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悠久の歴史、中国を想う
- 中国の歴史と現在の状況について考える
- 日本との関係、中国人のイメージについて
- 中国の文化や文明の魅力について
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>共産主義とはそれほど人間を腐らせる猛毒であったという事の証左かも知れませんねぇ。 isokenさん、そいつァ孫文亡き後の中華民国がどんだけ腐ってたかを知ったら見解が変わりますぜ。日本が満州事変を起こしたり日中戦争になっていた辺りの中国なんてよくいえば群雄割拠ですが、はっきりいって国家の体をなしていない。馬賊と呼ばれるマフィアの親分みたいなのが跋扈して私兵を持って勝手をやるわ、私兵を持ってるだけにそのうち紙幣も勝手に発行し始めるわやりたい放題。中華民国との間で満州鉄道は日本が管理することの合意ができても、その鉄道線に沿って馬賊が鉄道線を引いて安い値段で客を引く始末。 後に第二次大戦になるとアメリカがいわゆる援蒋ルートで武器弾薬や物資などの膨大な支援を送るのですが、なぜかそれが前線に届かない。どういうことだと調べてみたら、中抜きして横流しするやつが横行して物資がどこかへ消えちゃう。行った先を調べてみたら、流れ流れて共産党軍に渡されていた・笑。これ本当です。 とにかく、蒋介石の国民党政府ときた日にゃ今の中華人民共和国が可愛く見えるほどの腐敗っぷりです。終戦1年前の日本軍にも攻勢を受けると敗北した(大陸打通作戦)くらいですからね。このとき蒋介石は虎の子の自分の親衛部隊を自分の手元に置き、決して戦線に投入しようとしませんでした。その理由は簡単で、もし蒋介石が自分の親衛隊を失ったら自分の権力基盤がなくなってしまうからです。ちなみに蒋介石は日中戦争のときもナチスドイツから全面的な支援を受けて作ったゼークトラインという要塞線を作り、そこにドイツ式に訓練されたエリート部隊を置きますがあっさり日本軍に破られています。 ただ、先日の株価暴落のときに取引停止命令を出すわ、政府系の組織に買い支えを命じるわ、資本主義国では考えられないような強硬手段をとりながら、結局一週間と経たずして収束させたそのカネに対する嗅覚の鋭さは脱帽するしかないですね。あれはとても日本人には真似ができません。 看板は社会主義。でもやってることは新自由主義に近いほどの資本主義。「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕る猫はいい猫だ」とはよくいったものですよ。
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- IXTYS
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こんにちは。 中国の歴史に対する深い尊敬の念は理解出来ます。 しかし近代の歴史は全く別物ではないかと考えています。 19世紀の世界を席巻したのは植民地的帝国主義でした。 この欧米列強の一番の餌食がインドであり中国でした。 その中で日本はいち早く欧米先進国の技術に追いつくことを主眼に近代化を押し進めて来ました。 東アジアの中国、朝鮮、日本の中で19世紀に世界最新の技術に追いつく努力をしたのは日本だけ。 中国も朝鮮王朝も追いつく努力もせず、無為に時を過ごしたに過ぎません。 中国に至っては欧米列強に国をズタズタにされ、20世紀に入り、社会主義の洗礼を受けてしまいます。 ようやくそのくびきから解放されたのが1980年代になってから。 日本とは120年の差がついているのです。 韓国も1945年に独立しながら、朝鮮戦争に巻き込まれる。 この国の近代化も80年代に入ってから。 日本とは120年の差があるのです。 中国も韓国も技術のか核心であるソフト技術の概念が未だに理解出来ません。 抽象的な概念が理解出来ないのです。 ここが日本人との大きな差となっています。 この差が埋まらない限り、中国も韓国も日本に追いつくことはありません。
お礼
IXTYS さん、こんばんは。 >中国の歴史に対する深い尊敬の念は理解出来ます。 しかし近代の歴史は全く別物ではないかと考えています。 御指摘の通りだと思います、我々が持つ尊敬の念は彼の国が持つ偉大な歴史に対してであって、必ずしも近代以降あの国が辿った・・、ましてや現在の中国の在り方に対してでは決してありません。 >東アジアの中国、朝鮮、日本の中で19世紀に世界最新の技術に追いつく努力をしたのは日本だけ。 中国も朝鮮王朝も追いつく努力もせず、無為に時を過ごしたに過ぎません。 両国は完全に寝ておりましたねまさにアジア的停滞、儒教の悪い面のみ身に纏った弊害からでしょうか。 朝鮮に関して言えば、隣国に起こった明治維新という革命がまるで他人事でした、アヘン戦争の結末に鋭く反応した我が国とは誠に対照的、その辺りが後の両国の歩みを大きく左右した気がします。 >中国に至っては欧米列強に国をズタズタにされ、20世紀に入り、社会主義の洗礼を受けてしまいます。 ようやくそのくびきから解放されたのが1980年代になってから。 日本とは120年の差がついているのです。 韓国も1945年に独立しながら、朝鮮戦争に巻き込まれる。 この国の近代化も80年代に入ってから。日本とは120年の差があるのです。 私の率直な感想を申し上げると、御指摘の両国には庶民の識字率並びに民度を高め、長い雌伏を経て明治維新へと行き着く助走路であった、江戸時代に相当する時代がありませんね。 知識とは即ち一部階層の専有物であった訳で、その差は大きいと思います。 >中国も韓国も技術のか核心であるソフト技術の概念が未だに理解出来ません。>抽象的な概念が理解出来ないのです。 ここが日本人との大きな差となっています。 この差が埋まらない限り、中国も韓国も日本に追いつくことはありません。 ほぼゼロからスタートした我が国は、西洋文明を取り入れたのみならず、国情に合わせてそれを咀嚼しビルド・アップして、その後の中国・韓国が現在享受しているアジア・モデルというものを作り上げました。 それを取り入れるのが手っ取り早い繁栄への道ではあったのでしょう、ただそこには右顧左眄した末に身に付けたベースというものがない、その差は明確にして歴然です。 回答ありがとうございました。
- ミッタン(@michiyo19750208)
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isokenちゃんお邪魔します 薄っぺらい知識しかないので参戦するかどうか迷いましたがちょっと一言 「いつから中国はこうなってしまったのですか?」 昔の中国には「儒教」という素晴らしい教えがあり、ことわざや故事成語も由来したものが多いですね また、漢字も伝播してきました 私が小さかった昭和50年代は「パンダ外交」「ピンポン外交」がブーム (巨額のお金が動いていたのは大人になってから知りました) 以前私はここで「朝日新聞と社会科勉強について」と質問しました 田原総一朗さんはあまり好きではないんですが、「朝まで生テレビ」は見てしまいます でも、ついて行けないんですね というのも、高校では選択科目の都合上、世界史・日本史がメインで、倫理・政経を習ってないんです そこでこの質問をしましたところ「歴史認識がコロコロ変わるし、教科書検定でも引っかかるから学校では教えにくい」と言われ妙に納得 今までタブーとされていた南京大虐殺も朝日の誤報がまかり通ってしまったと最近になって知りました 私達は日本で生まれ、生活をし、民主主義で法の下の平等が憲法で定められています 何がここまで中国をネガティブなイメージにさせてしまったのでしょうか? 解りやすく解説お願いします 答えになってないですね、スイマセンm(_ _)m
お礼
michiyo さん、こんばんは。 >薄っぺらい知識しかないので参戦するかどうか迷いましたがちょっと一言 なんの、色んな方面の率直な御意見を賜るのが目的ですから、ありがたいの一言です。 >「いつから中国はこうなってしまったのですか?」 kamejrou さんともその件でお話しましたが、実は私にもよく分からないんですよ。 >昔の中国には「儒教」という素晴らしい教えがあり、ことわざや故事成語も由来したものが多いですね まあ儒教の誠にありがたい教えは、幾つかの経典に収められておりますが、中でも有名なのが論語でしょうかねぇ、ただ私はその中身をよく知らないんです、難しいものを読むと頭が痛くなっちゃうものですから・・。 ただ一つ言えるのが、1949年の中華人民共和国成立に伴い、儒家は革命に対する反動分子と決め付けられ、徹底的に弾圧されたという事実です。 つまり1950年代以降に教育を受けた世代は、儒教の影響を欠片も受けていないんですね、この辺りにモラルが欠如した現中国人誕生のヒントがあるのかも知れません。 >以前私はここで「朝日新聞と社会科勉強について」と質問しました かつて朝日新聞は幾つかの大罪を犯しております。 従軍慰安婦に関する誤報は記憶に新しいところですが、それ以外にも例えば中国文化大革命を徹底的に賛美した提灯記事、ところがその実態はというと賛美どころか殺戮と農業の停滞による餓死者を併せ 3000万 ~ 5000 万人とも言われる犠牲と徹底的な文化破壊に他ならなかった、極論するとそういう評価に落ち着いております。 それ以上に酷かったのは、自国を 「 地上の楽園 」 と称した北朝鮮のプロパガンダをろくすっぽ裏さえ取らずに鵜呑みにして、10万人の朝鮮人帰国者のみならず8000人に及ぶ日本人妻他その家族を地獄へ追いやった事でしょうか。 しかも自らの責任はどこ吹く風とばかりに、 「 帰国事業は 日本政府による朝鮮人追放政策だった 」 ・・と、責任転嫁( それも僅か10年前 ) の記事を掲載するに至っては、開いた口が塞がらないとはこの事です。 >田原総一朗さんはあまり好きではないんですが、「朝まで生テレビ」は見てしまいます >でも、ついて行けないんですね ついて行けない方がいいですよ、あの手の討論番組は或る種のショーとして楽しむものであって、鵜呑みにするもんじゃありません。 まあ私はあの人駄目ですね、予め決められた着地地点へと誘導する強引な手法が鼻に付きますから・・。 >何がここまで中国をネガティブなイメージにさせてしまったのでしょうか? >解りやすく解説お願いします 最大の理由はやはりかつての国家主席 江沢民以降の日本叩きと反日教育でしょうね、所詮国家同士だって人間関係と同じですから、蜜月時代には好意的であったバイアスが180度引っ繰り返り、それまで目隠しされていた中国の実態を鋭くえぐり出して来た、つまり今の報道が本当の中国・・、そう言う事であろうと思います。 回答ありがとうございました。
さて、isokenさんが、中国4000年の歴史について何か語れとおっしゃっているので 早速語りましょう。 といいながら、中国の文学を検索していて「金瓶梅」のところでつかまって、しっかり ユーチューブまで観てしまいました。 これではいかんと、三国志までいったら赤壁の戦いで林志玲につかまって この画像に見入ってしまいました。かわいい!!! https://www.youtube.com/watch?v=qTJryEiSP-s 小喬には大喬という姉がいてこれもまた歴史を揺るがす美人なのだそうです。 もっと昔にさかのぼって語ろうとすると 妲己 褒娰 西施 などという絶世の美女がでてきます。 美女ばっかり追いかけているとEXはあほだと言われますから、私の好きな 中国の春秋末期から戦国時代。学問・思想でも新しい考えが生まれ活気に満ちた 時代です。ここで孔子も出てきます。 子どもが親に対して持つ敬愛の気持ちを孔子は「孝」と名付けます。 この「孝」の気持ちを他人にまで広げたものを「仁」という。この「仁」が孔子の考えの中心です。「義を見て為(せ)ざるは勇なきなり」も孔子。 任侠映画の教科書は中国の春秋・戦国時代にあったのですね。 参照http://www.geocities.jp/timeway/kougi-26.html わたしは道教が好きなのですが、これは諸子百家と多少脈絡を異にします。 もともとが漢民族の土着信仰でこれに老子の言説がくわわったとされますが 老子自体実在の人物かどうかもわからないといいます。 まぁそういうオカルトっぽいところが老子の魅力ですけど。 わたしにとって中国4000年の歴史は、美女と哲学と宗教の宝庫ということで 人生の多様性を学ぶにはまことに比類なきよい教材に満ちた国だということです。 ただ、よい道案内は必要ですが。 あーあ、高校時代読めなかった金瓶梅(西門慶の物語)を読みたくなりました。 あの濃厚なエロチシズムこそが私の中華文化の神髄ですから。
お礼
ex さん、こんばんは。 >中国の文学を検索していて「金瓶梅」のところでつかまって、しっかり ユーチューブまで観てしまいました。 その昔の吉原に 「 金瓶梅 」 というソープがありました、行ってない無い事にしといて下さい。 >これではいかんと、三国志までいったら赤壁の戦いで林志玲につかまって この画像に見入ってしまいました。かわいい!!! 林志玲 こそが アジアン・ビューティー の名に相応しい美女、随分と前から私もそう思っております。 率直に申し上げると、台湾って恐らく美女が少ない地域でしょう、少なくとも私は唸るような美女を見た事が無い。 ただこの林志玲ばかりは規格外の美貌です、それと台湾にありがちな福建顔じゃないですね、恐らく中原にこそそのルーツがあるのでは・・と、勝手に考えておりますが・・。 >妲己 >褒娰 >西施 褒娰は烽火そして西施は臥薪嘗胆、無論知っておりましたが、妲己ばかりは知らなかった、一つ勉強になりました。 >私の好きな中国の春秋末期から戦国時代。学問・思想でも新しい考えが生まれ活気に満ちた時代です。 それなりに均衡の保たれた乱世こそ、経済・技術の伸長期と申しますね、我が国の戦国時代もそうでした、恐らく戦国大名が互いに切磋琢磨したからでしょう、元亀・天正の約30年弱で GDP が2倍に伸びたとの学説があるほどです。 >わたしは道教が好きなのですが、これは諸子百家と多少脈絡を異にします。 もともとが漢民族の土着信仰でこれに老子の言説がくわわったとされますが 老子自体実在の人物かどうかもわからないといいます。 仰る通り、道教は或る種のシャーマニズムですね、ところでこの道教という一種の宗教は実に柔軟性がある、積極的に時の権力にコミットして時代の変革を乗り切ろうとしてます。 >わたしにとって中国4000年の歴史は、美女と哲学と宗教の宝庫ということで人生の多様性を学ぶにはまことに比類なきよい教材に満ちた国だということです。 >ただ、よい道案内は必要ですが。 匈奴をその嚆矢とし有史以来枚挙に暇が無い異民族の侵入、彼等の目的の一つが実は漢族の美女をさらう為であった・・、と実しやかに言われております。 見た目のみならず或いは性技にも長けていたのかも知れません、何せそちら方面へも悠久の歴史を有するのでしょうから・・。 ただセックス面に関しては共産党政権の樹立で一度リセットされたようですね、現中国女性のセックスは非常にノーマルで面白味が無いと聞きますから・・。 回答ありがとうございました。
- 15261526
- ベストアンサー率23% (71/306)
漠然とした要求ですが、試しに回答してみませう 中国思想の話です 中国思想とは古代中国から連綿と続く中国社会に根付いた思想のことです。政治思想に限らず社会思想など包括的に人文科学に影響しえたものについて抽象的で基底的なものを指します 中国思想には「神」は存在しません。その代替として「天」が存在します。 もっとも日本人が使う天罰、天啓などのような超絶的な存在・自然の意味ではなく、漠然とした運命論、もしくは人を使役する力 のニアンスです ちなみに、日本における天は、福沢諭吉の「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云えり」や、織田信長の「天下布武」にもあるように、天とは社会と同類性を見出すこともありますが、中国思想の天には、人の営みとの近接性があまり見出されません ちなみに、天と人間の関係性が、中国思想全てのコアテーマです。 『天人合一』という概念があります。 要は、人の行いしだいで天(社会・自然現象)も変わる、という発想です 天災発生時に”天罰”などと言うのは、この思想がオリジンです ちなみに、現代中国思想では、”天”に近似した概念はありますが、急速に発展した自然科学の思想および知見の流入が生じた共産主義運動・社会主義運動によって、中国人のコアベースであった社会思想上の”天”がなくなります。 個人・社会を律する機能を持ち得ていた中国思想の”天”が希薄になった現代においては、様々な価値観が乱交・衝突・対立・平準化して、中国社会のコアベースの危機状態と指摘する人もいます しかし、社会の近代化過程においては、連綿と紡がれた世俗的・土着的な社会思想は外来思想との関わりで多様性を維持し、その多様な社会思想の選択肢と選択の自由をもって、いずれはソフトランディングに至ります。 おそらく現代の中国は、文化大革命の負の遺産の復旧から、コアベースたる社会思想と外来思想の乱交・衝突・平準化の過程でしょう その結果において中国がどのような姿になるのか?はまだ未知なのは言うまでもありません もっとも、中国自身が、「中国とは何か?」という自己認識問題についての人民の総括的な一定の回答に至らない状況では、現在の中華人民共和国の様態を維持できないでしょう そもそも、ここで論説展開している中国とは「中国という現象においてもっとも見えやすい世界の中国」の話であって、ミクロにはもっと異なる中国があるわけですから ここで言う中国とは宇宙かもしれませんし、単なる国家の話かもしれませんが、捉える側次第の話でしょう
お礼
15261526 さん、こんばんは。 実に纏まりの無いテーマで申し訳ありません。 >中国思想には「神」は存在しません。その代替として「天」が存在します。 もっとも日本人が使う天罰、天啓などのような超絶的な存在・自然の意味ではなく、漠然とした運命論、もしくは人を使役する力 のニアンスです 古来より王朝が変わりましても皇帝は天帝を祀ると言われておりますね、中国が比較的宗教に寛容なのは、その辺りの思想に由来するのでしょうか? 中国には一時期ユダヤ人の集団もいたそうですが、例えば欧州その他との比較に於いて、さほど宗教・風俗面での迫害が無い緩い社会であった為、逆に同化してしまい今やその痕跡が見当たらないと聞きます。 >おそらく現代の中国は、文化大革命の負の遺産の復旧から、コアベースたる社会思想と外来思想の乱交・衝突・平準化の過程でしょう >その結果において中国がどのような姿になるのか?はまだ未知なのは言うまでもありません 御存じの通り、中国は社会主義自由経済と呼ばれておりますが、その政体での経済の伸長には限度があります、つまり共産主義という呪縛がビジネスにとって致命的なハードルである事が遍く知れ渡ると、そう遠くない将来政体に飛び火する可能性が高いでしょう。 つまり共産党の命脈はそう遠くない将来に於いて尽きてしまう、私としてはそう予想しておりますが・・。 回答ありがとうございます。
補足
15261526 さん、こんにちは。 パソコンの調子が悪くなりまして、これだけ書き込むのがやっとのありさまです。 少々お礼が遅くなる事、お許し頂きたいと・・。
- kamejrou
- ベストアンサー率17% (191/1107)
こんにちはisokenさん。 はて?今日は土曜日か?と覗いたのですが、まあ大変な質問をしておられる。 私も大抵isokenさんの質問にはお付合いさせていただいておりますが頭を抱える・・・ 話がとびとびになってもいけません仰る一つ一つについてお話してみましょう。 その前に・・・・ くだんの武藤何某・・・私は同感出来る部分もあったのですが、 ああとなっては議員としてもそうでしょうが人間としての質を問われる・・・。 さて本題なのですが、 「三国志」については最後にしましょう。 我々が日本と言う国の歴史を語る時中国と言う国の存在なくして語れない、仰るとうりでしょうね。 弥生時代、日本はこの稲作と言うものを中国から伝えられる・・・ そもそもが私は今日、日本の天皇制の起源は稲作の伝来からであろうと考えております。 何故?と言えば長くなるのですが少し言えば豊作を祈念するところから始まるのです・・・。 今、天皇の主なお努めは何であるか?容易に分かることです。 改めて言いますがこの質問は本当に難しい・・・(笑) 何処を切り出してみても一つの回答になってしまう。 当時の文化と言うものにもう少しつけ加えてみましょう日本と言う国が中国の文献に顔を出すのは これは漢の時代です・・・これは「漢書」にある。 漢字でも分かるように漢の文化は日本と言う国の文化でもあります、 これはisokenさんも異論はないはず・・・・。 ただ日本はそれを受け入れつつも日本独自の文化を創りあげた、「ひらがな」が良い例でしょう。 この「ひらがな」の発明があらばこそ、 今、我々日本人が世界に誇れる「源氏物語」と言う素晴らしい文学があるわけですし・・・・。 「日清戦争」にも触れておられるので、この清の「阿片戦争」のことも少し・・・ ぺリーの来航も勿論そうでしょうが、 当時の幕府に於いて隣国清の「阿片戦争」は欧米列強の脅威を思い知るには充分な事でした。 幕府が講和を急いだ理由はこれも一因であったろうかと思います・・・・。 年配の人には中国と言う国が好きであった人は多いのでしょう、勿論、今の中国ではない。 isokenさん、別物なのか?と言われる・・・別物なのです。 さて、「三国志」の話をして終わりにしましょう。 以前、そのうちに「三国志」の話でもしてみましょうと言いましたが覚えておられる? 今更、物語自体の話をするのも釈迦に説法でしょうし、 あの物語の時代背景と言うものを少しお話ししてみたいと思います。 中国と言う国は分裂の歴史でもあるのですね・・・・「三国志」と言うのは宋の時代です。 isokenさんも少し宋の時代に触れておられるが・・・・私も同感で特筆すべきは宋まででしょう。 ただ宋の時代の人にとり、その以前五代と言うのは辛い歴史でもある・・・・ かと言って春秋戦国の時代はあまりに遠い・・・・。 その真ん中くらいの三国の時代が一番面白い時代と映ったのでしょうか? 加えて登場する人物が魅力的であればそれこそ申し分ない・・・・。 今、世界に散らばる華僑、あるいは南シナ海の日本にとり看過出来ない安全保障の問題・・・・ また何時かに譲りましょう。 ここいらで・・・・。
お礼
kamejrou さん、こんばんは。 >くだんの武藤何某・・・私は同感出来る部分もあったのですが、 >ああとなっては議員としてもそうでしょうが人間としての質を問われる・・・。 全く仰る通りでして、武藤某の行状に関してはもう主義主張以前の問題で説得力ゼロ、少なくとも安倍さんはノーブレス・オブリッジというものを理解しておられるのでしょうが、必死で頑張ってる彼の足を引っ張って欲しくないですねぇ、そうでなくても安倍内閣は問題山積で今や四面楚歌の一歩手前にありますから・・。 >そもそもが私は今日、日本の天皇制の起源は稲作の伝来からであろうと考えております。 この点はまさしく御慧眼であろうかと・・、明治以降の天皇制だけを取り上げて甚だしい勘違いしておられる方が多いのですが、元来天皇家とは日本氏族社会の頂点であり或る意味血の源流でありまして、お叱りを覚悟で申し上げれば神主の上に君臨する大神主の如き存在でしょう。 故に平安期の院政或いは建武の新政といった稀な例外を除いて、権力の二重構造が綿々と続いた果てに太平洋戦争へと行き着いてしまった、そういう事であろうかと思います。 当初 天皇 = 欧米風の国王と誤解していたマッカーサーも、後にはこの点を深く理解したようですね、彼自身の口からアメリカ本国のに対して説明が為されておりますから・・。 >ただ日本はそれを受け入れつつも日本独自の文化を創りあげた、「ひらがな」が良い例でしょう。 >この「ひらがな」の発明があらばこそ、今、我々日本人が世界に誇れる「源氏物語」と言う素晴らしい文学があるわけですし・・・・ 古来よりこの島国に住む先達は、海の向こうより取り入れたものを改良して付加価値を付けてきた、この点こそ我が民族が世界に誇れる点でありましょう、今の経済的繁栄の礎もそこにあると思います。 例えば種子島に漂着した南蛮人から製法のヒントを得て、その何年か後の戦国末期には精度世界一と称され、主要輸出品目の一つにすらなった鉄砲然り、恐らく フォード T 型を模した生産ラインをバージョン・アップして、世界に冠たるカンバン方式を作り上げたトヨタ然りです。 それ以上に賢明であったと思われるのが、主として中国より渡来した文化・物質に付随する精神という毒の部分はデリートして吐き出し、良質のエキスのみ抽出して来た点にあるのではないでしょうか。 同じくかつて中華文明の一翼を担った朝鮮半島は、その本家本元中国以上の原理主義であった為儒教という毒に冒された挙句、技術や商売を卑しみあんな国になっちゃいました、それこそ東洋的停滞の典型例です。 >当時の幕府に於いて隣国清の「阿片戦争」は欧米列強の脅威を思い知るには充分な事でした。 >幕府が講和を急いだ理由はこれも一因であったろうかと思います・・・・。 幕閣にも具眼の士はおりましたねぇ、差し詰め当時筆頭老中の阿部正弘なんかそうじゃないでしょうか、ただ彼は余りに御殿様で有り過ぎました、各方面の意見を調整してしまい鉈で叩き斬るような単純明快さが無かったですね。 それともう一人、島津斉彬公の名前は挙げなければならないでしょう。 俗に四賢侯とは呼ばれましたが他は単なる数合わせに過ぎない、ただ一人斉彬公のみは違いました。 さして長くはない彼の人生を突き動かしたのは、阿片戦争の結末に由来する西欧文明への危機感に他ならないでしょう、他の有象無象の殿さまとは比較にならないですね。 >isokenさん、別物なのか?と言われる・・・別物なのです。 古の中国人と現中国人とを隔てる分水嶺は、一体どこにあるのでしょうか。 >ただ宋の時代の人にとり、その以前五代と言うのは辛い歴史でもある・・・・ >かと言って春秋戦国の時代はあまりに遠い・・・・。 >その真ん中くらいの三国の時代が一番面白い時代と映ったのでしょうか? そもそも秦の始皇帝がああいった形で乱世を統一し、中央集権制度を敷いたが為、そこが原型となりその後の中国が辿った悲劇がある、そう感じてしまいます。 今や清朝の康熙乾隆帝の治世を遥かに超えて、有史以来最大の版図に至った中華人民共和国ですが、果てしない膨張主義こそ有史以来中国が背負った宿命であると同時に、ベトナム・朝鮮・チベット・ウイグル他周辺民族が抱えた大きな苦悩でもあったのかも知れません。 西ローマ帝国そして神聖ローマ帝国が滅んだ後の西欧の如く、主として言語学的に例えば戦国の七雄程度に細分化されるべきであったのかも知れません、西欧の面積は中国のそれにほぼ匹敵しますから。 互いに切磋琢磨する競争社会は、その後の西欧に有意に作用しました、例えば大航海時代のスペインとポルトガル、ずっと下がったイギリスとオランダそしてフランス・ドイツ。 >今、世界に散らばる華僑、あるいは南シナ海の日本にとり看過出来ない安全保障の問題・・・・ ざっくり申し上げますが、現中国首脳はオバマ大統領を舐め切っておりますね、何も出来ないしする意志もないだろうと・・。 但しアメリカにタカ派政権が誕生すれば、好き勝手に出来ない事も承知しております、つまり今は既得権の獲得に躍起になっている状態なんでしょう。 この構図はクリミアに於けるロシアも全く同じです、遅れて来た帝国主義的発想という点で、この両国は驚くほど似ております。 回答ありがとうございました。
- 雪中庵(@psytex)
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僕も中国を旅行しましたが、あのサービスの悪さ、 おうへいな態度は、在外の華僑でも同じですよ。 基本的に大陸系の文化は、国境が不安定でせめぎ 合うために、我が強く個人主義的であるところ、 同じ大陸系でも西欧諸国は、宗教や資本主義と いった「拘束衣」によって社会性のカタに入れて いるのです。 ところが、戦後の混乱によって文化的伝承が阻害 された中国は、ナマのままの大陸的個人主義・ 利己主義があふれているのです。
お礼
psytex さん、こんばんは。 >僕も中国を旅行しましたが、あのサービスの悪さ、 >おうへいな態度は、在外の華僑でも同じですよ。 旅慣れた方の率直な御意見でしょう、興味深く拝見しております。 大筋で頷かざるを得ませんが、華僑との比較の点に関してのみは、或いは個人差があるのかも知れません。 例えば主としてビジネス・シーンに於いて、かつて大手総合商社が東南アジアに進出した際のビジネス・モデルとして、華僑をワンクッション置くのはごく当たり前の商慣習でした、もっとも昨今は若干事情が異なるようですが・・。 何故なら率直に申し上げて、広義な意味での南方系の方々は人が好い反面非常に享楽的、そもそも商社が持つ機能の一つとして、新たなビジネス展開に必要なファイナンスを付けるというのがありますが、資金の手当てが出来た段階で自分のお金と勘違いしちゃう方が少なくない、その点華僑は世知辛い・・というか物堅い為、ロコの方々の暴走に対する抑止力、或いはリスク・ヘッジとして機能していた一面はあるんじゃないでしょうか。 まあ西欧風の契約とは幾分違った感覚ですが、他郷にある分その根底を貫くものが信義であったりするのではないかと・・、尚個人的な体験から申し上げると彼等の懐に飛び込むのは難しい反面、一度信頼を得ればそれこそ一族の末席程度の扱いはしてもらえるようです。 ところが本家本元の中国大陸こそが、契約や信義といった概念から懸け離れた人治的社会、今や世界経済の動向を左右する国家がこれでは・・、この先どうなんでしょうかねぇ。 語りついでにもう一つの横柄さに関してですが、この点は漢民族の民族的宿痾でしょうか、但し唯一救いなのが日本人或いは他アジア人に対してだけではなく、欧米人をもまとめてぶった切りというところが大変興味深い。 日本人だけではなく欧米人をも含め、恐らくは最も評判の悪い旅行先が中国なんじゃないでしょうか。 >ところが、戦後の混乱によって文化的伝承が阻害 >された中国は、ナマのままの大陸的個人主義・ >利己主義があふれているのです。 この国の面白さは、1949年を以って悠久の歴史を一度リセットしたんじゃないかと思われる点でありまして、そもそも文化大革命という暴挙が、栄えある4000年の歴史を徹底的に否定しました、孔子も孟子も纏めてポイです。 その上元来が協調性や思いやりといった概念の対極にある民族ですからねぇ、ことに経済に関しては社会主義の呪縛から解き放たれ、今やもう何でもありの世界でしょう。 中国人とは何ぞや・・、或いは psytex さんの御指摘が、彼等を語る上での最大公約数かも知れません、何はともあれ貴重な御意見誠にありがとうございました。
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お礼
eroero さん、おはようございます。 >isokenさん、そいつァ孫文亡き後の中華民国がどんだけ腐ってたかを知ったら見解が変わりますぜ。 参っちゃうな~、さすがは eroero さん、実に鋭い。 >>「ひょっとすると1949年以降齎された政治環境が民族的資質を歪めてしまった、翻って言えば、共産主義とはそれほど人間を腐らせる猛毒であったという事の証左かも知れませんねぇ。」 ・・という一文を書きながら、実は自身その矛盾を感じておりました、何せ当時の中国人には国家・民族の意識が殆ど無い、上も下も腐りきっていたのは確かですからねぇ。 中華民国総統とは言いつつも、袁世凱そして蒋介石も軍閥の大なるものに過ぎなかった、張作霖なんて仰る通り馬賊の親玉です、ともかく有史以来の中国は支配者層と被支配者層との明確な二重構造、そんな彼の地にとにもかくにも国家・国民意識を初めて植え付けたのは、共産主義云々はともかく毛沢東以下の功績には違いないと・・。 >後に第二次大戦になるとアメリカがいわゆる援蒋ルートで武器弾薬や物資などの膨大な支援を送るのですが、なぜかそれが前線に届かない。どういうことだと調べてみたら、中抜きして横流しするやつが横行して物資がどこかへ消えちゃう。 大飢饉に見舞われた当時の北朝鮮がまさにそれですね、各方面からの援助物資が末端の国民に全く届かなかった、党の幹部と軍のお偉いさんがみんな抜いちゃってたんですね。 尚幾つか存在した援蒋ルートで、何とか機能していたのが唯一ビルマ・ルートでした、その為後にインパール作戦という悲劇を呼びます。 >とにかく、蒋介石の国民党政府ときた日にゃ今の中華人民共和国が可愛く見えるほどの腐敗っぷりです。 タイ・ミャンマー・ラオス国境の所謂ゴールデン・トライアングル、かつてはケシの栽培と麻薬ルートで名を馳せましたが、ここに国民党軍の残党が蟠踞しました。 学生時代にその残り香を求めて彼の地を訪れましたら、国民党軍の残党の係累と思われるその辺のオッサンが普通にマリファナやアヘンをやってまして、 「 お前もやってみるか? 」 ・・と言われその気になりましたらしっかり金を取るんですね、笑っちゃいましたが・・。 タイのメーサローンなんてのも恐らくその一角ですが、テレサ・テンのポスターが貼ってあった、彼女は台湾に於ける反共の広告塔でしたからねぇ、国民党繋がりという事だったのかも知れません。 彼女が遥かチェンマイの地に於いて、その短い生涯を終えたのも国民党の残党への思いとは無縁ではなかったのでしょう。 >看板は社会主義。でもやってることは新自由主義に近いほどの資本主義。「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕る猫はいい猫だ」とはよくいったものですよ。 現在の中国財政当局は、インフレ抑制と経済成長及び企業の輸出振興という、二律背反する実に大きな矛盾を抱えております。 経済的見地からしましても先の矛盾解消は不可能なんです、ところが一方では政策金利の微調整、他方 「 多通貨バスケット管理フロート制 」 と称した中国中央銀行の為替介入、つまりサーカスの曲芸のような摩訶不思議な経済政策で凌いでいるとの印象。 今後中国の財政当局がインフレ懸念抑制に舵を切るのか、或いは経済成長・産業振興を優先するのか、世界中の投機筋は固唾を呑んで見守っておりますが、その一方で中国経済の破綻を視野に入れ、そのマイナスの影響を最小限に食い止めるべく動き出しているのも事実です。 回答ありがとうございました。