メンゲルベルクとザウア―の演奏もロマン主義的演奏らしいから、それを聴くといいとかもしれません。廃盤か知らないですけど。メンゲルベルクという指揮者はロマン主義的演奏の代表的存在で、この演奏もそうらしいです。シューマンらしいかどうかは知りませんが、ロマン主義的な演奏らしいです。シューマンらしくないこの二人ならではの演奏と書いてありましたので――聴いた方が――求めている演奏とは違うかもしれません。 なお、コルトー盤は30年代ナクソスのものを紹介しましたが、50年代の録音もあるそうです。指揮者はフリッチャイです。こっちの方が評判がいいのですが、今は廃盤です。なので、私は手に入りませんでした。 あんまり役に立たないアドバイスですね。ま、気にしないでくださいw
お礼
ザウアーですか・・・名前しか聞いたことがありませんでした。。メンゲルベルクと共演ということは、ずいぶん昔の人なのでしょうね。メンゲルベルクの指揮は、マーラーの5番のアダージェットや、チャイコフスキーの6番をCDで聴いてみたことがあります。どちらも、なんというか強烈に感情移入がされていて、胸に迫るような部分がある反面、ちょっとついていけない感が否めない部分もありました。。メンゲルベルクってさぞ感情の起伏が激しかったのではないかと。。こういう指揮者さんと共演するのってどんな気持ちがするものなんですかねぇ?よくメンゲルベルクとかコルトーの演奏を19世紀的とか言いますけど、私は、時にはそういう風に、やりすぎて古くさくなってしまうのもかまわないと思います。少なくとも、譜面を正確に弾くだけのなんの表情もない演奏よりは。。 それにしても、たくさんのアドバイスをありがとうございました。たくさん練習して、日々精進していきたいと思います☆★
ミケランジェリどんな演奏なんですか?テンポ速いですか? メンゲルベルク ザウア―はどうでした?ロマンティック?甘い? 私が聴いた中ではバレボが一番の名盤と見た。数ある名盤聴いてきたならバレボを聴くといいかも。アルゲリッチも捨てがたい。 コルトーはロマン主義的な演奏が好きならいいと思う。 リヒテルはマタチッチが指揮だから、ちょっと骨太というか、野暮ったいというか、そんな感じのオケ。 ピアノの音色では、バレボが一番じっくり聴かせると思う。アルゲリッチはテンポが速い演奏だから音色をじっくり聞き入る、といった感じではないと思う。 私もシューマンのピアコン好きなので、お薦めあったら、教えてください。 私の愛聴盤は最新のレコ芸のムックには載っていないようで。輸入盤紹介せず、モノラルよりデジタル録音優先して紹介するしで、そんなレコ芸だけを信用していては名盤に出会えない。 でも、私のアルゲリッチとバレボとシュタイアーはデジタル録音。でもレコ芸に載ってない。 いい演奏だと思わなかったのかな。批評家は。 シュタイアーは前に4位くらいだったけど。それなら、アルゲリッチとバレボの方がいい。いくつかの演奏を聴いてきたなら。何しろ個性的だから。どちらも。 でも、好みがあるから何とも言えない。バレボはチェリだけど、チェリだけの演奏みたいにテンポ遅くはない。
お礼
ミケランジェリ盤は、今のところ私のベスト盤です。テンポは快速、一見あっさりしているようでも、よおく聴いてみると実はかなり濃厚な表情がつけられています。いかにも「濃厚な表情がついていますよ」とか主張しているような、そういう気負いを見せないところが名人芸なのでしょうね。それに、ミケランジェリ独特のあのきらめくような音色が加わります。譜面でいうと練習番号800あたり、三楽章のほとんど最後で、六つの連続する和音のあと右手が流れるような美しいフレーズを演奏しますが(私はこの部分がこの曲で一番好きなのですが)ここはどのピアニストの演奏を聴いてもミケランジェリが一番です。ほかの部分でも、シューマンの荒々しさとか男らしさよりも、繊細さとか優美さが強調されていました。シューマンのピアノ曲には、私は分厚い和音とか、落差のある表現が定番だとおもうんですけど、この曲は例外で、終始優美で、繊細に流れてしまっても良いと思う。ミケランジェリ盤を聴くとそう思えてきます。このCDはヴァチカンでのライヴ録音の4枚組みの中の一枚なので少々手に入りづらいかもしれないですが、この曲がお好きでしたらぜひ聴いていただきたいです☆ 私は、リヒテルやバレンボイムのような巨匠風の、細部まで練り上げたゆったりして貫禄のある演奏よりも、即興的に、一気に駆け抜けるように弾いてみたいです。この曲は、それが許される曲だと思うんです。
私の気に入りは バレンボイム&チェリビダッケ アルゲリッチ&ア―ノンクール コルトー&ロナルド シュタイアー&ヘレヴェッヘ バレボは煌びやか。チェリのオケも透明で美しい。 アルゲリッチの超絶技巧を味わいましょうwこのコンビで1000円は安いw コルトーは30年代の録音でロマン主義的な演奏で、好きです。ナクソスのヒストリカルで1000円くらい。安い。 シュタイアーはいい。当時のピアノも当時の楽器を使っているらしいですよ。 リヒテル&マタチッチも名盤らしいですけど、私にはそれほどという感じでした。 リパッティは私も持っていますが、私には詩情溢れる演奏。一音一音ピアノを強く叩く演奏。と感じられました。 リパッティは私の好みではありませんでした。 でも、聴いていいと感じるときもあります。
お礼
ご回答ありがとうございます!聴いてみました!!バレンボイムは良いですね。。。盛り上がる部分をしっかりと押さえ、かといって軽薄にならず、この複雑なスコアから最大限の演奏効果を引き出していると思いました。あと、全楽章が有機的につながっていて、同じ動機が何回も形を変えて出てくるこの曲ですが、そのあたりの対応や、協奏曲としての構成力はさすが指揮者として成功するだけのことはありますね。。。 アルゲリッチ盤は、定評のあるショパンの協奏曲を聴いたときも思ったのですが、私にはいくぶんヒステリックに聴こえてしまいます。。。シューマンには落差のある表現が(特に一楽章に)多いので、アルゲリッチのようにやりすぎると(私にはどうしてもそう思えてしまうのですが)、この曲の可憐さとか品格とかを損なってしまうような気がします。アーノンクールの指揮も、ちょっと前面に出すぎのような気がします。ある意味、この二人らしい演奏なんでしょうか・・・? コルトーはさすがですね。録音がこれだけ古いのに、豊かな色彩が伝わってきます。華麗さや可憐さが勝っていて、私の好みに合います。コルトーの演奏を聴いていて、表現の方向性が見えてきたような気がしました。でも、ロナルドの指揮がもう一つですね。。。三楽章の最後のあたりでホルンが落ちまくってました(笑)。 シュタイアー盤はなかなか手に入りません。。。amazonあたりで根気よく探してみますね。 参考にさせていただきますね☆★ありがとうございました!
補足
さっそくのご回答、みなさまありがとうございます。ゆっくり聴いてからお礼を記入させていただきますね☆★えっと、質問の補足なんですが、この前NHK教育の「N響アワー」で、カツァリスの来日の折のライブのシューマンを放送していました。カツァリスのフレッシュな演奏もさることながら、伴奏指揮の立派さが特に印象に残っています。このときの指揮者、誰だったのでしょうか・・・?あわせて教えてください。お願いしますm(_ _)m
- SonOfTanu
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定番ですが、輝かしいポリーニ+アバド+BPO(DG)、いぶし銀のブレンデル+ザンデルリンク+フィルハーモニア管(PH)あたりはいかがでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます!両方とも聴いてみました!!ポリーニ盤は、いつものことながらすごく冴えていて、全曲を淀みなくクールに弾きとばしていて爽快でした。三楽章の指の廻りもさすがです。私もこれぐらい弾けたら。。。アバド&ベルリン・フィルも盛り上げどころをきちんと抑えていて、豪快に突き進む、男気のある演奏って言う感じですかね。。ただその分、繊細さとか優美さはもう一つかなーとも思いました。それと、シューマンに特有の絶えず揺らいでいるような不安定さにも。なんていうか、ちょっと健康的に過ぎる気がするのですよ。。。私は、特に一楽章とかは、もっと狂気っぽく激しく揺らいでもいい気がしてるんです。それに比べるとブレンデル盤は渋く、大人の演奏っていう感じでした。特に、二楽章の控えめで恥じらうような感じも好感が持てました。全体的にゆったりとして落ち着いていて、腰の据わった安定感のある演奏だと思います。 両方とも参考にさせていただきますね☆★ありがとうございました!
お礼
ご回答ありがとうございます!聴いてみました!!ポリーニ盤とブレンデル盤(伴奏指揮は違うのですが、指揮がアバドである分、ザンデルリンクよりは華やかな印象を受けました)は下と重複するので省略です。。。リヒテルのピアノって、例えば彼のバッハの平均律とかを聴いていてよく思うのですが、すごく詩的で繊細な演奏をする部分があると思えば、ほかの部分では豪快で男性的な面が勝っていたりなど、ほかのピアニストと比べ、色彩的で表現力豊かであることが特に目立っていると思うんです。私は、シューマンのピアノ曲に不可欠な要素として、後年に精神病を患うまでになる、シューマンの精神の不安定さの表現があると思うんですが、その点ではリヒテルの多彩な表現が演奏に大きな深みを与えていると思いました。一楽章の「静」から「動」の落差も、奇をてらわず、かといって地味すぎず、絶妙なバランスです。。。ただ、私は演奏効果を考え、三楽章はもっと派手に、華やかに弾きたいのです。リヒテルはテンポもゆっくりだし、非常に落ち着いてるのですが・・・。ルービンシュタイン盤にも同じことが言え、巨匠ならでは(この演奏のときの年齢は70歳をこえていたそうですね!)の考え抜かれた、これ以上加えるものも差し引くものもないような、まさに充実の演奏なんですが。。。私はもうちょっと華やかに弾きたい。。。挙げてくださった中では、フランソワ&クリュイタンスが一番理想的でした。フランソワの、ショパンでみせたようなラプソディックで感覚的なシューマンが私の好みに合うみたいです。それに比べると、ポリーニは多少ドライな気がします。 参考にさせていただきますね☆★ありがとうございました!!