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アンプ
アナログアンプとデジタルアンプの違いについてお聞きしたいのですが、詳しい方よろしくお願いします。 デジタルアンプだと対応する周波数やビット深度、いわゆる音質の規格があると思いますが、アナログアンプではこれは何にあたるのでしょうか?スペック情報に対応する項目はありますか? ない場合どのように比較すればいいのでしょうか。 また、両者は信号の違いによる区別かと思いますが、ということはデジタルアンプはDACの前、アナログアンプはDACの後に接続することになりますか?
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- John_Papa
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こんにちは。 『デジタルアンプだと対応する周波数やビット深度、いわゆる音質の規格があると思います』 事実上音質の規格はありません。 ビット深度・・・という概念もありません、強いて言えば1bitです。 ほとんどのデジタルアンプはPWM方式(以降 D級アンプと記す)です。 『デジタルアンプはDACの前、アナログアンプはDACの後に接続することになりますか?』 どちらも、DACの後に接続します。 原理的には、電圧を維持する(直流にする)スイッチング電源と同じです。 現在主流のDACはΔΣ方式を使っていて、その出力はビット深度1bitのPDM(DSDも含む)なのですが、それをローパスフィルターに通すとパルスの密度に応じたアナログ電圧が得られます。 ならば、PWMじゃなくPDMを直接電流増幅すれば、DSDやPCMから完全なデジタルでスピーカーをドライブできる筈だ。と挑戦・研究されています。しかし、周囲に様々な電磁的影響が有ったり、実用化への道は遠いようです。 1967年に Quad 303 Solid State Power Amplifier が日本で発売された最初のデジタルアンプと記憶しています。 https://audio-heritage.jp/QUAD/amp/303.html パソコンすら無かった時代ですね。ワードプロセッサ(死語になってます)がやっとできた頃です。 アナログアンプは、電源回路と電流増幅回路が別れていますが、 Quad 303 は電源回路が直接スピーカーをドライブしているように見えたらしく、当時まともに解説できた評論家は誰も居ませんでした。 ブランドイメージが良い海外製品だったためか、音が良い、とされました。 D級アンプという言葉が出来たのは、それより後の事です。 D級アンプの利点は、電源効率が非常に良い事です。発熱も少ないです。軽量で大出力のアンプが作れます。 しかし、ノイズや歪みは多いです。前世紀においてオーディオマニアの間ではD級アンプは音が悪いとみなされるようになりました。 ノイズや歪みが多い筈ですが、パチンコ台から回収されたD級パワーICで造られた中華アンプが、ブラインドテストで高級アンプより高く評価された、などという伝説を経て、D級アンプへの一般ユーザーの偏見が無くなり、D級アンプはコスパの良いアンプという位置づけになってきていると思います。 ノイズや歪みが少なければ(物理特性が良ければ)音が良い訳じゃ無いって事です。 しかし、高能率のホーンドライブスピーカーでハイレゾ聞くには良いD級アンプでもノイズが気になるかな。しかし、物理特性の良いアナログアンプが市場から無くなって寂しいな、と思います。真空管アンプはD級アンプよりノイズが多かったりしますしね。 A級 B級 C級 D級 のおおまかな比較については下記URL参照ください。 https://natsuhaze.jp/rf/abcd.htm
- sirasak
- ベストアンサー率27% (348/1287)
耳から来たアナログ情報がデジタルで脳に送られてアナログとして感じるように、https://www.kango-roo.com/learning/1718/ デジタルアンプの主流は同様なアナログ→ADデジタル処理→DAアナログ方式が主流と思います。 デジタル処理することで、効率、周波数特性、S/N比、伝達、歪特性など多くのメリットがあるのでどんどんデジタルになっています。 ですが、原音に忠実度ならビット深度ハイレゾにしてもアナログには及びません。 デジタルアンプはDACが後ろ側回路の設計でアナログ出力するのが主流で、 アナログアンプはDACは無関係でそのまんま入出力接続する方式でないと主流の普通の機器とは互換性がとれないです。 特殊なデジタルアンプなら入力で特殊なデジタル信号を受けることもあると思いますが、出力はアナログが普通です。 デジタルスピーカーならデジタルで振動板を動かすものがあると思いますが、区切って多数の振動板を使っても原理的に忠実な出力は得られないはずです。
- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4187/8704)
はじめまして♪ デジタルアンプと言っても、単に従来と内部の動作が違うだけで、入力も出力も「アナログ信号」です。 従来のアナログアンプ?と呼ばれる物は、入力信号の変化で電源からの電流を変化させる事で出力を得ています。極端な例えですが、水道の水、出る量を調整する蛇口の開け具合を入力信号がコントロールしている様なイメージでしょうか。 デジタルアンプと呼ばれる物は、実はいろいろ在るのですが、基本と成る一例ですが、電源が高周波パルスで、このパルスの幅や周波数を変えて出力信号にしています、パルスの幅や周波数をどのように変えるかは、入力信号を元にしているので、入力信号と同じ様な波形の出力が得られます。 (最終出力部分で、パルス波の高周波成分をカットします。) 内部動作方式が違うだけで、入力と相似な大きい出力が得られる。 という事ですよ。 一応、過去にはデジタル信号を入力して動作する、違う動作のデジタルアンプも登場した事が在りましたが、普及に至らず、無くなってしまいました。 あと、デジタルだと周波数やビット深度、、、、、という点ですが、これはあくまでPCM方式での「デジタルデータ」の話。 通常のオーディオアンプでは、入力信号と出力信号がどれだけ正確なのか。などの観点で、スペック上ではノイズや歪みなどを1つの指標とします。 ただ、残念ながら聴いた時の印象、人間の感性領域における音味の違いなどは、測定器で観測できたスペックでは判断出来ません。
補足
なるほど、両者を単純にスペック数値で比較することはできないということですね。 デジタルアンプだと、対応範囲が24ビットまでで32ビットには対応していないというようなことがありますが、アナログアンプはその辺は気にしなくてもいいということでいいのでしょうか。
- gunsin
- ベストアンサー率32% (415/1290)
>また、両者は信号の違いによる区別かと思いますが、 違いますよ!スピーカーを駆動して空気の振動(音)に変える為の、 部位が異なるのです。 アナログアンプは電圧、電流を増幅して駆動します(パワーアンプと 呼ばれています)、デジタルアンプはスイッチング動作で駆動します (D級アンプと呼ばれています)。 スピーカー駆動の前までは、両方ともアナログ信号(電圧の変化) なのです。 従って、DACの使用法はアナログもデジタルアンプも同じです。 フルデジタルアンプと称される機器は、アナログ信号を使用せず、 全てデジタル信号を使用しますので、使用法は異なります。 デジタルアンプは歴史が浅いので、呼称など規格や定義づけが されていないので、製造メーカーが各個に、名称を付けています。 同じ呼び名でも、回路構成が違う場合もありますので、注意が必要かと 思います。
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補足
ちょっと不思議に思うのですが、例えば高性能DACでアナログ化した情報を再度安いアンプでCAD、DACすると単純に劣化しそうな気がするのですがそういうことは起こらないのですか?