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Excelのユーザー定義とは?数値の表記方法や通貨・会計の違い、0と#の違いについて
- Excelのユーザー定義とは、ユーザーが任意の表記方法を設定できる機能です。具体的には、月や日の表記方法、年の表記形式など、自動で単位や形式が付加される設定が可能です。
- 「数値」「通貨」「会計」の違いについては、実際にはすべて数値として扱われますが、表示や計算の際に異なるフォーマットが適用されます。数値はそのまま表示されますが、通貨は通貨記号が付加されますし、会計は金額の前にカッコが付きます。
- 「0」と「#」の違いについては、桁数の指定方法の違いです。#は指定された桁数しか表示されず、余分な0も表示されません。一方、0は指定したゼロの桁数が常に表示されます。
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>(5)「0」と「#」の違いについてわかりません。 まずこちらの話から。 どちらも、指定した桁数での表示になるわけですが、「0」指定では、その桁に満たない場合に0が表示されるのに対し、「#」指定では省略されます。 また、指定桁数を超えた場合、どちらでも有効な数字は全て表示されます。 「000」という書式設定の場合、 1→001 10→010 100→100 1000→1000 「###」という書式設定の場合、 1→1 10→10 100→100 1000→1000 ※どうせ不要な桁は省略されてしまうのですから、書式設定「###」は「#」と変わりません。 これが変わってくるのは、小数点の数値を表示するときです。 「0.00」という書式設定の場合、 1→1.00 0.1→0.10 0.01→0.01 0.001→0.00 「#.##」という書式設定の場合、 1→1. 0.1→ .1 0.01→ .01 0.001→ . ※小数点のみ 「指定した桁数までの表示」「ゼロ値になる場合の省略」は、このように違ってくるわけです。 ---- 書式設定で「0」または「#」と指定したところが、セルに入っている数値に置換されて表示されます。 なので、 (1)→「00"月」または「##"月"」(または「#"月"」) 「00"月」では、1や2という数値を入れた場合、「01月」「02月」という表示になります。 「##"月」では、1や2という数値を入れた場合、「1月」「2月」という表示になります。なので、「#"月」と指定しても同値になります。 (2)は(1)と"月"と"日"が違うだけの話なので省略。 (3)ですが、数値だけでは平成なのか令和なのか分かりません。 「"平成"0"年"」「"令和"0"年"」 という書式で、数値→年表示できますが、どちらを表示するかはあなたが書式設定して決めるしかありません。 自動判別するには、「2019/4/1」あるいは「2019/5/1」といった、「日付データ」が必要です。 「日付データ」が入っているセルに対して、「[$-ja-JP]ggge"年"m"月"d"日";@ 」という書式を設定すると、 「2019/4/1」→ 平成31年4月1日 「2019/5/1」→ 令和1年5月1日 と言うように自動的に和暦をつけて表示してくれます。 ちなみにその複雑な書式設定は、私が考えたものではありません。 Excelの書式設定で和暦表示を選んだ後に、「ユーザー定義」を選択すると、テンプレートの書式設定がどのようなものか表示できますし、そこから変更することも可能になります。 例えば上記の書式設定で、「[$-ja-JP]ggge"年"mm"月"dd"日";@」に変更すれば、 「2019/4/1」→ 平成31年04月01日 「2019/5/1」→ 令和1年05月01日 このように、月・日を2桁表示固定にすることもできます。 ということで質問(4)について。 「数値」「通貨」「会計」は、どれも数値の表示形式を変えるための書式設定で間違いありません。 ただ、その分野で良く使われる表示を、ウイザード形式で設定できるように、分かれています。 どのウイザードで設定した書式であっても、「ユーザー定義」を選択すると、どのような書式設定文字列によって実現されているか確認できます。
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- asciiz
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>後者は消えるんですね。 あれ、逆だと思いますが…(「0」指定では必ず「0」が見える) まあ、都合の良い方で使ってください。 >コピーの際、ユーザー定義は「書式のコピー」となるのでしょうか? 「書式のコピー」では、文字色・サイズ・セル背景色・罫線のほか、この「書式設定文字列」も、コピーされます。 なので、書式をそろえたい列とかあれば、一番上のセルで書式設定文字列をいろいろ試して、これだというものをコピー→列全体(または希望範囲)を選択して書式のみ貼り付け、とすることで書式をそろえることができます。
お礼
訂正です。 「#,###」のほうが消える、です。 詳しいご回答をありがとうございました。
補足
お詳しい回答で助かります! (5)についてはなるほど、指定した桁数に対し、入力した数値が満たない場合は指定した桁数にするため「0」が入る、ということですね。 単に「###」と設定しても「標準」と変わらないが、文字列作成のために必要になる、ということですね。 価格表示のときには「#,###」を使うことにしますが、 「#,###」と「#,##0」 での違いなのですが、たとえば双方に「1,000」と入れます。 結果 「#,###」→「1,000」 「#,##0」→「1,000」 となる。 しかし双方に「0」と入れると 「#,###」→「0」 「#,##0」→(消える) 後者は消えるんですね。 つまり「#」は小数点を入れるためのものだと思いました(違ってたり他の使い道があれば教えてください)。 価格表記については「#,###"円"」と設定しましたが、記号の意味を覚えると組み合わせるのが楽しくなりますね。覚えるまでには時間がかかりますが(笑) ところでもうひとつだけ教えてください。 コピーの際、ユーザー定義は「書式のコピー」となるのでしょうか?