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ピカソの絵がタイタニックと一緒に沈んだのですか?
ジェームズ・キャメロン監督の映画『タイタニック』を観ると、ローズ(ケイト・ウィンスレット)が船内にピカソの絵をたくさん積み込む場面がありましたが、ピカソの多くの絵がタイタニックと一緒に海に沈んでしまったということでしょうか? それは大変な損失ではないですか?
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あのシーンは120%フィクションですね。無論、監督のキャメロンも分かった上でやっている過剰演出だと思います。 つかアレが史実で、ピカソの絵がタイタニックと共に海に沈んでしまっていたら、そもそもそのピカソの絵自体が現代の我々の目に留まる事無く歴史の闇の中に消えていってしまった事になるので。映画を見ても、質問者はそれが「かの有名な巨匠ピカソの絵」だとは認識すら出来ず、ただの撮影用の変な抽象画にしか見えないはずです。 小ネタというかトリビアを言うと。タイタニック号遭難事故が起きた1912年当時は、ピカソはまだまだ駆け出しの無名の若造絵描きに過ぎず。当時の金持ちコレクター連中からは相手にされていませんでした(当時はまだ写実的なリアルな画風が好まれた時代)。なのであのシーンは、ローズ嬢が時代の先を見る目があったというヒロイン補正の描写ですね。 因みにピカソ以外にも他の有名所の近世現代画家の絵画作品が多数、劇中に登場してますが。言わずもがなで、それらの作品は全て今でも美術館などに現存しています。かなりいっぱい出て来ているので、探してみるのも面白いですよ。
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- AlexJenifer
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いいえ。 あの映画には実在の人物も登場していますが、主人公2人は架空の人物です。ジャックもローズも本当はいませんでした。だから、ローズが持ち込んでいたピカソの絵もタイタニック号には載せられてはいません。 映画に使われた中の1枚は「アヴィニョンの娘たち」という絵に似せて描かれた物。本物は現在はニューヨーク近代美術館にあります。キャメロンは本当はピカソの「レプリカ」を使いたがったそうですが、当然のごとく許可は下りなかったという話です。 乗客にはベンジャミン・グッゲンハイムその他の大金持ち・好事家もいたので、名画の何点かくらいは沈んだ可能性はあります。ピカソもローズがsomething Piccassoと言ってしまった程度の、無名の画家、そして後の作品ほど難解ではない絵を描いていた時代なので、誰かが買って持ち込んでいたかもしれませんね。