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ES9038PRO vs AK4499
- ES9038PRO、AK4499EQなどのハイエンドDACチップについて、それぞれの音質の特徴を教えてください。
- ハイエンドDACチップだけでなく、デジタル回路、アナログ回路の設計、使用する半導体パーツのグレード、電源、筐体、防振対策など、総合的な要素がオーディオ用DACの音質評価に影響するのでしょうか?
- 一方、普及価格帯のDACチップでも、デジタル回路、アナログ回路の設計、電源、使用する半導体のグレードなどが最終的な音質評価に影響することがあるのでしょうか?
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ESS9038Pro とAK4496でDACを組んでいます。AKはピュアで繊細な音がします、一方ESS9038Proは迫力が深みのある音になります、まあ方4チェンネルを1チャンネルに集めて、8チャンネル出力をステレオにして出力するのですから実際パワーがあります。 尚AKの方はXU208(8CPU)ベースクロック22MHz、ESSの方はXU216(16CPU)ベースクロック48MHzで12AX7(RCA)のヘッドアンプにアナログデバイスの高性能オペアンプ(ワンチップ1万円で日本国内では買えない)、抵抗はビンテージですが全てアーレンブラッドレー、コンデンサーはビシェイ・スプラーグ、トランスはトロイダル、配線はビンテージでウエスタンの黒エナメル絹巻、筐体は3mm厚みのアルミ板を加工して、部分的にアモルファス板で磁気シールドして作っています。 結果的にはESSの方が好みの音です、まあ高価な部品は殆どそちらに使っていますし、尚ESSの方は高性能OPアンプで自作のビンテージスピーカーを直接駆動しています、アンプの特性は10Hzから300MHzですが、フィルターで100KHzにカットしています、通常のアンプだとフェーズシフトが数キロHzですがこのアンプは1MHzで、出力は10W(ピーク16W)が最低歪(元々計測器の基準器のためのものなので)でスピーカーは50年前のサンスイJBLの20Cmスコーカー、音圧105dBアルニコ磁性体、ボックスに入れたので108dB位はあると思います(おそらく映画館用)。から2Wもあれば爆音です(110dBの音圧になりますから) 尚真空管のヒーターは1本1本定電流駆動、電源トランスはトロイダルで300Wのもの、その状態で言えば、非常に深みのある音です、 尚PC側はCore i9 9900K、RAM64GB、M.2SSD512GB、SATASSD512GB(音楽バッファー用でハイエンド曲の聞きたい曲をHDDからSSDに移動して聞くためのものです)、HDD16TB、GTX1070、でFoober2000をASIO2でUSB接続で渡しています、テストに使用した音源はDSD512のスタジオ生録、PCM768KHz/32Bitです3分程度で10GB近くある(ヨーロッパのサイトで頂きました)ので、PCのスペックはハイエンドでないと無理だしDDCの部分もXU216(16CPU)でないと間に合いません。 現実的にはDSD128,PCM192KHz/24Bitでも私の耳には十分に思いました(但し同じ楽曲でも演奏者と録音機材でかなり音が変わるので)満足できない物もあります、それに記録容量がめちゃくちゃ必要なのと音源が少なく高価なので、一般的なハイレゾ音源の方が良いです。 なおES9038PROでなくES9038Q2M(2チャンネルのモバイル用)でも十分に思えますし最近出たES9068でも良いのでは? いくら音が良くても音源がほぼ無いに等しいとがHDDが数十TB必要とかだと単なるベンチマークみたいなものでしか無い、それとDACだけハイエンドにしても全く意味がないのとDAC以前の性能と以降のアナログ性能がハイエンドでないと、比較すら出来ないというこtが解りました、結局、沢山の曲が聞きたいので、無駄な投資かな?? 長々と書きましたが、XU208とES9068でアナログ部分を良いものにするのが適正かと思います。 そもそもDACの音はベースクロックで全然変わります、アンティロープの150万の原子時計を使うだけでスタジオ機材のDSD64のDACでも私のより良かったです。つまり500万位かければハイエンドDACの性能は出せますし、PC側の性能やソフトでも音は変わります。
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- HAL2(@HALTWO)
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うわぁ凄く大変な御質問をされてきましたねぇ(^^;)。 大晦日で寝る気がしないので DAC について細かく書き始めたら軽く 1 万字を超えてしまい、4 千字制限のここに記述できるものではなくなってしまいました(汗)。 そこで、思いっきり簡潔に回答します(^^;)。……それでも 4 千字一杯だ(汗) >またDACチップだけが上位モデルであっても、……総合的な面も勘案してこそ、オーディオ用DACとしての音質評価ができると考えて宜しいか? その通りです。 だから昔から Audio System を組むにあたっては各々の機器価格 Balance をどう勘案するかが悩みどころになるもので、一部の機器だけを突出した性能や価格のものにしても他が対応し切れず、金を掛けた機器の本領を発揮できないものになってしまいます。 現在の私の System も解像度などといった要求は長年愛用して信頼している Headphone と Headphone Amp' に一任し、Speaker から出す音には心地好い音で空間を満たしてくれさえすれば良いと小出力低性能の 3 極 / 5 極複合小型真空管 1 発 (Stereo で計 2 本) の Kit Amp' と中華 D 級 Amp' で Car Stereo や Radio にしか使われていないような安価な 3inch Full Range Speaker Unit に 10inch Super Woofer を加えた自作 Speaker を駆動する System になっています。 以前のように真空管を取り替えて音色の違いを楽しむ事ができなくなったので DAC 機を切り替えて音色の違いを愉しめるよう、DAC 機群に資金の大半を注ぎ込んでいますが、DAC 機の違いが判る音を出せるのは Headphone Monitor System だけという Unbalance な System になっています(笑)。 >普及価格帯のDACチップであっても、デジタル、アナログ回路の設計、電源、使用半導体のグレード等で、最終的に音質の評価が高くなるケースもあるのですか? その通りです。 私が常用している USB 接続 DAC 内蔵 Headphone Amp' と Headphone などは正にその典型的な製品で、Headphone は各部品を単体で購入できるので心置きなく毎年某かの部品を入れ替えていますが、Headphone Amp' の方は既に販売を終了してしまったので、程度の良い中古機を予備機として購入、保管しています。 1 万字を超えて回答を諦めた DAC の音をかいつまんで記しますと…… 私は PHILIPS TDA1541AS1 と SAA7221、SAA7350、TIBB (Texas Instruments Burr Brown) PCM1704 と PCM1792 及び PCM2702、ESS ES9018 DAC 機しか所有した事が無く、その他は購入はしなかったものの興味津々で聴きまくった BB (Burr Brown) PCM56、PHILIPS SAA7221〜7350、CLCS (Cirrus Logics Crystal Semiconductor) CS4398 だけしか感想は述べられません。 TIBB PCM1704 は巷で神格化(笑) されるような高性能 DAC だとは思いません。 私は最近再び手に入れた事からもはや四半世紀を超える PHILIPS TDA1541AS1 Fan なので(笑) 24bit 型とは言え 16bit の TFA1541 に勝る精度を得ているとは思えない PCM1704 には 5 年近く愛用した User と言えども最高の DAC とは感じていません(^^;)。 PCM1704 を 2 基用いて 4DAC 構成とした DENON DVD5000 の中身は純銅鍍金された筐体内部全体を覆う大型基板一杯にびっしりと素子群が埋め尽くされており、2 基の PCM1704 Chip 周辺にも De-coupling Condenser やら LPF (Low Pass Filter) を構成する CR (Condenser/Resister) 素子のみならず DENON 独自の AL24 Processing PGA (Programmable Gate Array) や DAI (Digital Audio Interface) Chip、Clock Generator 等々があって「そりゃあ純銅鍍金 Ground Shield しなければ高周波電波漏洩で大変な事になるだろうなぁ」と思ったものです。 音は PCM56 以来の Multi Bit DAC そのものといった感じで、大 Level 領域は Peak Level 付近まで音の輪郭がブレずに小気味よく立ち上がるものの、小 Level や微細な Level 変化の部分では音の粒が踊って弾けるように大気に溶け込んでいく独特の残響感があって、細かいところまで高い解像度で再現するというよりも独特の残響感で美しく消えていく演出が感じられる音なのですが、この残響感の演出は PHILIPS DFA1000 (MARANTZ PM99SE) の PHILIPS TDA1541A を ELNA Metal De-coupling Condenser を介して MARANTZ 初期の HDAM Analog Amp' で作り出す音色の方が好みで、DENON DVD5000 は中古で購入して電源 Condenser を入れ替えて貰うと共に再調整してもらった McIntosh C34V の 5 素子 Tone Controller と Compander で曲毎に音作りしていました。 TIBB PCM1794A は私が常用 DAC 機にしている STYLE AUDIO CARAT TOPAZ Signature に用いられている TIBB PCM1792A DAC の進化形で基本的な内部回路は同じだと思うのですが、上位 6bit を 63 基の Discreet Pulse Generator とし、下位 18bit を Stage 当たり 6bit 精度の DEM 連結 3 Stage Single Bit DAC とする Hybrid 構成とする事により、Single Bit DAC の欠点であった多 Clock の Pulse 合成による Peak Level 付近での立ち上がりがモヤッとする音色を 1 Clock で立ち上げて解消しており、昔の PHILIPS SAA Series Single Bit DAC のような高域に向かうほど Soft を通り越して Mellow なほどに音色が甘くなることなど全くなく、大音量の高域まで高速で立ち上がるので¥100 Shop で買った金属製と陶器製及び Glass 製風鈴の音を録音したものを再生させて 3 種の材質の違いを明確に描き分ける能力を持っています。……これは MARANTZ CD80 や CD95 ではできず、DFA1000 (PM99SE) でやっとできた事なので、極めて優秀な DAC なのだろうと思っています。 CS4398 は所有したことはないのですが、TDA1541AS1 DAC 機が手に入らなくなって PCM1704 の DENON DVD5000 で妥協するまでの間に何度も気になって試聴に行った事から安価な CS4392 機から Top End の CS4398 機まで聴き込んでおり、CD43918 はその CS4398 の後継 Chip だろうと思います。 音は PHILIPS SAA Series の欠点だった高域の Mellow 感が払拭されて大 Level の高域でも明るく明快な音像の輪郭を形作るものの、その明快さの大部分は MARANTZ 社の HDAM Analog 部で補償されているように感じました。 また、Peak Level 付近の立ち上がりでは PCM1704 機よりもモヤッとする感覚があって、その原因は PCM1792 機を愛用するまで謎でした(^^;)。 でもこのモヤッとし立ち上がりは Headphone でなければ気付かない Level のものですので、Speaker 再生では先ず判らないと思います。 ES9038PRO は聴いた事がないのですが、ES9018 ならば STAX SRM-D10 を持っていますのでこれと似ているかも知れませんね。 Full ΔΣ Process の Bit Width Single Bit 型式の DAC 動作原理は未だに難解で理解し切れないのですが、 STAX SRM-D10 の Analog Line 入力に他 DAC 機からの Line 出力を入れて聴き較べる限り、呆れるほど精緻な音がします(^^;)。 私は多少荒くても力強い TDA1541AS1 の音が御気に入りなのですが、小 Level から Peak Level に至るまで滑らかで破綻がなく、それでいて甘い音でもなく、高域まで精緻に感じられるのがちょっと悔しい思いがします(笑)。 敢えて嫌味を言えば艶気が乏しく萌えない(笑)……ので、心躍る事を期待せず、顰めっ面して一音一音の立ち上がりから余韻は消えるまでの音色変化を聴き込む箏曲や Ethnic 系の曲を聴く時の DAC にしています(^^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)/
お礼
非常にお詳しいですね。DACが全ての音色を決める訳ではないが、それでも最上位のDACチップを搭載しているという謳い文句は、セールス上、売り上げを左右するファクターでしょうね。PCM1704は大昔、評判でしたよね。PCM1792Aを搭載したネットワークオーディオプレイヤーやDAPを所持していた事もありましたが、クールなイメージで、繊細な感じでしたが、音の厚みは不足していたかな という感じです。ESSは高解像度、AKMは解像度は高いが SN比も高く、音に厚みがありそうな感じです。 ご解説ありがとうとざいました。アナログ回路の作りや オペアンプ、コンデンサーの質によっても音が変わるので これまた、オーディオの世界は難しいなと感じました。
>総合的な面も勘案してこそ、 ご質問の回答になってないので、不快でしたら無視してください 解像感をお求めでしたら、DACだけでなく総合的視点からOSも見直す必要あるかもしれません LINUXがおすすめです
補足
Linuxの音質が良い事は知ってますよ。 しかし、Linuxを使う術もありません。 Windowsに慣れきっています。音質の悪いOSですが 普及率を考えれば、仕方がありません。 OSの違いを問うている訳じゃないのですよ。
お礼
Foober2000をお使いですか。 TuneBrowserというRAMDECODE、アップサンプリング、 WASAPI、ASIO対応有償ソフト(3千円くらい)を私は愛用しておりますが、Foobar2000よりは音質が良いと思います。 独自のオーディオエンジンを搭載しているそうです。 もっと評判なのは、HQPLAYPERというアプリですが、数万します。 プレイリストを簡単に作成できる、作者が逐一ソフトを改善しているという面では、TuneBrowserをお薦めしておきます。音楽ファイル再生時に、ちょっとした描画の遊び心もあり、楽しいソフトですよ。 世間ではあまり知られていないアプリですが・・・。