医学的な側面のみでお答えします
基本的に、反射です。ただ、具体的に言うとほかの方の回答は間違えています。
女性の月経周期と比較していますし、彼女以外の下着姿で反応しないのは障害を感じると述べていますが、実際問題として全く異なります。
男性が卑猥な画像を見て興奮する理由は、想像力にあります。
脳が性的な部分を感じ取った場合、血中の一酸化窒素等が増加することで血流量が増加し勃起します。しかし、ここでいくつかの研究が一般的な認識とこの『想像力』との差異を浮き彫りにしています。
健常男性に性的な画像を見せた場合、最も興奮するのは容姿などがわかりにくく、尚且つ性的な象徴部位(胸部、臀部、性器など)が修正されているか見えにくくなっているものである事が分かりました。これは女性とは全く異なる反応で、男性の性的興奮については脳が補完的な要素を占めていることが分かります。
そして、問題点は勃起=性行為をしたいのか
という点です。これは全く異なり、例えば副交感神経系の賦活から交感神経系に切り替わるときはグアニルサンシクラーゼが阻害されることで、一酸化窒素が増えやはり勃起します。俗に言う朝立ちなどはこれが原因です。疲労時なども同様に起こります
この時、脳はある程度性的な興奮を示しますが(正常な判断能力が低下します)画像の対象などと性行為をしたいと考えるわけではありません。
最後に、パートナーがいる男性にパートナー以外の水着姿を見せた場合、4割~6割程度の男性は勃起しますが4割程度の男性は反応を示さないという研究報告もあります。さまざまな交絡要因があると言われていますが
・異性経験が多いほど興奮しにくい
・自慰行為を行ってから時間が経つほど興奮しやすい
・信仰にかける時間の割合によって興奮度合いに差がある
等、いくつか有意に差があることが分かっています。ただし、これは米国の研究のため日本人にどこまで適用できるかは微妙です。しかし、その研究で注目すべきは勃起した7割の人間が、今誰と性行為したいか尋ねられた場合目の前の女性ではなく、自分のパートナーと性行為したいと答えた点です
以上の傍証から、パートナー以外の下着姿で興奮する人は半数以上だと思われますが、その大半はその相手と性行為したいとは答えないということが言えると思います。