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バイオリンはなぜ木が乾いたらいい音になるんですか?
バイオリンはなぜ木が乾いたらいい音になるんですか? 自然乾燥させないといい音にならないんですか?
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noname#210533
回答No.1
木材は乾燥すると固い繊維質だけが残ります。 厳密には含水率と言って、繊維質の空隙以外の 細胞内にも水分子が結合した状態で存在するので 少量ながら水分は存在します。 私は建築関係者ですが、住宅に使用する無垢の柱の KD(キルンドライ)材の含水率は15%のものを 使用することが多いです。 これに対して、グリーン材、所謂、製材しただけの 生木と比べると、叩いた時の音がまるで違います。 水分が多量に含まれる木材を叩くとボコボコと 湿った音がするだけですが、KD材を叩くと コーン、コーンと楽器のような響きになります。 樹脂にもよりますが、シロホンなどに使われる ローズウッドや黒檀、紫檀、カリンなどは 最初から楽器として生まれたのではないかと 思う程、澄んだ美しい音色が鳴ります。 純粋な木材ではありませんが、備長炭などは これは本当に元は木なんだろうか?と訝る様な 金属音が出ます。 専門家ではないので詳細は判りませんが、 乾燥した繊維の集合体になった木材は、 ピンと張りつめた弦と同じような、正確で 一定の周波数の振動を維持できる、共振を 起こすのではないでしょうか。 面の弦、或は立体の弦、という観方も 出来るのではないかと思います。 濡れた紐では、弾いてもろくな音が出ませんものね。
お礼
ありがとうございました。