- 締切済み
何て名前のコバエ?
家に何か分からないコバエが湧きます。 特徴みたいなの •チョウバエ、キノコバエっぽくないのにコバエホイホイとかに引っかからない、巣の近くに置いても全く効果無い←これ一番の謎 •主に生ゴミに湧く •体は全身黒、ノミバエにちょっと似てる(と思う) •幼虫?は白くて細長くてちょっと糸が出せる、サナギ?は薄茶色 •仲間とくっついて飛んでることがある •場所は埼玉 一年前から一緒に暮らしてます 一応コバエが居なくなるスプレーが効いてる感じあってスプレーすると居なくなるんですけど効果切れるとすぐまた大量に湧きます これ何バエなんです?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- 4017B
- ベストアンサー率73% (1336/1814)
十中八九、ノミバエの仲間だと思います。ただノミバエにも種類がありまして…オオキモンノミバエ、フユイエノミバエ、コシアキノミバエ、クサビノミバエ~等々。他にも多数の種類に分かれていて、世界では4000種以上、日本国内だけでも100種以上が現在までに知られています。ですので画像などがあってもノミバエの種を同定する事はかなり困難ですので、ここでは一般的に住宅街などでも見られる普遍種だと仮定して話を進めます。 ノミバエの名前の由来は成虫のハエの後脚の太股部分が他のハエ類と比較して、まるで「ノミの様に太くなっている」ことから来ています。ですがノミバエ自体は特にぴょんぴょん飛び跳ねる様な事も無く、移動は専ら羽で飛び回ります。着地して歩く際にも飛び跳ねる事はありません。知識が無い人が見ると、よく一般知名度が高い「ショウジョウバエ」と誤認される事が多いコバエの代表格ですね。尚、コバエホホイ的な商品説明である「コバエ」とは、このノミバエとショウジョウバエとチョウバエを総称した言い方です。 で、種類が違えば好みも生態も異なります。市販されているコバエホホイ的な商品が主要捕獲ターゲットとしているのは、このコバエ三兄弟の中の「ショウジョウバエ」の1種類のみで、他の種類のコバエ仲間には全くと言ってよいほど効果がありません。この手の「コバエホホイ的商品」は「ショウジョウバエ専用」だと思ってください。どうしてそうなるかと言うと、ハエは種類によって主食がかなり異なっていて、自分好みじゃない食べ物には全く見向きもしないので。現在までにすべてのコバエに対して有効に機能する「誘引剤(コバエおびき寄せのための匂い)」が開発されてないからです。 - ショウジョウバエ →甘酸っぱい果実が発酵した匂いに敏感! - ノミバエ →植物や野菜クズが腐った生ゴミの匂いに敏感! - チョウバエ →水場の特に排水溝のドブの匂いに敏感! ~以上のような種によって引き寄せられる「好きな匂い」に大きな違いがあるため、仮にノミバエの横にコバエホホイ的商品を設置しても、彼らには全く響かないので無視されます。いわゆる殺虫剤はそういった個々の習性などには関係無く、純粋に「虫に対して有毒な成分」を吹き掛けるだけなので、コバエに限らず致死量を超えれば種に関係無く多くの虫や小動物を殺します。一応、最近の殺虫剤は、人やペットに害を与えない様に、ピレスロイド系と呼ばれる「節足動物に対してのみ絶大な有害効果を発揮して、それ以外の哺乳類には無害な成分」を主成分にした殺虫剤がメインになっています。 P.S. ざっとネット検索すれば「コバエ対策にはまず発生源となる~」みたいな記事ばかりですので、改めて言わずともお分かりかとは思いますが…。前述の様に「コバエには種類によって好みが異なる匂いがある」ので、対策もその種類によって変わって来ます。ノミバエの発生を防ぎたければ、彼らが「好む匂い」を無くすところから始めなければなりません。 この場合は「生ゴミから」と発生源が既に特定されていますので、後はその発生源の中から「特定の誘引剤となっているモノを取り除く」だけです。生ゴミの中に含まれる野菜クズ等の管理を徹底する事によって、その匂いに引き寄せられて来るノミバエ類の数を減少させる事が出来ます。 まあ実際には、完全に野菜クズ等の植物質系の廃棄物を出さない様にする事は不可能ですので…現実的な解決方法としては、野菜クズ等は別の容器などに分けてゴミの日に出す直前まで密閉保管する、或いは個別にビニル袋などに分別して匂いが外に漏れない様に口を固く縛って捨てる~等々ですかね。 P.P.S. 2匹のハエが繋がって飛んでいるのは、俗に言う「カップル飛行」とか「交尾飛行」とか呼ばれるヤツですね。ハエ以外でも、トンボとかチョウなどに見られる習性です。特にオスがようやく見付けて確保した繁殖相手を、他のオスに横取りされない様に(或いはメスが浮気しないように)、自分だけのモノにする様にガッチリと捕まえて置くための習性ですね。昆虫以外の動物でも、カエルの仲間なんかは似たような事をします(それが行き過ぎて捕まえたメスがオスに絞め殺される事もたまにあります)。