商品に対してお迷いの様子お察し致します。
この商品は熱可塑性樹脂を鋳型に流し込み大量生産できるコストの低いアイテムです。価格のこともさることながら商品の特性を知ることが大切だろうと思いますので触れておきます。
先ず光学的にどうかと目に与える影響について
度数 左右対称で、S(球面度数)+2.50
瞳孔間距離 48ミリ(ここに問題が潜んでいます)
像の拡大などの目的に作られたと言う表現、ルーペ=虫眼鏡という表現は、老眼鏡であれば医療用具に類別され厚労省の薬事法・医療用具の承認と製造許可を受けないと販売することができないので薬事法の適用を受けないルーペという表現を使用しています。
一般に既成の老眼鏡は、近くを見るときの瞳孔間距離を60ミリ程度にします。しかしこのハズキルーペは48ミリしかなく、ここが大きな問題点が潜んでおり万人向けとは行きません。
普通の人の遠見瞳孔間距離:PDは64ミリが多く、近見=読書する時など輻輳により一般的にはPD 60ミリに変わります。
この時、近見PD60ミリの人がハズキルーペを使用すると、PDにおいて12ミリの差が生じます。これをプリズム計算式で計算すると
S+2.50X12÷10=3.00⊿ (1メータのところで3cm像がずらす力量)
3.00プリズムディオプターの力量が基底内包3.00⊿ 外斜位矯正に使う屈折度数が生じます。
もし・・・ハズキルーペと同じ度数の老眼鏡+2.50を掛け比べてみた時、Hルーペがよく見えたと感じるのであれば・・・あなたは【外斜位】を持っている可能性が濃厚です。また眼位に異常のない人がこのような眼鏡に慣れてしまうと外斜位になってしまいもとに戻ることは少なく、後天的は外斜位が形成されてしまいます。
普通の老眼鏡でよく見えずHルーペでよく見えたならば外斜位を疑がわれ、一度眼科で斜視検査を受けると良いと思います。
このような目の中心と合わない既成品を何も考えることなく使っていると目に斜視や謝意が生じる可能性があります。一旦このような斜視や斜位になると、もとに戻ることが少ないのが目の特性です。既成品の問題点がこの辺りにあります。
通常老眼鏡と言う言葉が持つ【加齢】をルーペと言う言葉に置き換えたキャッチの使い方はうまいと思いますが、本質から逃げた格好は否めません。
Hルーペをあのように著名な俳優やTVで頻々と宣伝するとそのコストや費用は馬鹿にならず、その料金が商品価格に含まれており、それが十分にペイできるアイテムです。
何れにせよこのような既成品の老眼鏡やHルーペは目に合わされたものでなく一時的に使用しても長時間使用する目的のものでは決してありません。
コスト的に見て大量生産可能な成形品ですので、流通コストを考え併せた時1000~2000円位が妥当だとは思いますが、販売元がかなり販売価格に制限をかけているので価格が守られています。
はっきりとしたルーペ=拡大鏡の度数分類は無いのですが、他愛のないS+2.50の老眼鏡と同じだと考えていいと思います。何れにせよ瞳孔間距離は個々人により異なり、目の健康を考える時このような既成品は如何かと思います。
ご参考になればと願っています。