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糖尿病の人は日常生活で空腹感を感じないでしょうか
糖尿病の人は日常生活で空腹感を感じる前に次の食事をとっているでしょうか。ご本人のご体験でも知人の方の体験でも結構ですのでご教示ください。
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御礼をありがとうございます☆ (・ω・;) そうですね・・・ 空腹を感じるタイミングや強さなどは、 【 2型 ≧ 1型 > 健康な人 】というイメージかな。 ただ、2型でも1型でも、良好にコントロールできている人は 健康な人とあまり変わらない場合( 患者さん ≒ 健康な人 )もあります。 それでも、ストレスによるアドレナリン、生理、風邪などで高血糖を作り出すホルモンが分泌されると、普段よりも薬が効きにくくなり、血糖値がかなり上がってしまいます。(薬が効きにくいために、下がる暇がなくなるというか、悪循環の生成・・。) そうして一度、血糖値が上がり切ってしまうと(薬が効いて、血糖値が下がってくるまでは)かなり辛いでしょう。 空腹を覚える回数が多いというより 【食べても食べても、途切れない食欲に苦しむ】という感じです。 耐えきれなくて食べてしまう場合の食欲は、そういう状態です。 でも、周囲の人から見ると「空腹を感じる前に(備えとして?)次の食事を食べている=食べればひとまず、空腹は満たされている」という様子に見えるかもしれませんね。 高血糖自体に誘われる食欲というのは 食欲自体が強い事も確かですが、メカニズム的にも体感的にも 「食べても満足しない。途切れない食欲に苦しむ」そんなイメージです。 健康な人が、食後に少しだけ甘いものを食べたくなる時ってありますよね? 甘い物じゃなくても 「お昼の定食おいしかったけど、もう1クチだけ何か食べたいな。 あ、ミカン(カステラ、チョコレートetc..)あった。これ食べて午後の仕事に戻ろう」 そんな微妙な物足りなさを感じる時がありますよね。 あれがまさに、食後の高血糖による食欲なのです。 健康な人でも、食後の血糖値は普段より少し上がっています。(患者さんほどではないですが。) その影響で、 お腹いっぱいなのに、少しだけ何かをつまみたくなる訳ですね。 (飲み会の後に、ラーメンに寄ってく食欲とも似てるかも。) 患者さんの場合は、その手の「お腹いっぱいなのに食べたい、お腹の状態的にも、なぜか食べられてしまう」という食欲が、健康な人の10倍くらい強烈で 血糖値を下げる薬が効いてくるまでの間、延々と続くのが高血糖の空腹感です。><; 言葉としては同じ「空腹感」ですが、感覚としては「本当にお腹が空いている状態」とは異なるんですね。 ||ω・) ちなみに・・ 低血糖の初期も、空腹を感じる人が多いです。 この空腹感こそ、一般的な意味での空腹です。 食べていない状態での空腹感って、高血糖時の異常な空腹感と比べて 感覚として耐えられるんですよね。(健康的には、耐えてはいけないw) 水を飲んで我慢できたり、放っておけば空腹感は消えますよね。 (そして、本格的な低血糖へ以降・・ 患者さんでインスリンや、飲み薬を使ってる人がこうなると 意識レベルがどんどん低下していきます。極まると脳にダメージが…) 高血糖の耐えがたい異常な空腹感とは、メカニズムが大きく異なるのですね。 ※ ちなみに、健康な人(薬で血糖値を下げていない人)でも 朝食を抜いて倒れてしまう人は、低血糖の可能性があります。 健康でもご飯を抜いたり、仕事に夢中で食べ忘れていると 低血糖を起こしますから、要注意です。^^; 低血糖状態が長い時間続くと、食べ始めた時に(血糖上昇に伴う)頭痛が起こりやすいので、その意味では、食欲がなくても(胃の調子が悪くなければ) 一定の時間間隔で食べる事が大切ですね☆ ・・・ 病歴20年超の、1型糖尿病へっぽこ患者が回答しましたw 参考になりましたら幸いです。 (_ _〃))
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糖尿病患者は 1型(TH1の異常)・2型(生活習慣など)の発症要因を問わず 空腹を感じますよ。 低血糖状態の時は、基本、空腹感を感じないですけどw (空腹を感じる程度の低血糖は、低血糖レベルとしてマシな方。) 食欲と血糖値には関係があります。 高血糖は高血糖を呼び、低血糖は低血糖を呼びます。 (高血糖状態の時、食欲は増す。低血糖の時、食欲は減る。 必要な処置と自覚する食欲が反比例するので どちらも大変です。) 2型糖尿病の患者さんの場合は、 【恒常的に】高い状態が続きやすいので、食欲との闘いが生じます。 (血糖値に波があれば、食欲も自然と体自体がコントロールします。) 一度、血糖値がある程度(下限は空腹時血糖まで)下がってしまえば 食欲も消えるのですが、下がるまでの時間が長くて辛い状態ですね。 インスリンを使えば早めに解消されますが 自己分泌のある2型患者だと、インスリンの使用には慎重となるため 食欲との闘いが本当に大変でしょうね・・。 まったく厄介な病気ですw 1型患者の場合は、食べるのを我慢するのは比較的 簡単ですが、 低血糖で、食べたくない時に食べる事の方が辛い。 だから、胃薬と常に友達w そして血糖値の安定化(米・芋などの摂取)に必死に務める。 お菓子はもちろん、パンや麺類は血糖値の安定性に欠けるので 要注意なのです。><; 1型の場合は、空腹を感じていなくても 血糖値の安定化のために食べる事はあります。 病院でも、特に小児の場合は夜8頃時に夜食が提供されます。 2型についてはどうか、わかりませんが・・。 (1型とは、メカニズムと対処が異なる病気なので。)
お礼
大変参考になりました。空腹感というのは食欲と重なっているとすると、特に2型の人は普通の食事をしていても、次の食事の時間前にすでにおなかが減ったと感じる日常であるのが普通なのでしょうか。一方1型の人は空腹感を感じることが少ないということになるのでしょうか。
お礼
さらに詳しくお話しいただきありがとうございました。
補足
ご体験に基づいた貴重なお話を再度うかがえました。今まで空腹感を単一のものと考えて、体の要求ではない、おいしいものを腹いっぱい食べたいという食欲とは別の、体が要求する健全なものと考えておりましたが、御教示により空腹感にも2種類あることがよくわかりました。またもう一口食べたいという気持ちに関するご考察も実によくわかる気がいたします。これからもご教示を基に私なりに考えてゆきたいと思います。