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ドラえもんのび太の大魔境の矛盾?について
10年ぶりくらいに旧作、大山ドラえもん版の映画を見て思った疑問点です。 くだらない質問なので、時間のある時に答えてくだされば幸いです。 物語のクライマックスで巨神像に乗り込む際、 「先取り約束機」によって映画のエンディング後の未来のドラえもん一行が助けに来ます。 現在のドラえもん達やペコは巨神像の仕組みを知らないので、 未来のドラえもんが色々ネタバレしてくれるのですが、 (巨神像の扉はペコの持っているペンダントで開く、等) 未来のドラえもんはそもそもその仕組みをいつ知ったんでしょうか? おそらく未来のドラえもんも、過去に未来から来たドラえもんに教えてもらったのでしょうが、 知識を得たから教えられる、という段階がある以上、 知らない状態の自分にすでに知った未来の自分が物事を教えるというのは矛盾している気がします。 例えば、現在のドラえもんと未来のドラえもんの間の時間に、 第三者がドラえもんに仕組みを教えた、ということなら矛盾していないと思います。 アニメだから、と言ったらそれまでですし、 ドラえもんのタイムトラベル話には穴が多いので、考えるのも無駄かもしれませんが なんとなく気になったので投稿いたしました。 お手柔らかにお願いします。
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こんにちは。 整数t (t=...,-3,-2,-1,0,1,2,3,...)に対して、時期tに登場するドラえもんをそれぞれ 未来のドラえもん(t) 現在のドラえもん(t) とし、「未来のドラえもん(k-1)」と「現在のドラえもん(k)」が同一人物になると考えればよいと思います。 「未来のドラえもん(k-1)」は「未来のドラえもん(k)」に教えてもらっているわけです。 このためには、時間が無限に未来まで続いていると考えなければなりません。 (有限の値nで終わっているとすると、最も未来の「未来のドラえもん(n)」は知識がないことになって困ります。 これは、過去に連鎖し、すべての期のドラえもんが困ってしまいます。) 同様のことは、『魔界大冒険』や『パラレル西遊記』でも起こっていると思います。
- moha91
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真面目に科学的考察を試みるのであれば、量子力学でいうところの多元宇宙論や多世界解釈の仮説で説明はできます。 非常に簡単に言えばパラレルワールドと言われるもので、自分たちが存在している時間軸とは別の世界が存在しその世界には無限の可能性がある、と解釈します。 つまり本件についていえば、並行世界上にのび太たち自身の力で真実を突き止めた世界が有り、その世界ののび太たちが解決後に過去へ戻ってその真実を伝える、ということをすれば成立することになります。 多元宇宙論では、タイムトラベルがもしできたとしたら行き着く先は自分たちの世界の縦の時間軸を行き来するのではなく、並行世界を水平に行き来するものであろうという解釈も存在し、その仮説が正しければ「真実を突き止めた世界」から「真実を知らない世界」へタイムトラベルすることにも(あくまで論理的には)説明がつくことになります。 またこの解釈に従えば物語上には描かれませんが、未来からの助けが来ることも無く、真実も突き止められず、のび太たちが敗れる世界もあるのだろうと思われます。 ただ、このような考えは思考実験としては楽しいですが、作品を楽しむ上ではあまり意味のない解釈かとも思います。個人的には、作品の帰結がいわゆる「機械仕掛けの神」の形式をとっているので、賛否は分かれるところとは思います。