レンズの「絞り」というのがあります。この数字が小さければ小さいほど、F5.6よりF4、F4よりF2.8となるほうがピントが合う範囲が狭くなります。なので絞りの数字が小さくなればそういうふうになっていくというのがまず原則です。
ただし、このF値が小さければいいと思っているとまだシロート。レンズが広角レンズか望遠レンズかというのも大きく影響します。傾向として、広角レンズはピントの合う範囲が広く、望遠レンズはピントが合う範囲が狭くなります。
また、デジタルカメラの場合は撮像素子(CCDとかCMOS)の大きさも大きく影響します。スマホに使われている撮像素子は小さいのでぼけは小さくなる、即ちピントが合う範囲が広くなりますし、カメラ好きの人が持ち歩く一眼レフとなると撮像素子が大きいのでピントが合う範囲は狭くなる、つまりぼけが大きくなります。
ですから、フルサイズ一眼レフを使って望遠レンズを使い、F値が小さいレンズを使うと被写体にピントが合って周囲がぼける写真が撮りやすくなる、となります。こうなると「カメラ本体20万円、レンズ15万円」なんて世界になります。
ピントが合う範囲が狭くなるということは、ピンボケも起こしやすいことにもなるのでちゃんと撮るのは難しくなります。時々写真好きのおじちゃんやおばちゃんが得意げにそのようなお花の写真を撮っていることがありますが、私のような小姑みたいな人は「うーん、ピントが奥の花びらに合ってしまっているね(原則はおしべとめしべのある中心に合わせる)」なんて細かいことを言い出したりします。
最近はスマホアプリで被写体以外をデジタル加工してぼかしてくれるものが多く出回っていますね。これを使えばぼけづらいスマホカメラでもお花以外はぼけるような写真が撮れます。インスタグラムくらいだったらバレることは少ないと思います。もっとも、私のような小姑だと「なんかぼけかたが不自然(レンズによるぼけは手前のものは少しだけ、奥のものは大きくぼけて立体感が出るのですがデジタル加工だと手前も奥も均等にぼけるのでぼけの立体感が失われるのです)だしこれだけ背景が写り込んでるのを見ると広角レンズにしか思えないから加工したな」などと言い出すことがあります・笑。
いっちばーん簡単に撮るやり方は、カメラのレンズを思いっきりお花に近づけてお花にピントを合わせて撮ることです。たったこれだけでシロートさんから「一眼レフで撮ったの?」っていわれるくらいの写真になります。お花の5センチくらい先で撮るのです。大抵のスマホカメラには近くの被写体を撮る「マクロモード」っていうのがあるので、これにすれば近くてもピントは合います。
お礼
こんにちは。 私自身は全く知らないのです(笑) カタログも全く見ていませんし、一体どうなのかなと思いまして。 ちょっと家電のお店でカタログ見て聞いてみます。 やはり解像度が関係しているって事なのですね。 あら、20万もなんですか、まいったなあ(笑) 色々と説明していただき助かりました、感謝しています。 ご回答いただき、ありがとうございました。