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蜂、蟻の巣別れ
ハンターハンター見ててふと疑問に思いました。 蟻や蜂で新女王ができて群れが分かれるとき、新しい群れに続く固体と古い巣に残る固体って何か差異があるのでしょうか?
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蜂はすべて女王Aが産んだ子ですので、外見はもちろん遺伝的にも人間には区別できません。 なので推測ですが、 蜂の場合、新女王Bができて、巣分かれで出て行くのは元からの女王Aです。 なので、Aについて一緒に巣分かれするのは、Aの出すフェロモンに慣れ親しんでいたベテランの蜂なのではないでしょうか。 蟻は、女王Aから女王Bが生まれると、その生まれたばかりの女王B(羽根をもつ)と王(羽根をもつ)が巣立って、女王は他の巣の王と空中で交尾し、地上に舞い降りて羽根が抜け、女王一匹で地下にもぐって、その時点から卵を産み出して生きていきます。蟻とは思えない、芋虫のような姿になって生涯地下で生活します。 王の蟻は、交尾できてもできなくても、すぐ死にます。一緒に地下にもぐって夫婦生活を営む、ことはありません。 キイロシリアゲアリの場合、女王アリが体内に精子を10年以上貯蔵できるのだそうです。女王アリは、オスと一定期間だけ交尾し、袋状の受精嚢に精子を貯めておき、産卵時に必要量だけ精子を出し、受精させるのだとか。(数年前に関係遺伝子が発見されました) なので、蟻の場合は、誰も新女王についてはいきません。
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- tzd78886
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「蜂」と言っても種類ごとに生態は異なります。ミツバチの場合は巣を大きくする余裕がなくなると新しい女王バチを育て(働きバチと卵の時は同じで王台に産んだものが女王バチになる)新しい女王バチが生まれる直前に働きバチの一部を連れて別に巣をつくるために出て行きます。新しい女王バチ候補は幾匹もいますが、一番先に生まれた女王バチが他の候補の蛹を全て殺してしまい、ほぼ同時に複数化した場合は決闘をして勝ったものが新しい女王バチになります。すぐ結婚飛行に出ると性フェロモンを空中にばら撒くので、同じ頃に羽化した別の巣の雄バチは嗅ぎつけて追いかけ、最初に追いついた雄バチと交尾をしますが、直後に雄バチは死亡します。交尾できなかった雄バチは出所の巣に戻りますが、仕事は何もできないので餌が少なくなる時期になると追い出されたり殺されたりします。 スズメバチやアシナガバチは事情が異なります。新女王バチは秋口にしか生まれません。生まれた女王バチは他の巣で生まれた雄バチと交尾を済ませると木の洞や倒木の下で春を待ちます。その間に死んでしまうことも珍しくありませんが、生き残ったものは春先になると一匹で巣をつくり、卵を産んで働きバチを育てます。複数の働きバチが育つと女王バチの仕事は卵を産むだけになります。秋口になって新女王が羽化する頃には働きバチも旧女王バチも寿命を迎えてしまいます。
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ごかいとうありがとうございました。
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ご回答ありがとうございます。 なるほど中身(遺伝的)が同一なら分かれ目は付き合いの長さですか。 面白い推測です。