- ベストアンサー
排他的映画
人が人によって疎外される、排斥される、敵視される。 そういうテーマの映画があったら教えて頂ければと思います。 『イージー・ライダー』とか『砂の器』『天使はこの森で・・・』などが思い浮かびますが、 「オウムである」とか、「アカである」とか、「戦犯である」とか、イデオロギーの対立であるとか、そういうものではなく、 ごく一般の市民が疎まれ、敵視され、孤立していくような 人間の内側に潜む異分子排除的傾向を描いた映画を探しています。 『ショコラ』のように、最終的な和解や融和というものは絵空事だと思うのです。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
こんにちは。 alfieさんの探してられる映画とちょっと違うかも知れませんが、 篠田正治監督 「少年時代」(1990年)なんかはダメですか? 都会の者が田舎の人を嫌い、田舎のものが都会の人を敬遠する、日本の風土に根ざした理由のない疎外感を少年の目を通して描かれた映画です。 若くして亡くなられた柏原兵三さんの原作も出版されています。
その他の回答 (7)
- tetsuwanpinoco
- ベストアンサー率31% (14/45)
アニメですが、高畑勲監督「火垂るの墓」はどうでしょうか? 戦時下でなければごくありきたりの、もしかしたら善人であったかもしれない人々が、幼い、いたいけな子どもたちを疎み、ついには死に追いやる、というのは、まさにドンピシャでは?
お礼
いつも見逃している作品です。 見ればきっと滂沱の涙でしょうが何しろ私自身非常に偏屈な人間なもので、原作者がどうも引っかかってます。 しかしわたしが何を言おうといい作品であることは間違いありません。 しかしこれもやはり「戦争」という特殊な状況下ということになってしまいます。 戦争は、「人間を非人間的に」します。 しかしわたしは「人間の非人間性」を描いた作品を見たいと思います。 反論するつもりはないのです。 わざわざのお答えほんとうにありがとうございました。
- bluebetty
- ベストアンサー率36% (116/320)
●『ジュリアン・ポーの涙』 ある男が、異邦の地に自殺にやってくる。 その目的をきいた村人たちは、いつ自殺を決行するのか待ち構える…。 人間を排他、ときいて真っ先に思い浮かんだのがこの作品です。 ちなみに、ビデオパッケージはまるで甘ったるい恋愛ものの仕様になっていて呆れました。
お礼
お答えありがとうござました。 恥ずかしながら聞いた事のない作品でした。 なんか『桜桃の味』の変奏曲みたいで興味深いです。 まずパッケージを見たいですね(笑)
#4です。 篠田正治は篠田正浩の間違いです。訂正いたします。 篠田監督、すみません。
- 400mai
- ベストアンサー率50% (1/2)
最近の映画ですが、『ドッグヴィル』というのはどうでしょうか。 ニコール・キッドマン演じる主人公が、追っ手から逃れて、ドッグヴィルという小さな町(村?)にたどりつきますが、住民が彼女を受け入れる条件として、奉仕を強いられるという映画です。 監督は、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアーです。
お礼
そうですね。 実は密かにチェックしている作品です。 ただ監督が『ドグマ』のメンバーなら肌に合わないかも? (苦笑) どうもありがとうございました。
- disease
- ベストアンサー率18% (1239/6707)
仕立て屋の恋(89仏) かなり絶望的な内容ですが、心に残る作品です。 カッコーの巣の上で(75米) イージー・ライダーにも出演しているジャック・ニコルソン主演の作品です。 これはモロに隔離された施設内での話です。
お礼
お答えありがとうございます。 どちらも1回しか見てないんですがいい作品ですよね。 「仕立て屋の恋」。 こういう作品(ストーリー)好きですネエ どうもありがとうございました。
排他的とまではいきませんが、思いついたのはフェリーニの名作「道」ですね。 ニノ・ロータの音楽やラスト・シーンが印象的でした。 あとごく一般の市民とは言い難いですが、「時計仕掛けのオレンジ」もそんな感じじゃないでしょうか? どちらも有名な作品なのでご存知だと思いますが、 求めていた内容と違ってたらすみません。
お礼
star-gazerさん、お答えありがとうございます。 「道」はわたしも好きな作品です。 でも「道」よりは「時計仕掛け・・・」の方がそんな感じでしょうね? 恐ろしいことにキューブリック作品は観たことないんです(笑) 「時計仕掛け」は今回の質問にあてはまると思うので覚えておきます。 どうもありがとうございました。
- de_vo
- ベストアンサー率28% (148/523)
映画ではホラーなんかにその傾向のものが多いように思うなぁ。「ドラキュラ」や「オーメン」・・この場合特殊な能力に対する『排除』だけど・・ あと、映画ではないけどこの質問で真っ先に思い浮かんだのが、安部公房の「箱男」。 どうだろ?
お礼
de_voさん、お返事ありがとうございます。 そう言われれば「フランケンシュタイン」なんか「彼」にとっては言われなき疎外ですよね。 わたしはデ・ニーロのやつしか見てませんが。 「オーメン」はそういう風な見方をしたことはありませんがオカルト映画の傑作(?)だと思ってます(笑) 「箱男」は未読なんですが以前から関心はありました。 de_voさんの言うように、こういうテーマは映画よりも 文学作品に求めた方がいろいろありそうですよね。 よろしければジャンルを問わずまた教えてください。 ありがとうございました。
お礼
お答えありがとうござます。 「少年時代」ってひょっとして山田太一氏の脚本じゃなかったですか? 「理由のない疎外」というのはまさにわたしの言わんとしてるところなんです。 明らかな特殊性、非一般性というものでなく、 「何となくあいつ気に入らない」って思いを少なくない人たちが共有する、その人たちは別に親しい間柄でも何でもない。 某サイトでもそのような現象を散見しますが(苦笑) 参考になりました。ありがとうございました。