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透明人間 ただし敵を!
透明人間あるいは物を透明にする技術はどちらかといえばSFの世界の話ですが最近は光学迷彩とやらで現実の軍事技術として開発が進んでいる、などという話も聞きます。そこで質問ですがこれまでSF小説・漫画・アニメ・映画・テレビドラマ等で敵を透明にしてなんらかの成果を上げるという話がありましたら教えて下さい。たとえば敵の要人を透明にすれば簡単に誘拐できるし、一般民間人を虐殺してもそれを透明にすれば隠ぺい可能です。そんな味方以外の人・物を透明にする話はないでしょうか。当方はいまのところひとつも見てません。お願いします。
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「Watch Dogs レギオン」というプレステのゲームで 気絶させた敵を透明化して、巡回に見つかって警報を鳴らされる のを防ぐというのはありますね。
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- HAL2(@HALTWO)
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透明 (Transparency) ではなく、Illusion (幻影、錯覚) で敵を騙して成果を上げるというものならば実際に沢山ありました。 日本でも古くは「豊臣秀吉の一夜城」というのがありましたよね。 墨俣城とか石垣山城とか、逆に秀吉が騙された益富城とか……。 壮大な Illusion としては第二次世界大戦中の英国軍で Archibald P Wavell 元帥 (伯爵) が大将時代に組織した A Force (別名 Magic Gang) の中心人物であった Jasper Maskelyne が有名です。 彼は元々奇術師だったのですが、その技術が戦争に利用できる事を証明するために Thames 川にて模型と鏡を使って独軍艦の Illusion を作って見せたそうですが、現代の科学技術では Laser 3D で空中に Illusion を作り出せるようになりましたね。 Magic Gang 達は Suez 運河を隠蔽して Alexandria 市の Illusion を作り出す事によって「砂漠の狐」と呼ばれた独 Rommel 将軍を騙して第二次 El Alamein 会戦での英国軍に勝利をもたらしています。 興味があれば Jasper Maskelyne、El Alamein 会戦を検索してみてください。 「透明に見せる」というものも奇術にはたくさんあるものです。 箱の中に鏡を仕込んで、箱に入った女性が消えたり、空っぽに見えた箱から女性が出てきたりといった奇術は沢山ありますよね。 光学迷彩も本当は「透明」なのではなく、周囲と見分けが付かない Camouflage と鏡を組み合わせたもので、Radar 波を発生源に反射させない Stealth とは違います。……光波を観測者に反射させないようにするとそこだけ真っ黒になってしまいますしね。 敵を透明にしても Demerit だらけで何の Merit もないでしょう。 敵を処理する直前まで、敵からはこちらが透明になるようにした方が遙かに有利です。 しかし、実際には上記のように「透明にする」のではなく「透明に見せる」或いは「周囲に溶け込んで発見されないようにする」わけですね。……まぁ Sniper の Camouflage は昔から当たり前の秘術ですが……。 ……なので「敵を透明にする」なんて何の Merit もないネタで台本を作る事はまずないだろうと思いますよ。 https://wired.jp/2015/02/03/hidden-snipers/
お礼
なるほどIllusion (幻影、錯覚) ですか。透明人間とかの技術も広くそのような軍事思想・戦略・戦術の一分野として考えられるということですね。小説とかのお話しではなくまじめに考えれば確かにそうなります。透明人間は戦術として味方を透明にするのが敵に近づくかなり有効な手段として考えられるわけで、敵を透明にするなど実際の戦闘方法としては無意味なわけですね。つまり敵に近づく方法をまず考えて実際に敵を打ち倒せということ。敵の要人を誘拐をするためにその要人を透明人間にするのも有効かもしれないがその要人に近づく方法をまず考えろ、いうこと。確かにそうです。そのためにまず味方が透明人間になればいいんです。当方の見当違いの思いつきを指摘していただきましてありがとうございました。SFもいいけれど現実の戦争の常識をよく勉強しないといけないです。もちろん当方のことです。
お礼
小説や映画とかではなくプレステにありましたか。なるほど同じこと考える人いるんですね。「Watch Dogs レギオン」については当方なにも知りません。プレステ世代ではないのです。それだけにこのご回答はとても貴重です。ありがとうございました。