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「火垂るの墓」の焼夷弾
映画「火垂るの墓」において爆撃機から投下された火の点いた棒状のものが街中に落ちて来て道路等に落ちた後、テルミット式の様な白く眩い火花を発する事も、黄燐式の様に炸裂する事も、ナパームの様に燃え広がる事も無く、そのまま薪の様に只その場で赤い炎をあげて燃え続けている場面がありましたが、第2次世界大戦中に日本に投下された焼夷弾の中には、その様な燃え方をするだけの種類の焼夷弾も存在したのでしょうか? もし存在していたのであれば、それはどの様な原理の何という種類の焼夷弾なのでしょうか?
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お礼
御回答頂き有難う御座います。 私もM69とM50(テルミット式)は平塚の博物館で見た事があります。 映画で見たものは6角形であるかどうかまでは良く解らなかったものの、棒状である事、1度に大量に投下された事、及び赤い炎を上げて燃えている事は見て取れたため、おそらくE28、E36、E46等の集束弾の子弾として使われたM69か、或いはE48集束弾の子弾として使われM74(ナパーム+黄燐)ではないかとは思ったのですが、いかんせん、油脂が融けて燃え広がる事も無く、薪の様に只その場で燃えているだけでしたので、もしかすると私の知らない種類の子弾かと思い、質問させて頂いた次第です。 >神戸大空襲(3月・6月)で落とされた焼夷弾はそのほとんどがM69焼夷弾(ナパーム)のはず という事であれば、仰る様に演出であるか、或いは単に制作サイドが焼夷弾についてよく知らなかったという事なのかも知れません。 尤も、演出という事であれば、別に兄弟の至近距離に落とさずとも、兄弟が家から出た処で隣家から火の手が上がったり、道を駆け抜けようとしていたそのすぐ先の所にナパーム弾が落ちて火の海となり、慌てて道を変えたり、少し離れた所にあったコンクリートかレンガで出来た建物が炸裂弾で吹き飛び、その破片が飛んで来たり、などといった盛り上げ方はいくらでも出来る筈なのですから、もしも演出の都合で焼夷弾の燃え方をしょぼいものにしたのだとしますと、ジブリ作品としては情けないとしか言いようがないと思いました。