まず、絶対にシャッターチャンスを逃さない方法はありません。
そのために新聞社などのスポーツカメラマンは経験を積んでいるのです。
例えば、野球のバッターがボールをミートする瞬間なんてのは、プロ用の秒間10コマ以上撮影できる一眼レフでも運次第の面があります。
それも、バッターが振るかどうか、バットにボールが当たるかってのもあります。
ミラーレス一眼では秒間30コマ撮影できるものもありますが、特殊な状況下と条件がありますし、対応できるシャッター速度が確保出来ないと連写できません。
ミラーレス一眼の秒間30コマというのも、機械式シャッターでなく、電子シャッターでの撮影となり、動くものは歪んで写ります。
まずは、AFの作動をさせないことで、シャッターボタンを押してから、画像を記録するまでの時間をかなり短縮することができます。
これは、『置きピン』と呼ばれる手法で、前もって被写体あるいはピントを合わせたい場所にピントを合わせておき、そのままチャンスを待ってチャンスに合わせてシャッターを切る方法です。
但し、一般的なカメラでは、一度シャッターボタンから手を離すと、次にシャッターボタンを押したときに、またAFが作動するので注意。
また、どんなカメラでもAF作動以外に、撮影者が『今だ!』と思ってシャッターボタンを押そうと思ってからシャッターボタンを押すまでの反応時間(これは、慣れであるていど改善できます)と、カメラがボタンを押し込まれてから実際にシャッターが切れて、画像が記録されるまでの時間がかかるので(プロ用の機材はこの時間が一般のものより早い)、これらの時間を見越して、早めにシャッターを切らなければなりません。
動画切り出しは、やってみれば解りますが、動きの遅いものでも、動いている部分は被写体がブレて鮮明に写りません。
連写も、肝心な所が抜ける可能性が高いし、カメラの性能にもよるし、明るいところ・ISO感度をあげるなどして、早いシャッター速度が確保出来ないと、カタログに謳われている連写コマ数は出ません。
これは、カタログなどに連写できる時のシャッター速度が記載されています。
室内やナイター等では早いシャッター速度を確保するのは困難です。
何を優先するのかにより、どの程度の歩留まりでチャンスを物にできるかは、個人の考え方によります。
極端な話、高速連写可能なカメラを2台三脚にセットして、わずかにタイミングをずらして撮影すれば、歩留まりは上がるでしょう。
お礼
「置きピン」ですか・・・色々、テクニックがありそうですね。 AF-C機能とはまた違うのでしょうか? 考えて見たらシャッタースピードや絞りによってもシャッターの タイミングが変化しそうですね。 ありがとうございました。