補足していただき，ありがとうございます。
また，アドバイスがかなり長くなってしまったことをお詫びします。
まず，先に，I_do_love_soccerさんの髪の毛の状態を説明しますね。
癖毛（「縮毛」とも言います）は，大半の人の場合，髪の毛の中身が詰まっていない状態といえます。
また，猫っ毛は，髪の毛の中身が詰まっていないこともそうですが，髪の毛の表面にあるキューティクルが弱っている状態といえます。（考えてみますと，ストレートで猫っ毛という人は，私は見たことがないです）
つまり，どちらの場合も，髪の毛に栄養が不足している状態といえるのです。
そこで，補足していただいた内容ですが，そのうち，好き嫌い，食事の好み，食事の開始時刻，ダイエット，ストレスが髪の毛に栄養を届けることに関係した補足要求でした。
そして，この中で原因として引っかかるのは，ストレスですね。
「多すぎるので、次のストレスが押し寄せることにより現在のストレスが押し流され、解消される」のは，髪の毛にとって，あまり，よくない状態です。
う～ん，髪の毛だけではないかもしれません。
ストレスを受けますと，緊張が高まり，そのため，体中の血管が収縮してしまいます。
これは，ストレスが解消されるまでの間，ずっと続いてしまう現象です。
動脈や静脈のように太い血管は，潰れてしまうことはほとんどありませんが，体の各場所に栄養等を供給している毛細血管は，細くて柔らかいため，潰れたようになってしまい，ほとんど血流がなくなってしまうこともあるくらいです。
実は，ひとつのストレスを解消しないままにしている場合や，同じストレスを何回も何回も受けている状態ですと，「慣れ」が出てくるため，完全にとはいかないまでも，ある程度，血管は元の状態に戻ってくれます。
しかし，「多すぎるので、次のストレスが押し寄せることにより現在のストレスが押し流され、解消される」という状態は，次のストレスが新たな刺激となり，毛細血管は，さらに収縮しようとしてしまうのです。
ということで，I_do_love_soccerさんの場合は，精神的にはストレスが解消されたように感じることもあるかもしれませんが，肉体的には，まったくストレスが解消されていない状態にあるといえると思います。
髪の毛に栄養等を届けているのも毛細血管です。
ですから，少なくとも睡眠中の数時間以外は，髪の毛に栄養等が供給されていない状態にあるのかもしれませんね。
ただ，ストレスについては，髪の毛だけの問題ではないのです。
毛細血管が収縮してしまうのは，何も，髪の毛に来ている毛細血管だけではないのです。
筋肉，皮膚，脳，内臓，いろいろな場所に毛細血管は存在しているのです。
そのため，肌荒れが起きたり，思考能力が落ちたり，イライラしたり，疲れやすくなっていたりなどという現象が起きていまいます。
その中で，特に問題になる場所は，髪の毛よりも，小腸だと考えています。
小腸という場所は，栄養を吸収しています。
もちろん，小腸の周りに来ているのは，毛細血管です。
小腸が吸収した栄養は，必ず，栄養等を運んでいる血液に引き渡されるのですが，もし，ここの毛細血管が収縮してしまいますと，その場所から栄養等を運んでいる血液がいなくなってしまうのですから，小腸が吸収した栄養の引き渡す相手がいないということになるのです。
これでは，髪の毛に栄養等を供給する以前の話になってしまいますよね？
もう一つ，ストレスを受けることで問題があるとしますと，それは，体外へと分泌するものが増加してしまうということです。
そのうち，特に問題になるのは，食べたものを消化する消化酵素の増加でしょう。
その中でも，特に，胃液は強烈です。
ストレスを受けますと，胃液の分泌が多くなり，食べ物等がありませんと，胃液は胃壁を溶かしだしてしまいます。
しかも，胃に来ている毛細血管が収縮しているのですから，胃壁の修復もままならなくなってしまうようです。
そのため，ストレスが原因で，胃潰瘍になるといわれているのです。
もちろん，そこまでいかない場合も多いと思いますが，それでも，胃は弱ってしまいます。
胃弱状態になりますと，胃での消化が充分になりませんので，消化によって出来る栄養の量が少なくなってしまうと考えることが出来ます。
と，なりますと，どうしても，食べ物としては栄養バランスもその量も充分だとしても，体内に入る栄養の量が不充分になってしまうこともあると考えられます。
実は，栄養等は，どの場所にも均等に配分されているのではありません。
まず，生命維持に必要な場所，それも，特に大切な場所から順番に配分されています。
そのため，生命維持に必要ではない髪の毛には，他の場所に配分し終わった残りカスがまわってきているのです。
ですから，ストレスなどによって，栄養の吸収効率が低下してしまうようなことがありますと，また，大怪我や大病などをしたときもそうですが，その後の影響は，まず，髪の毛に出てくるのです。
では，食べる量を増やせば良いのかというと，これは限界があるので，難しい相談となってしまいます。
ということは，やはり，ストレスは解消するべきだといえると思います。
たぶん，一番良い方法は，職場を変えてしまうことかもしれません。
といっても，これが一番難しい方法であることは，私も充分理解しているつもりです。
ですから，まずは，公私の区別をはっきりすることだと思います。
特に，昼休みと終業後は，仕事のことは忘れてしまうことだと思います。
また，終業後のみではありますが，適量までの飲酒は，血管を拡張する作用がありますので，夕食前に食前酒を飲むなどしてみてはいかがでしょう。
ちなみに，一般的な飲酒の適量は，「2500×アルコール度数」で求めることが出来ますよ。
もっとも，アルコールはまったくダメという人もいますので，その場合は，アルコール即ストレスになりますから，絶対に避けてくださいね。
あと，昼休みに，食事を摂る以外に時間が作れるのでしたら，軽い散歩や15～30分程度の昼寝もお勧めですよ。
補足していただいた中で，性別と年代は，髪の毛の太さの判断材料となります。
というのは，申し訳ないですが，「私の髪質は極細で」というのが，どうしても信じられなかったからです。
もし，それが本当でしたら，すでに，頭皮が見え隠れている状態でなければならないからです。
しかし，このことについては書かれていないので，疑ってみたというわけです。
実は，一般的には，男性よりも女性の髪の毛の方が細く思われていますが，これ，逆なのです。
男性よりも女性の方が，髪の毛は太くて硬いのですよ。
もっとも，髪の毛を比較する際には，同性同士で比較しやすいですから，女性としては，細いと想像しています。
また，たいていの人がそうであるように，柔らかく，腰のない髪の毛のために，猫っ毛の人は，自分の髪の毛が細いと感じているようです。
針金だって，太いものは硬く，細いものは柔らかいですからね。
こういうように，髪の毛以外のものと比較しての感覚なのでしょう。
ですから，気持ちはわかるのですが，勘違いされていることも結構多いのですよ。
ということで，I_do_love_soccerさんは，女性としては髪の毛が細めかもしれませんが，極細とまではいかないと思われますので，一応，今のところは安心してください。
ちなみに，髪の毛の量が非常に多いということは，実は，まず，あり得ないのです。
日本人の髪の毛は，だいたい105,000本です。
このくらいの本数になりますと，10,000本くらい（1割り増し）以上多くありませんと，「髪の毛が多い」とは言えません。
ましてや，非常に多いとなりますと，さらに10,000本くらい（2割り増し）以上多くないと言えないかもしれません。
ですから，I_do_love_soccerさんの場合は，髪の毛が生えている「面積」が小さいめなのだと思いますよ。
頭の大きさ，少し小さめではありませんか？
たぶん，そうだと想像しています。
ドライヤーについてと，頭皮の乾燥については，マイナスイオンが原因で，猫っ毛になり，かつ，髪の毛の中身が外に出ていってしまっている状態になっているのではないかと考えたからですが，マイナスイオンは出ていないとのことですから，この心配は無用ですね。
ただ，癖毛や猫っ毛に関係はないように感じていますが，「シャンプー後：ドライヤー使用せず」と書かれたのが，気になります。
雑菌が繁殖する条件は，水分と餌と温度があることです。
頭皮では，温度は体温ですし，餌は皮脂ですので，これをカットしてしまいことは出来ません。
また，実は，タオルドライだけでは，頭皮の水分を完全に吸収し尽くすことは不可能です。
ということは，I_do_love_soccerさんの頭皮は，体温によって水分が乾燥しきってしまうまでの間，雑菌が繁殖し続けているといえると思われます。（無菌室の中で生活していれば，別ですが・・・）
もちろん，雑菌といっても，いろいろとあります。
しかし，雑菌が繁殖することで，毒素の量が増えてしまい，頭皮が弱ってしまうことも，可能性としてないとは言えないのです。
「健康な髪の毛は，健康な体に生える」と言われています。
ですから，髪の毛が生える土台となる頭皮が弱ってしまいますと，髪の毛も弱ってしまう，つまり，髪の毛の中身が充分詰まっていない，また，キューティクルが充分育っていない髪の毛になってしまう可能性があると言えるかもしれません。
まぁ，そうでなくても，雑菌が繁殖して，頭皮が弱ってしまうのは，芳しい状態ではありませんので，頭皮まできちんと乾燥させることを望みますよ。
なお，ショートヘアですので，なりにくいのだと思いますが，頭皮がきちんと乾燥していませんと，寝癖がつきやすいですよ。
補足していただいた起床時刻については，毎朝とのことですから，問題はありませんね。
ちなみに，起床時刻は，1日の生活リズムの基点となる時刻です。
そのため，これがバラバラですと，生活リズムが整わないため，栄養の吸収にも影響を与えますし，また，体の修復と生育にも影響を与えてしまうと考えています。
ただ，睡眠時間が書かれていませんので，これは，就寝時刻がバラバラなのではないかと想像しています。
もし，そうでしたら，体の修復と生育（年代からいって，生育はほとんど髪の毛のことになると思われます）に大きな影響を与えていると考えることが出来ます。
というのは，就寝時刻にばらつきがありますと，体の修復と生育の準備が遅くなってしまうと考えられるからです。
そして，睡眠はストリス解消にも役立つ行為ですので，この準備も遅れてしまうと考えられるのです。
ということで，毎日，同じ時刻に就寝する癖をつけてみてはいかがでしょう。
出来ましたら，起床時刻の6時間半前，8時間前，9時間半前のいずれかには，毎日，就寝出来ると良いのですが・・・。
最後の，頭皮の中をくねる髪の毛ですが，これは，ひとつには，栄養状態を知るひとつの指標になるからです。
また，そうなっていますと，頭皮の中をくねることで，髪の毛に癖がついてしまうからでもあります。
ただ，ストレスが解消されていない状態だということから，弱っている髪の毛でも，簡単に頭皮を破れますので，指標にはならなくなっているものと考えて良いと思われます。
さて，私が書いてきたものは，髪の毛の失を改善するためのものですが，どうしても，時間がかかってしまうものばかりです。
ですから，ストレートパーマなどとの合わせ技的に考えていただければ幸いです。
最後に，栄養についての話は，栄養バランスのとれた食事をすることが一番重要です。
「3日間で完璧な栄養バランスになるように」と言うのが，何人かの栄養士さんから聞いた話です。
でも，一応，猫っ毛対策と癖毛対策として，必要だと考えられている栄養を挙げておきます。
コラーゲン
銅ミネラル
ケラチン
ナイアシン
コラーゲンとケラチンは，アミノ酸（タンパク質が分解されてもの）から生成出来ます。
アミノ酸を加工するとき，銅ミネラル（コラーゲン生成）とナイアシン（ケラチン生成）が必要になります。
特に，ナイアシンは，汗をよく掻く人は不足しがちですので，摂取量を増やすなどして，充分注意してくださいね。
ナイアシンは，サバの塩焼き，スルメ，マグロの刺身，マイワシ丸干しの塩焼き，タラコ，サンマの塩焼き，サケの塩焼き，鶏ササミ肉の焼き鳥，牛レバーの刺身，牛モモ肉のソテー，鶏モモ肉のソテーなどに多く含まれているそうです。
銅ミネラルは，スルメ，牛レバーの刺身，シャコのすし，カキフライ，カシューナッツ，マダコの刺身，イカの刺身などに多く含まれているそうです。
スルメと牛レバーは，両方にありますから，お勧め度◎かもしれません。
でも，こればかりを毎日食べているわけにはいきませんから，1週間に1～2度ずつくらいが良いかもしれませんね。
補足
ありがとうございます。箇条書きで補足をさせて頂きます。 性別：女性 年代：２０代前半（社会人） 嗜好：好き嫌い一切なし。大豆加工食品は毎日１食は必ず食べる。好きなので。 食事：毎日３食ほぼ同じ時間帯（昼は仕事の都合により１時間程度ずれる場合あり） ダイエット：していない。必要ないため。 起床：毎朝６時 ストレス：多すぎるので、次のストレスが押し寄せることにより現在のストレスが押し流され、解消される。 ドライヤー：マイナスイオンなし。 シャンプー後：ドライヤー使用せず。 髪質：確認できる者が身近にいないのですが、自分で見る限り、「頭皮の中をくねる」のはないように見えます。 という感じです。