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物語の続き
大喜利です。 次のお話の続きを考えてください。 順当なもの、奇想天外なもの、笑えるもの、身につまされるもの、 などなど、どんなものでも歓迎します。アイデアをお願いします。 ご回答にはもれなく「ありがとうチップ」をお送りします。 あるところに男がいた。 ある日、中近東へ観光旅行に出た。珍しいものが沢山あったので、 大枚をはたいて骨董品やらなんやらを買い込んで日本に送った。 帰国した翌週、ちゃんと送られてきた。 ただし大きな荷物に梱包もしてあり、下手に開けて家族に見せると、 小学生の子供が学校などで友達に喋ったりする。高価な骨董品は 近所の噂になり盗賊に目を付けられるという話を聞いたことがある。 そこで男は梱包を解いて一つの箱を空けて買った品が確かに入っているか確認をした後は一つ一つは空けないでまとめて屋根裏に隠した。 妻は届いた荷物は見ているが、中身は何かはなぜかいっさい聞かない。古風な女だから夫の買い物に口を出さないのか、気が強い所があるので聞くのが癪で自分から言うまで黙っているつもりなのか。 それとも無関心なのか……。 20年の月日が経った。男は会社を定年退職して今は悠々自適の身だ。妻が仕事に出掛けてもゆっくり寝ていて、遅起きして妻が作ってくれた食事をチンして、ブランチとして食べる。 子どもたちはそれぞれ独立して都会で暮らしている。 食事中、テレビの中近東情勢ニュースを見て、ふと思い出した。 そうだ、もうあの荷物を開けて、品物を部屋に飾ろう。余命いくらかも分からない。死蔵のままでは何のために買ったのか分からない。 観て、触れて、写真に撮ったりして、楽しもう。 そこでやおら屋根裏に上って行った。 すると、・・・・・・・・・(この後を考えてください)
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- keaget09
- ベストアンサー率19% (583/2929)
gesui3さまお晩でございます。 Keaget09です。 >すると、・・・・・・・・・(この後を考えてください) なぜか、箱が増えていた。 しかも20年の月日が経っているというのに、なぜかきれいなままだ。 しかもあの時確かに開けたはずの1個が、開けた痕跡もなくきれいにしまってある。 なぜだ・・・? なぜ増えてるんだ? それにあの時開けたはずの1個はどこに消えた? 開けたんじゃなかったのか? 男は狐につままれたような面持ちで屋根裏部屋を後にした。 ・・・・実は、『男は』20年間1度も屋根裏にはあがっていなかったのだが、その間に『子どもたちが』こっそり屋根裏に上がり、開梱していた模様。 開梱してみたらところどころ破損していたことが分かり、このことを知ったらさぞ悲しむだろう、と。 子どもたちが男に内緒でこっそり同じもので新しいものと取り換えておいたのであった。 ・・・・・・っていうのはいかがでしょうか?
- zabusakura
- ベストアンサー率14% (2381/15945)
・空っぽだった。妻と子供に開けられ売り飛ばされていた。 そう言えば・・・「臨時収入が有ったの、美味しい物でも食べに行き ましょう。」あの時が、そうだったのか・・・ ・たまたま開けた一つは確かに、そのままだったが、他の箱が、全く別 の物が入っていた。現地の言葉で石に「ハズレ」と書かれていた。 ・卵の殻と何か判らない死骸が箱一杯だった。 ・もう、既に部屋に飾ってあった。
お礼
4通りもありがとうございます。 「臨時収入で美味しい物でも食べに行った」というお話。これなら無理がないですね。奥さんが会社でお手柄をたてて社長から特別賞与を貰ったとか誤魔化せますね、その時は。 「他の箱が、全く別の物が入っていた。現地の言葉で石に「ハズレ」と書かれていた」お話。騙されたお話ですね。ありそうなことです。 「卵の殻と何か判らない死骸が箱一杯」というお話。 死骸は分かりますが、卵の殻が出てくるのは何でしょう。もしかして夢の卵が壊れて「バーカ」ということでしょうか。 「既に部屋に飾ってあった」話はすごい! これって、主人公の男は認知症だった、ということですね。何しろ高価なお宝ですから、箱から出して飾ったなら普通は忘れない。それをすっかり忘れていたなら、かなりヤバい状況です。しかも20年間、隠したお宝を一度も点検しないことはあり得ないので、とうの昔に見て出していたという方が現実で、(そうだまだ見ていない)なんて思った方が錯覚というのは、高齢男性にありそうな話です。(高齢女性なら、うちの嫁がご飯を食べさせてくれない……?)
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
- ベストアンサー率31% (3132/9928)
荷物のひとつが眩く光っているではないか。 漏電か?と確認するためその荷物に近づいてみようと1歩踏み出した瞬間、胸に鋭い痛みが走り呼吸が止まり、うつ伏せに倒れ男の意識はそこで途切れた。 自分は死んだ…のか?そうだ。死んだのだ。多分死因は心筋梗塞。 今はあんなに激しかった胸の痛みがない。何も感じない。 いや、何か匂いを感じる。沈香が暗闇の中の男を包む。死んでも嗅覚はのこるのか?それとも自分は生きているのか?と男は自問自答する。 男は嗅覚以外の感触が残っていないか確かめてみる。 頬に感じるのは冷たく硬い感触がする。どうやらここは板張りの屋根裏ではなさそうだ。しかし、病院のベッドや棺でもなさそうだ。 サスペンスドラマでたまに見る法医学教室の解剖台。でもなさそうだ。どちらかと言うと、古い病院の床。石を磨きあげた床のような感触がする。 自分の体を打ち捨てられたと考え、男は少々家族に悪態をつきながらも、他の感覚を探る。 日本語ではない歌が聴こえる。これはコーラン、今は子ども達が言うにはクルアーンと習ったものか。 《主よ生き帰してください》 美しい男声の旋律はそうアッラーに祈っているように聴こえる。 やはり自分は死んだのだ。 これは走馬灯。 昔、中近東を旅した時の思い出。 走馬灯ならば景色も見てみたいと、男は重い瞼を上げた。 埃っぽい景色が広がるかと思いきや、まるで先日地上波初放送された実写映画「アラジン」のような豪華絢爛な宮殿のセットだ。 荘厳なアッラーへの祈りを視覚化されたような雰囲気の中をヒジャブで全身そして顔まで包んだ女性らしき人物が、男の前まで進み出て 「ようやく目覚めましたか。オマール」 と男に声をかけた。 自身の名ではない、しかもエビのような名に戸惑いつつ、磨かれた石床に映る自身の姿に驚いた。 自分が死んだ歳はもちろんのこと、中近東を旅した年齢よりも遥かに年下の褐色肌の少年の姿だ。 ……… 『転生してみたらアラビアンナイト〜俺はエビではない!〜』 と安っぽいデザインの文字が踊り、肌色が多めの褐色肌の少女と少年が描かれた表紙の本を男は閉じた。 家族に内緒でこんな小説を書いて、しかも書籍化してしまうなんて。 今では、あの荷物以上の男の秘密になっている。
お礼
これぞ、ファンタジーの中のファンタジーです。 荷物がきらーんと光る所が衝撃的で、先を読みたくなります。 アラジンが出てくるあたりが中近東をうまく生かしたファンタジーのアイデアです。 若返って少年になり少女との青春をもう一度描く老境のアマチュア小説家の作品だったと落とし込むことで、現実との折り合いも付いています。 退職金の一部を使っての自費出版だったのでしょうか。今はそういうのが多いですからね。場合によっては自宅のパソコンとプリンターで自分で出来る。装丁の仕上げは町の印刷屋さんとか専門の業者とかがやってくれる。 自分もしてみたくなりました。 どうもありがとうございました。
- yaasan
- ベストアンサー率22% (2725/12280)
屋根裏に上がると男は驚いた。自分の荷物がどこにあるか解らないぐらい荷物で一杯になっていた。慌てて降りて、妻に聞いてみると「子供たちが家を出るときに残したい荷物は全部屋根裏に持っていてね、って伝えたから、子供の荷物だらけじゃないの。だから、あなたの書斎が確保できたじゃない。」ってほくそ笑みながら、教えてくれた。 そういえば、子供たちは家を出る前は家でかなりごそごそしていたことを思い出した。確かに持ち出した荷物自体は少なかったし、部屋を綺麗にして出て行ってくれたから、念願の書斎を確保できたことも理解した。そうか、そういうことだったか、と思った瞬間、疑問が沸く。元々の男の荷物は子供が持ち出していないのか。子供の荷物で埋もれているなら、どうやって取り出せばいいのか・・・。 しばらく考えるうちに、妻がほくそ笑んで話している顔を思い出す。もしかして、彼女は荷物を処分したから、子供の荷物でごまかしているのか。それとも引っ張り出されて、お手入れの手伝いなんてまっぴらと思って、埋めてしまったのか。もう一度上がって荷物の状況を見てみる。引っ張り出してくるほどの体力と気力はない。 子供が来た時に手伝ってもらうか。いや、もう面倒だ。宝物があるという思いだけで過ごすのが一番だろうと諦めた。屋根裏の窓から月が見える。今日はこれが一番の宝に見える。
お礼
開梱されていた、無くなっていた(減っていた)は、ありがちな連想ですが、増えていた! これは面白いと思って読み進めたら、他の荷物とごっちゃになっていたんですね。宝物が増えたのではなくて。 宝物が増えたなら「お結びころりん」や「舌切り雀」のように、小動物が人間に宝物をくれた話の系統になりますが、そうではなかったですね。 最後は、体力がなくて、思い出と月の眺めだけが慰めだなんて、老境のペーソスが滲んでいますね。代償に書斎を得たのもとてもリアルなお話でした。 ありがとうございました。
- ミッタン(@michiyo19750208)
- ベストアンサー率15% (3892/25656)
すると、 ネズミが開梱して自由に使っていた しかも家族で そこにはまっくろくろすけもいた
お礼
なんか、メルヘンですね。 骨董品も、日常で使うものに流用できる物だと話が合いますね。中近東で使う独特な道具でそういう物がないか調査すると話が出来そうです。 で、主人公の男はそのままそっと屋根裏を降りるんですよね。
- fs64vvz
- ベストアンサー率31% (353/1129)
お礼と補足拝読致しました。 娘(子ども)に隠しておいたのに何故バレてたのか?を書いてませんでしたね。 お店を経営するくらいの人物に育つ子ですから、20年も家の中にあった物は把握してたとお考えください(^^;) 私は大した人物ではありませんでしたが、子どもの頃父が隠してたプレイボーイの愛蔵版はこっそり見てましたので、その経験から(笑) 私は女性ですが、「親父も男なんだなぁ」と思い、自分がそれを見つけたことは黙っておりました。 何故吉祥寺なのかは、テレビで吉祥寺の特集をやっていた時、「吉祥寺は何かから卒業する街」と、シーシャバーですごい煙をふかしながら嘯いていた女性を見て大笑いしたからです。 楽しいお話ができて嬉しいです、また大喜利をご投稿くださいね。
お礼
娘は独自に発見するほどのしっかり者でしたか。 奥さんは裏切っていませんね。(笑) 吉祥寺という場所にそんなメタファーが隠れていたとは驚きです。ネットでは単純に池袋のバーで云々という記事などがあり、これだとただのすれっからしのイカガワシイ娘ですね。(笑) 子どもも大きくなると、親の持ち物に興味を持ったり、自分のものにしようとしますね。そういう点でリアルさもあります。 ありがとうございました。
- fs64vvz
- ベストアンサー率31% (353/1129)
すると・・・、 あれっ、水タバコのパイプや道具がない。 あんなもの、何すんだ?と思っていると、自立した娘が吉祥寺でシーシャバーを始めたという。 男の買ってきた道具はマニアには相当な芸術品でもあり、娘はそれをこっそり持って行って自分の店の売りにしたのだ。 話題が話題を呼び、娘の店は大繁盛。 おかげで老後、娘の財力で何も不安はなく過ごせることになりましたとさ。 道具は使ってこそ価値のあるもの、中東といえば最近シーシャバーが密かなブームになってるなと思ったのでこんな筋書きにしてみました。
お礼
水タバコの秘かなブームらしいですね。 しかし、娘が知っているということは、きっと奥さんがばらしたのでしょうね、娘に。しかも大きくなったから軽はずみに人に自慢したりしないだろうという読みもあって。でも後ろめたいので夫には内緒で。 で、その通り娘は自分の仕事に生かして大儲け。そしてお父さんに親孝行。辻褄も合い、時事も取り入れて、ハッピーエンドの心温まるお話ですね。 ありがとうございました。2ポイント差し上げます。
補足
操作ミスで、チップをあげる前にアップになってしまいました。 すみませんが、あいうえお でもいいので何かもう一度書いてくださいませんか。お詫びも加算して3チップ差し上げます。ごめんなさい。
- 芙蓉の華(@purimuro-zu)
- ベストアンサー率13% (1225/8755)
箱はあったが、中身が全部空になっていた。 妻を呼んで聞いてみると 「あぁ。あれね。どうせあなたの買った物だから 偽物だと思ったけれど、骨董屋さんにみてもらったら まぁまぁの値段で売れたから、全部売ったわよ。 だってあの時大変だったじゃない。 ごめんなさい! 私だってやりくりがあるから、 お陰で良い家具が変えたものね。」
お礼
おお、現実路線。 「あの時大変だった」のに「良い家具」に化けさせた奥さんの肝っ玉は太いですね。 大へんなときにそんなもん買うなよ、とさだめし大喧嘩になったことでしょう。(笑) ありがとうございました。
〉そこでやおら屋根裏に上って行った。 すると、・・・・・・・・・ そこで目が覚めた、夢だったのか
お礼
「夢落ち」ですね。 でもその夢から覚めて、 「実際に屋根裏に上って行くと…」 と、続けることで生かせそうですね。 ありがとうございました。
お礼
これは正真正銘の「増えていた」パターンですね。 なになに、実は子どもたちの思いやり。。。 ぎゃー、これまたハート・ウオーミングな、涙のちょちょ切れるお話です。 子どもが勝手に持って行ったんじゃなくて、逆に交換したり付け加えたりしてくれていた。一枚上手な子どもたちです。 どうも大人として子ども世代を低く見て、どうせ子どもは自力では何もできない、なんて思い込んでいた自分の認識バイアスに気づかされました。 持って行くにしろ、補充するにしろ、子どもの逞しさや主体性はあり得る話です。勉強になりました。感謝!
補足
短期間にたくさんの方に閲覧とご回答をいただき、誠に有難うございました。 お陰様で、どのような連想の傾向があるかをつかむことが出来ました。多くの方は、「無くなっていた」「開けられていた」と、連想されるのですね。家族が持って行った、入れ替えてくれた、の違いはありましたが。 中には男の勘違いだったという予想外の展開もありましたが、多くは上記のバリエーションだったと思います。 これによって、真の奇想天外の展開とは、無くなる・開けられる以外だと分かりました。ありがとうございました。 元々「アンケート」として質問したので、ベストアンサーには馴染まないのですが、OKウエイブ運営からはそのうち「選べ」との催促が来ます。それは趣旨とは違いますので、ここではベストアンサー無しとして「締め切り」を選ぶことで、終了させていただきます。 私個人の好みで面白さを感じたりしたのはチップの数で表現しました。どれが客観的なベストとは言えないという思いからです。ベストアンサーを待っておられた方もあるいはおいでかもしれませんが、そういうわけですので選ばないで終了することをご了承願いたいと思います。 ストーリーテイリング調査へのご協力を、どうもありがとうございました。