こんにちは。
猫のリンスは人それぞれのようですね。猫用のリンスも売られています。
全ての猫に同じ頻度でシャンプーするわけではないようです。シャンプーが必要となるのは、おもに以下に述べるような特徴を有した猫ですね。
■長毛種
短毛種の場合、猫自身が行うグルーミングによって被毛の清潔感はほぼ保たれますので、シャンプーは必要ないことが多いです。しかし長毛種はセルフ・グルーミングが行き届かず、 汚れが目立ってしまうこともありますので、時々シャンプーが必要となるでしょう。
■白猫
白い被毛を持った猫も汚れが目立ってしまうので、あまりにも汚れが目に付く場合は、時折シャンプーをしてもよいかもしれません。
■避妊手術をしていない猫
去勢や避妊手術をしていない猫の場合、繁殖期に伴って「スプレー」と呼ばれる異性誘惑行為を始めます。これは、オスメス関わらず、自分のオシッコを周囲に撒き散らす行動ですが、この時の尿の臭いは通常の尿とは比較にならないくらい臭いです。ですから、不妊手術を施していない猫は、施している猫に比べて、特に肛門周辺の被毛が臭くなる傾向があります。こうした猫もシャンプーの必要があるでしょう。
猫の中でも特にシャンプーの必要性が高いと思われる猫たち。 シャンプーの頻度は、短毛種なら半年に一度、長毛種なら1ヶ月に一度くらいが目安とお考え下さい。もちろん、シャンプーの必要がありそうな猫でも、妊娠中だったり病気や手術のあとの入浴は控えます。また、短毛種、長毛種、毛の色に関わらず、肛門周辺の無駄毛をカットしておくと、しっぽ周辺の衛生を保ちやすくなり、シャンプーもしやすくなります。
猫のシャンプーに必要なものは以下となります。
・大き目のたらいや桶、もしくはペット用のバスタブ
・猫用シャンプーやリンス
・ブラシ
・吸水性のよいタオル2~3枚(体全体を拭くため)
・吸水性のよいキッチンタオル(細かい部分を拭くため)
・スポンジ(顔を洗うため)
・ドライヤー
★前置きが長くなりましたが猫のシャンプーの手順は以下となります。
(1)シャンプー前のブラッシングと耳掃除
被毛に付着したほこりを落としたり、毛が絡まりにくくするため、あらかじめ猫をブラッシングをしておくといいです。あらかじめ抜け毛を減らしておかないと、お風呂場の排水溝に毛がからまって詰まってしまうので大変です。
また、シャンプーの前に耳掃除も済ませておきましょう。シャンプー中の湯気で耳垢がふやけ、耳の奥に入り込んでしまうと中耳炎の原因になることがあります。なお、シャンプーの途中で耳に水が入ってしまうことも外耳炎の原因になります。あらかじめ猫の耳にコットンなどをつめておくとよいです。
(2)猫の体の洗い方
シャンプーが良くしみこむよう、猫の体にあらかじめ用意しておいた中性洗剤溶液をかけます。顔にかからないよう注意しながら、後頭部⇒しっぽの順にかけていきます。洗剤の界面活性力(よごれを落とす力)で被毛表面の脂汚れが浮いたら、すぐにシャワーで軽くすすぎましょう。
(3)猫の体のすすぎ方
猫にシャワーをかけて体をすすぐときは、顔を避けて上から下へ。 すすぎは、耳や目にシャンプーが入らないように注意しながら、ぬるめのシャワーで洗い流します(手で触って温かいと感じる程度。熱いお湯はNG)。また、シャンプーのすすぎ不足は、皮膚炎の原因になりますので気をつけた方がいいです。なお、顔にシャワーをかけようとすると大変嫌がりますので、シャワーは首までにして下さい。
(4)猫の体の乾かし方
吸水性の高いタオルやキッチンペーパー、およびドライヤーを併用して猫の被毛を乾かします。 すすぎが終わったら吸水性のあるタオルなどで猫の被毛を良く拭きますが、こするというよりは、タオルを押し付けて水分を吸い取るといった感じで行ってください。あらかじめタオルを2~3枚用意しておくとよいです。また、顔や指先などの細かい部分は、キッチンタオルなどの吸水性に優れた紙で拭き取るようにします。
水分がある程度取れたらドライヤーをかけながらブラッシングをして終了です。猫の耳は高音域に敏感です。ヘアドライアーを近づけると、人間には聞こえない超音波レベルの機械音を感じ取り、暴れるかもしれません。事前にドライヤーの音に慣らしておくといいです。また、水分を飛ばすときには、気化熱で体温を奪われます。猫が寒がってシャンプー嫌いになってしまわないよう、あらかじめ部屋を暖めておきましょう。
ご参考になれば幸いです。
お礼
詳しい回答をありがとうございました。