んー、やっぱり西川口ですかねえ。埼玉人ならご存知だと思いますが、かつては「西川口流」というサービスで有名な風俗タウンでした。都内では警視庁がうるさくてできない過激なサービスが、埼玉県警の管轄になる西川口なら黙認になるというね。
しかしあの右翼都知事の爺さんの都内浄化運動の影響を受けて、西川口の風俗街も次々に規制されました。私があの爺さんを憎んでいるのは別に西川口のせいじゃなくて、池袋のお気に入りのお店を潰されたことを今でも根に持っているのです・笑。
それで西川口のそういうお店は、ほぼ壊滅しました。生活に困った風俗嬢が飛び降り自殺をするくらいでしたからそれはそれはすさまじい。
しかし取り締まるのはいいけれど、そう簡単に次の「まともな」テナントが入るわけではありません。元々風俗店だった場所にまともなお店なら入らないです。しかもそういうお店がなくなったことで、客もいなくなったわけですし、そこで働くボーイさんや嬢もいなくなったのですから行き帰りに飲食する客もいない。風俗店どころか飲食店まで次々と撤退することになりました。
苦慮したのは地元の商店街で、元々のイメージが失礼ながら悪いですから再開発が進むわけでもなく、町はひたすらゴーストタウン化に進みます。風俗店をまた呼び戻そうという声もなくはなかったそうですが、子供たちに住みやすい町にしようということで、そのシャッターに地元の小学生たちに絵を描いてもらうことになりました。
まあそこだけ聞くといい話に聞こえなくもないけれど、そこらじゅうのシャッターに子供の絵が描いてあるって手放しにいい光景には見えないですよ。
昔、花街だった頃に一度遊びに行ったことがあって、没落した後に行ったら本当にかつてそういうお店が立ち並んでボーイさんや客が行き交っていた場所が誰一人通らないシャッター街になっていて、これで本当にいいんだろうかって複雑な気持ちにはなりましたよ。
あと寄居に電車で行くなら、そのまま秩父鉄道に揺られて秩父から奥の三峰口駅方面に行くのもいいですよ。
木造の駅舎が残っていましてね。昭和40年代くらいの雰囲気で、ちょっとタイムスリップした気分になりますよ。そばの産地でもあるので、美味しいお蕎麦屋さんがそこここにありますよ。私のおすすめは、秩父駅からほど近いところにある武蔵屋さんのそばがきです。そばがきが美味しいところって滅多にないのですが、ここのそばがきは美味しいです。