今思えば、突然の提案に彼女は困惑した(だけ)。そもそも親しくない間柄。普通以下のあなたから、いきなり話してみない?というあり得ない提案が来た。本当に最初はあり得ないと思った。そもそも自分に向けられる矛先の理由が分からない。何で私(それも何故今)?彼女的には謎が多い提案だった。だから一度は違和感という結論でゴメンと伝えた。でも・・・時間差でその違和感が消えてくると、あなたの行動が別の意味を持ち始めた。確かに普通以下の位置から、いきなり話さない?という提案には戸惑った。でも、逆に言えば、その位置から思い切って私と話したいと動いてきた行動力には感じるものがあった。彼女目線で言えば、あなたから見た私は、わざわざ話して「みたい」と思わせるものがあるのかも?あなたからの自己中な提案は最初は違和感として感じたけれど、時間差で一つの「評価」という爪痕を残した。もっと言えば、あなたの言葉選びも良かった。今度話さない?(遊ばない?)親しくも無いのに、馴れ馴れしい提案だったらきつかった。でも、あなたは「トライ」という姿勢で提案してきた。⇒話して「みない」?と。その言葉には、話してみても上手くいかない可能性も含まれている。そもそも親しくない。話題も無い。お互いを知らな過ぎて、接点探しが最初の険しいハードルになる。スムーズなコミュニケーションは想像し難い。あなたの提案は、スムーズじゃない事も織り込み済みの匂いを感じた。スムーズに行かないかもしれないけれど、それも「含めて」良かったら話してみないか?分かち合ってもらえないか?最初から上手く分かち合える前提の提案なら厳しいけれど、トライの姿勢で提示された謙虚な提案故に、彼女側の負担や不安感は案外少なかった。逆に何も知らない同士なのに、私と話してみたいというあなた側の動機が気になる。あなたの動機は片思いなんだけれど、彼女はざっくりと興味を持たれたと思っている。その距離から私に興味を持ってくる(くれた)珍生物=あなた。今はその位の感覚。彼女はあなたと期待しないで会うつもり。応じてくれる時点で期待したくなる気持ちも分かるけれど、彼女側は良くも悪くも淡白な姿勢であなたと向き合うつもり。そんな彼女側の平熱に戸惑わない為にも、あなたも自分自身の設定を低くして臨んだ方が良い。会話の主導権や会話の潤滑を持ち込むのは誘ったあなたの役目だけれど、気負っても上手くいかない。今は忙しいと少し先延ばしにされている。仮に会えるとしてもしばらく先になる。その時までに、誘った時の高温状態はクールダウンしておく。恋愛という言葉があなたの緊張を生むなら今は使わないでおく。相手を知っていく先に見えてくるのが恋愛だから。まずは、知らない相手を知る事。それ自体を楽しめる柔らかいあなたを大切にね☆