基本的に、文鳥の巣引きは秋からなので、専門家なら8月下旬から産卵させます。
普通なら、産卵は9~10月頃になるので、もしかしたら、敬老の日までに、雛は手に入らないかもしれません。
抱卵から、雛の誕生まで、20日ぐらいかかりますし、これに産卵開始からの日にちも入れますと、産卵開始からだいたい23~25日、雛がかえるのにかかります。
さらに、雛を親から取り上げるまで、早くても生後15日から20日までにとりあげますので、産卵開始から40日ぐらいはかかるからです。
インコ類は、種類を指定すれば雛を取り寄せることは可能なのですが、餌がセキセイに比べ難しく、初心者には向きません。
さらに、雛をこちらで選ぶことが出来ませんので、これがお勧めできない一番の理由です。
参考までに、文鳥やセキセイのいい雛の見分け方も、お教えします。
羽毛や翼が生えてくる前は、とげのような筒状のものが生えてきます。
この、筒状のものから、その後、羽毛や翼が生えてきます。
たくさん(たくさんの中から選ぶのが一番です)の雛鳥の中から、あまり羽毛が生えそろっていない割に、体の大きな個体を選びます。
手のひらにのせると、小さいながらに、ずっしりと重みを感じます。
反対に、羽毛が生えている割に、体の小さな雛は、大人になっても小柄なままです。
ついでにお尻の穴も、観察しましょう。
健康な雛鳥のウンチは、すぐ体から離れるので、お尻の穴が汚れることはありません。
このようにチェックを入れて、雛を選ぶのですが、ここでもう一つ、大事な事があります。
雛鳥は、最低でも2羽、出来れば3羽以上、購入しましょう。(参考までに、文鳥やセキセイの一腹の雛の数は、4~7羽ぐらいです。)
理由は、親鳥がいないので、数が少ないと体が冷えてしまうことと、数が少ないと確実に餌の食いが悪くなるからです。
昼間に良く観察しておいて、選んでおき、出来れば引き取るのは、その日最後の餌をもらっておなかがいっぱいの時にしましょう。
このとき、間違いなく、昼間選んだ雛であることを確認するのは、言うまでもありません。
こうしておけば、雛たちはその日は眠るだけになって、餌を与える必要がありませんし、翌朝になれば、お腹がペコペコで、違う人から餌をもらうのに抵抗がなくなります。
こうして大きくなった雛鳥達も、翌年のトヤ(羽毛の生え変わりの時期)が来て、オスどうしだと、一つのカゴに入れておくと、寄ると触ると激しい喧嘩を始めるようになります、
そこで、別に飼わないといけなくなります。
おまけに、秋生まれの雛には、何故かオスが多い、とのこと(もともと、どうも文鳥は、人間みたいに男女比が1対1ではなく、どうもオスが多いようです)ですので、先のことを考えておかなくてはなりません。
ここら辺が、ジュウシマツとは違うところです。
いい小鳥がみつかるといいですね。
お礼
ご丁寧なアドバイス、とっても嬉しいです。結構高いんですね。私の飼っていた頃の二倍くらいかな。ここは都会です。以前購入したことのある店にいって見ます。手乗りにできたほうがやっぱり母も楽しいかな。手乗りは、文鳥かインコぐらいしか知らないですが、他の鳥はあまり雛では見かけないですものね。