玉名女子高については知識を持ち合わせていません。が,当地にも衛生看護科(以後,看護科と略して記します)を持つ高等学校があります。その高校について報告します。おそらく同様だとおもいます。参考にしてください。
看護科を卒業しても准看護師の受験資格しか得られないので,さらに2年課程の専攻科に進学します。ですから5年生の高校と言ってよいでしょう。専攻科を終了すると(看護専門学校卒や看護大学卒と同様に)看護師の受験資格が得られます。
さて,質問の回答に移ります。
当地のその高校にも看護科以外の学科もあります。生徒の見た目や行動はだいぶ違います。看護科の生徒はしっかりしています。校則よりも,看護科での指導がものをいうようです。ですから,普通科よりはきちんとした指導があるという意味では厳しいです。でも無理難題ではありませんよ。
1年生から3年生まで各学年で期間は違いますが,病院での臨床実習があります。
臨床実習では,実際の患者さん(大人~高齢者)と触れ合うことになります。患者さんに信頼されるように,事前に看護科でしっかり指導します。茶髪ピアス長爪などは論外です。
実習の影響(教育効果)は大きいですよ。命と向き合っている患者さんから得られるものがあるのでしょう,実習期間が終わって学校に通うようになると(「学校に戻ってきた」と言っています)急に大人になったように見えます。たとえば,廊下はストレッチャーが通るところだという意識を持つようになり,廊下を広がっておしゃべりしながら歩くなどの行為も実習の後には見られなくなります。これには感心しました。また,人の話に真剣に耳を傾けるようになりましたね。