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下駄の存在意義

ふと思ったんですが、下駄の存在意義って何なんですか? どういう時に履くものなんでしょうか?

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  • gyo1234
  • ベストアンサー率65% (15/23)
回答No.1

当然、和装をする時。足袋をはく時等です。 そんなことはわかってるでしょうから、 質問の意図は、草履と比べた時の下駄の存在意義でしょうか。 山や傾斜があるところを歩くとわかりますが、下駄というのは、常に重力の方向に対して垂直に近くなるのです。 草履だと斜面に裏面が全て接して、斜面と同じ角度になりますが、下駄だと歯があるので、一つの歯(前方の歯)と下駄の先端の二点が地面に接するという状態になります。故に傾斜地で滑らないのです。 これが、発展したのが天狗が履いている一本歯の下駄です。下駄の一本の歯だけが地面に接しているので、常に下駄の面は重力方向に対して垂直になります。 下駄は山岳修行に最適なのです。 その際に重要なことは下駄は硬い素材で出来ているということです。そうでないと、折れ曲がって垂直に立てないことになります。 素材が固いという点から、必然的に歩くと音がします。 今時いないですが、昔のばんからは下駄をはいてますよね。音をさせることによって、自分の存在をアピールできるからでしょう。 舞子さんの履き物も音がしますね。その音から、ぽっくりと呼ばれます。

Cave
質問者

お礼

ありがとうございます。 そうだったんですね、山道などではいいんですね、なるほどです。 天狗は、やっぱり凄いんですね!(笑)。 ...それでバンカラ精神は愛国心、欧化反骨精神なんですね。 大変参考になりました。

その他の回答 (3)

回答No.4

 下駄は和装の履物ですが、基本的に正装のそれではないので、着物が正装となりつつある現代ではたしかに存在意義がうすれてきつつあります。以前は普段着の着物に下駄を突っかけることが多く、これが転じて気軽な洋服に下駄履きという風俗が生まれたわけですが……。  服に下駄は普段着、それもごく日常的なもので、最近ではあまり見かけなくなりました。和服の場合は、正式な紋付や女性の場合、訪問着、付下げ、留袖、振袖などでなければ下駄でもおかしくありませんが、音がうるさいのと、アスファルトで歯が減ることなどからあまり使われなくなったようです。あえて言えば浴衣のときに履くくらいのものでしょうか。浴衣はごくざっかけない着物ですから、今でもやはり雪駄のようなよそ行きの履物に合わせるのは抵抗感がある人が多いようです。  下駄もよろしいが、値段がびっくりするほど高くなり、その上歯入れ、緒のすげかえなどのメンテナンスができなくなった現代の状況では、安くて簡単に買い替えられる雪駄や草履が主流になりつつあります。下駄が履かれないから状況がわるくなる、状況がわるくなるから下駄がはかれない、という悪循環です。  江戸後期から明治にかけての風俗としては、とくに都市部の庶民、職人、通人、などは下駄を主に履いていました。草履や雪駄は現代の革靴、下駄はスニーカーに近い感覚であるといえます。

Cave
質問者

お礼

ありがとうございます。 >あえて言えば浴衣のときに履くくらいのものでしょうか。 そういう変遷があるんですね~! >草履や雪駄は現代の革靴、下駄はスニーカーに近い感覚であるといえます。 そういう価値だったのは驚きです! 大変参考になりました。

  • maotarou
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回答No.3

 トイレ用の高下駄というものもありますよね。(モロに踏むの防止?)東京国立博物館所蔵の餓鬼草紙を参照してみて下さい。当時の風俗が分かって面白いです。

Cave
質問者

お礼

ありがとうございます。 興味深いですね、トイレ用もあるんですね! 大変参考になりました。

回答No.2

 たしか、(昔の)旧制高校の生徒は、学生服(=洋装)でも下駄はいてたんじゃないでしょうか、という特殊な例は、おいといて。  雨でぬかるんだ道を歩く時は、ぜったい草履より下駄が適しています。

Cave
質問者

お礼

ありがとうございます。 ぬかるみにはバッチリ効果がありますねー! 大変参考になりました。