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ギター王チェット・アトキンスを偲んで
昨日の新聞で先月末のチェット・アトキンスの訃報を知りました。RCAレコードの要職にありながら若手の発掘や、伝説の人になっていたレス・ポールに再び光りをあてグラミー賞を二人で受賞したりと、面識もないのに人柄が伝わってくるような人でした。 若い時はエルヴィスのサポートをし、またジョージ・ハリソン等のミュージシャンにも尊敬されて、音楽界に於いて中心的な活躍をされました。 かれの名前は知らずとも、多くの人が彼の職人芸とも言うべきギャロッピング奏法は何度も耳にした筈です。例えばNHKのラジオの正午頃やっていた番組のテーマ曲とか、SMAP×SMAPのビストロ・コーナーで効果的に使われたBGMなど様々の場面で彼の音楽は使用されて番組の落ち着いた雰囲気を醸し出していました。 そこで彼を偲んで、彼の演奏であなたが最も好きな演奏、アルバムを教えて下さい。言い出しっぺの私のベストは、比較的新しいもので、トミー・エマヌエルとの競演のアルバム「Day Finger Pickers Took Over The World」の中の2曲目「to“B”or not to“B”」です。これがSMAP×SMAPに使われたものですが、1曲目のお馴染み「ボルサリーノ」も名演です。 http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=289286
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私も比較的新しめの録音ですが、'78年のレス・ポールとの共演アルバムの2作目、『Guitar Monsters』から「It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing」。1作目ともども曲の出来にムラの多いアルバムですが、でもこのヴァージョンは好きでよく聴いてました。名人と達人の共演でしたねぇ。 ジェリー・リードとの共演アルバム、『Me & Chet』の「Jerry's Breakdown」なんかも大好きなんですが、これはちょっとジェリーに食われ気味(^^;)。 心よりご冥福をお祈りする次第です。 ※これはお薦めとはちょっと違うので「自信」欄はいつもと変えました。
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回答ではないですが、ある程度は予想していたとはいえ、チェットに関する反応がこう少ないと、やはり淋しいですねぇ・・・。決してこれ見よがしのプレイをするわけでもなく、でも少しでもギターを手にした人間であれば、それがどんなに正確無比なテクニックを要するものであるかが分かる、本当に凄いギタリストでした。ジェフ・べックのインタビューで、「ある日、チェット・アトキンスのあのギター・プレイが、1人で演奏されているということ、しかもそれがオーヴァーダブとかじゃなくというのを知って、本当に驚いた」と語っているのがありましたが、よく分かりますよね。 以下はチェット自身がかつて語ったことです。nakaGさんがこの質問をしてくれたことに、チェットの1ファンとして心よりお礼申し上げます。 "Years from now, after I'm gone someone will listen to what I've done and know I was here. They may not know or care who I was, but they'll hear my guitars speaking for me."~Chet Atkins
お礼
benjaminさん、ありがとうございます。同感です。彼のギターを聞くと、音が割れたり、詰まったりするのはギタリストとしては恥じること、プロとしてはあってはならないことを教えてくれる気がします。 すこし前に、ブルー・ノートで米国のギタリストが日本の湿度を考慮していなかったようで、ライヴの1/3を、割れっぱなしの音で通していましたが、チェットなら、そんな事をしないだろうと思いましたね。 #2の方が仰ったように、これは「記帳」です。参列者は、まだ少ないようですので、しばらく開けておきます。これ以降はベストだけでなく、チェットの思い出を語るものも待ちたいと思います。 チェットの発言のメモありがとうございます。本当に誠実な人ですね。
私、最近benjaminさんにご推薦頂き、CHET ATKINS&MERLE TRAVIS"THE ATKINS-TRAVIS TARVELING SHOW"を購入し、現在聴いておるところです。また、元々マ-ク・ノップラ-を好きでしたのでついでに、と言うか私には必然的に(笑)二人の共演作"NECK AND NECK"も買いました。 未だほんとに魅力が判るほど聴きこんでいませんが、その折も折、私も新聞で訃報を見、残念でなりません。また他の作品も購入したいと思います。まだまだカジった程度の私ですが、私も彼のご冥福を祈らさせて頂きます。 で、全く回答になっていませんが御許しください。「記帳」に取り急ぎ参った次第です(笑)。
お礼
ちょっと出かけていて、お礼が遅くなって申し訳ありません。 “アンクル”トラヴィスとの共演にもレス・ポールに示した大先輩への真面目な敬意と同様のものを感じます。この礼儀正しさが彼の魅力ですね。 そうです、これは「記帳」です。意を理解していただき、ありがとうございます。
お礼
早速の回答ありがとうございました。そうですね、グラミーアルバムより2作目の方が出来が良いですね。伝説の巨人に対するアトキンスの尽きぬ敬愛が感じられ、もっぱらレス・ポールの引きたてにまわっているのが、彼らしいところですね。リラックスの中にも透明な緊張感を感じさせます。 ジェリーとの競演も、食われていると言うより、引きたてていると言う気がします。 おとなですね。