再び#4です。
年齢的なこととか、表層的にだけ考えれば、貴女の彼の年代になればある程度人によっては勃起率も低下しますし、10代20代の性欲も落ち着いて、激しいばかりが能じゃないマッタリ穏やかセックスに移行していきますよ。
だけど、#4でも書いたように、貴女と彼の問題はセックスそのものではないのでしょう。もっとずっと根本的なところの、お互いを思いやるとか、精神的なゆとりの部分で考えなくてはいけない問題なのでしょう。
彼の気持ちを探るための、ちょっぴりよこしまな冷却期間を貴女は置きました。ですが、きっかけは何でもいいんです。清廉100%な人間などこの世に存在しませんから。
ちょっとだけずるい事情で取ってみた冷却期間ではあるけど、本当の意味で自分を冷静に振り返ることにつながれば、そしてそれが真実相手を思いやる気持ちや、これからの二人のためにプラスになればいいんですよ。
貴女は彼に愛されたいのですね。溢れる愛情を受けて、満足したい、安心したいと願っていますね。
愛されるためにはまず自分から愛すること。こういった悩み相談ではよくある回答ですね。よくあるけど、そしてだからこそ真理なんですね。そしてその愛し方も、貴女や彼の経験や成長に応じて臨機応変に変わり、向上していくことが大切なんです。
47歳であれば、何らかの重要な職務にあって多大なプレッシャーで疲れ果てていませんか。したくもないのに上司に頭を下げ、同僚との飲み会でくだらない噂話に不本意ながらも付き合い、下からはやいのやいのと理不尽にクレーム付けられ、ひとときも気が休まらないことと察します。デパートやディズニーランドの家族サービスのお父さんを思い出してください。心と体が休まる時などないんですよ。お疲れさま、と心からねぎらってあげたくなります。
仕事に追われている男性が心から求めている女性って、どんな人だと思いますか?ビッグ・ママです。文字通り、自分のいいところ悪いところ全てを包み受け入れ、赦して(許して、じゃないですよ。もっと広い意味で受け止める、赦す、ね)くれる女なんです。脱ぎ捨てたパンツ拾うとか表面的な話じゃないんですよ。表面的なことも含むけど、もっともっと深いところで相手を思いやり、全てを許容する気持ちなんですね。
お母さんキャラになるのはある程度お付き合いが長ければ誰だってそうなるんですよ。なんで私ばっかりとみんなが不満に思うんです。でも、ありがちなお母さんキャラに留まっているのは誰のせいでもない自分自身の問題。彼をありがち依存男にしたのも貴女に一因があれば、彼で安らげない寂しい自分に仕立てたのも貴女。厳しいこと書いてごめんなさい。だけど、彼のせいにするのは一番簡単で手っ取り早いけど何の解決にもつながらないんですよ。
男と女の問題は、本来両者が考え歩み寄るのがベストだけど、そうそう理想的にいかないものです。ならば、より柔軟な女が、賢く懐広く一歩抜きん出てみましょうよ。孫悟空よろしく彼を愛情持って手のひらで転がしてあげてください。(注:転がされてると彼に悟られないようにね。大きな愛情ゆえと分かっていても釈然としない男性もいますから)
本当の意味で、ビッグ・ママになってごらんなさいな。彼だけでなく、どんな男だって貴女から離れていきゃしませんよ。くだらない女と浮気しようが磁石よろしく貴女の元に戻ってきますよ。男性って、女以上にデリケートだけど単純なんです。単純だからこそ、単純な思いやりで(言い方悪いけど)落ちるんです。ビッグ・ママとは、簡単なことだけど深い、或いは臨機応変に複雑も対応できる、要するにさっきも言ったけど真の意味でグレートマザーなんですよ。ビッグ・ママになった貴女を彼は敬意をもって、それだからこそ一見適当に抱くかも知れない。でも、それは今までのセックスとは180度違う、真に信頼関係に満ち溢れた、ゆるぎない愛の行為かも知れない。そしてゆめゆめ、表面上の行為で、貴女が二人の愛の深さを測って悩む必要もないんですよ。
なんで私ばっかり尽くして安らげないのよ、って不満に思うでしょ?でもね、それって妥協じゃないですよ。本当の意味で男を手玉に取ったってことです(言い方悪いけどね)。そのひとつひとつの実績が、「手玉に取った気分、ような気がする」からほんものの自信につながるんですよ。
頑張れ、頑張れ、無理せずに。貴女のペースで、着実に。
スピリチュアルな愛が本当の意味で結実する時、肉体の愛も自然に自動的に、そして勝手に(笑)やってきますよ。貴女自身にも、彼にも、ゆとりある愛を存分に降り注いであげてくださいね。そして目に見える愛の行為がどうであれ、貴女はそれに振り回されないで。貴女が深くなったように、男の(一見単純で浅いけど根深い)行為や感情も理解できる女であってください。
お礼
ありがとうございます。勇気が沸いてきました。泣いても笑っても同じ一生ですものね。頑張ってみます。本当にありがとうございます。