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蝶が蜘蛛の巣を避けれる理由

蝶が蜘蛛の巣を、まるで巣が見えているかのように、ヒラリ、フワリとかわしているのを見てびっくりしました。どうやって感知しているのか、見えているのか??? もちろん、樹木や草花にぶつかることなく蝶は飛んでいますから、なんらかのセンサーで障害物を感知しているというこおなのでしょうか? 蝶の集まるブッドレアの花と花の間に、絶妙の位置に蜘蛛の巣を張っていたのに、蝶、見事としか言いようがなかったです。 補足ですが、蝶は鱗粉があるので、蜘蛛の巣にぶつかっても弾く?というか絡まないそうですが、これも本当でしょうか?

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  • ベストアンサー
  • moritaroh
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回答No.1

哺乳類の中でもっとも多くの色を見分けることができるのは人間だと言われています。他の哺乳類では、例えば猫は、人と比べ1/6くらいの明るさでも物が見える特性がありますが、反面、色の識別は人ほど優れてはいません。犬の場合でも、視覚は人ほど発達しておらず、代わりにニオイにとても敏感です。 では、昆虫はどうなのでしょうか。 一般に、「色の識別」とは、光の波長の違いを区別できる、ということです。 昆虫がどのように色(光の波長)を見分けているのかは、まだ未解明な部分も多いようですが、最近の昆虫研究で、アゲハチョウは人よりもはるかに多くの光の波長の違いを識別しているようです。 つまり、人には見えない光の波長を感じとることができる、ということです。 紫外線や赤外線は人には見えませんが、おそらく、蝶には見えているのでしょう。ですから、蝶が見ている世界は、人よりも数多くの情報が溢れていて、蜘蛛の巣も上手に見分けられているのだと思います。 なお、蜘蛛の習性は、蜘蛛の巣に獲物が引っかかって動かなくなるのを待つのではなく、蜘蛛の巣に獲物が引っかかった振動を察知して獲物に襲いかかり、麻酔効果のある毒の牙で噛み付いて動けなくさせることが多いです。 蝶は鱗粉があるので、羽が蜘蛛の巣に少し触れるくらいなら引っかからないのですが、胴体部分が引っかかったり、衰えて体力がない状態で引っ掛かれば脱出に時間がかかり、蜘蛛の餌食になってしまいます。