まずは、現在のプリントテクノロジーを調べてみましょう。
出版物の印刷ではなく、写真の印刷ですね。
家庭用プリンターではインクジェットが広く普及していますが、インクジェットプリンターのインクには2種類あります。
染料インクと顔料インク。
わかりやすく言えば、水彩絵の具と油絵の具。
短期間で変化しやすいのは染料インクです。コレは色の元である染料が紫外線や大気中の化学物質に反応して変色したり色が抜けたりするからです。そして濡れると滲む。
対して顔料インクは、色の源になっているのが鉱物(プリンターで使用しているのは違うかもしれませんが)ですので、化学変化の影響が最も少ない。濡れてもにじみません。
もう一つはカラーレーザー。
レーザープリンターはトナーです。
水溶性のものではなく、粉を静電気で髪に付着させ、熱で溶かして紙に定着させる。
だから、長期間色を保つプリントは顔料インクのインクジェットプリンター化カラーレーザープリンターでの印刷ということになります。
モノクロに拘る必要はありません。
私の部屋にはエプソンの官僚インクプリンターで印刷した写真を10年近く裸のまま飾ってありますが、色あせしていません。
同じく、エプソンの染料インクプリンターでプリントした写真も飾っていますが、こちらはラミネート加工で空気と遮断したもの。こちらも色あせしていません。
もともとエプソンのインクジェットプリンターのインクは、長期間色を保つよう工夫がされているものです。
むか~し、カメラのキタムラでデジタルプリントを頼んだことがありますが、そのときにお店の人に色々聞いたところ、カラーのレーザープリントということでした。
4つ切りなどの大きい用紙のみの対応だったと思うんですが、こちらも10年以上経過してもプリントしたときのままです。
専門店でもいいですが、カメラのキタムラなどで聞いてみるのもいいかもしれません。
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。大変参考になりました。