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ロードオブザリング~王の帰還~について
今日レンタルして見ましたが、理解できない所が… 最後にフロドがガンダルフと船にのってどこかに行きましたが何処に言ったの? なぜ他の友人達と離れ離れにならなくてはいけないの?
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ネタバレがあります。 小説をこれから読もうという方は、 つまらなくなるので読まないほうが良いかも知れません。 ぜひ読まないでください(^^; 原作、その他を読まないと絶対に分からないのですが、エルフたちとともに中つ国の西にある「アマン」という島へと向かいました。長くなるので詳しい説明は避けますが、まあエルフの聖地だと考えてください。 エルフは寿命で死ぬことがないので、人生に疲れたりするとアマンを目指します。 指輪所持者だったフロドも疲れ果てていました。スメアゴル(ゴラム)のように指輪所持者だったものは長命を得ますが、同時に精神的ダメージを蒙ります。 普通ならエルフ以外はアマンへの船に乗ることはできないのですが、叔父ビルボ同様、フロドは指輪所持者としての傷を癒すため(説明が簡単すぎ?)、アマンへ行くことを許されます。 ガンダルフは(サルマンも)神の使い(映画の時代より大昔、中つ国の危機を救うために使わされました)なので、アマンに行くことに何の問題もなかったと思われます。 なぜみんながアマンを目指したか・・・ エルフたちもガンダルフもフロドも、疲れきっていた… いわゆる「燃え尽き症候群」ですね。 簡単に片付けすぎですね(^_^; 一説によりますと 実は指輪の消滅が「神話の時代の終わり」だったからだとも言われます。 神ではなく、人(エルフ、ホビット、オークなど)の支配する、新しい時代がやってきていたのです。 その辺縁にフロドたちは生きていました。 世界を支配していた魔法的な象徴のすべては、消え去るべきであったのでしょう。ガンダルフもフロドもそれを理解し、中つ国から去ることにしました。 以下、さらにネタバレです。原作を読もうという人は、読まないでください。 ほんのすこしの間、指輪を所持したサムは、というと、サムも最後にはアマンに旅立つことになります。ただ本当に少しの間でしたので、ダメージはなく彼はホビット庄で長い人生を送った後でようやくアマンへと向かいました。 サムがホビット庄を去ったことで、すべての指輪の仲間が中つ国からいなくなり、中つ国の神話がすべて終わりをむかえました。 長文ですが、語りきれない部分が多いのです。ぜひ原作を読んでいただいて、自分なりの回答をお持ちいただければと思います。 実のところ、私は映画でのフロドの荷う指輪は、原作の指輪よりも軽く感じました。指輪はもっと重苦しくフロドを痛めつけます。それを支えるサムのけなげさ…… フロドがかっこ悪い、という人もいるのですが、私はフロドは「喪失」の英雄だと思います。(指輪の仲間は母国での名誉や地位、幸せな家庭を得ますが、フロドだけはホビット庄での名誉もなく、指を失い、体と心を病んで、ついには国を去って行きます) 今これを書いていて、原作はすごいと改めて思いますね。
お礼
詳しくありがとうございました。 一度見るだけじゃ理解がしにくく、何回も見たいと思いました。 是非原作も読みたいと思います。