この写真でははっきり分かりませんが、たぶん「定義さんのあぶらげ」か「はっと」のどちらかではないかと思います。
「定義さんのあぶらげ」とは、仙台の西の山中にある定義如来(極楽山 西方寺)の門前で売ってるあぶらげのことです。
本来は三角形でとても分厚く、独特の食べ応えで人気なのですが、普通のあぶらげに似た食べやすいバージョンも有り、そちらは鍋などの具材としても使われます。
「はっと」とは、前の方が言われたひっつみと同じものです。
一種のすいとんなのですが、基本的に汁物に入っていて、味が沁みるととても美味しくなります。
文章を読んだ感じでは、どちらかと言えば「はっと」のような印象を受けます。
ただ「はっと」は宮城県北部の料理なので、中部に位置する仙台だとちょっと違うかなと。それに「定義さんのあぶらげ」も良く煮込むと皮が有るのかないのか分からないようになったり、やたら柔らかくなったりしますので、違うとは言い切れないんですよね。
とりあえず、高い確率で上記のどちらかではないかと思います。
お礼
何か違うことを言われるたびにナルホドーと感心してしまう。ほんと無知っておもしろいです。日清製粉の小麦粉百科と言うページを見ると、「ひっつみは小麦粉の生地をちぎったものなのに対し、はっとは薄く紙状にのばしてゆでることが多い」、「ひっつみは汁料理のことを指しますが、はっとは小麦粉を練ったもののことを指すことが多く」と書いてあるので、実は同じ物の別の言い方でもあるようです。油揚げは水で砕けるということはないんじゃないでしょうか。