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質問者が選んだベストアンサー
そもそも台湾は登山道が日本ほど発達していません。 これは熱帯であるため登山道がすぐに森に覆われてしまうという点と、歴史的な背景で神道により登山が推奨されていた日本と原住民の領域でありなかなか分け入れなかった台湾との差でもあります。日本でもレジャーのための登山が始まり槍ヶ岳が開山したのが1800年代に入ってからです。台湾の登山ブームはこれからだと思います。 そのためかこちらでは基本的に登山というのは都市近郊の低山へのハイキングか、車でかなり上ってから最後の1合程度を登ったり、整備された百名山(百岳)への土日での登山が一般的な登山と考えられています。 百名山(百岳) http://www2.nsysu.edu.tw/Mountain/trick/list.htm ・熊 台湾ツキノワグマというのがおりますが、絶滅危惧種で会えたらめっけものです。よっぽど奥地でないと逢えませんし、ツキノワグマ系なので小さく脅威とは思えません。 ・イノシシ 南部のパイナップル農家では被害が出たりしていますが、人の多い登山道へわざわざ出てきません。 ・ハチ 登山道で前の人に付いていくだけなら問題になりません。 人の多い登山道では以上はほぼ問題はありません。 日本人にとって危険だと思われますのは小黒蚊と狂犬病でしょう。 ・小黒蚊 これは日本には存在しないとても小さな蚊で、生まれて初めてこの蚊に刺されると人によっては大きなアレルギー症状が出ます。私も腕が二倍くらいに膨れ、高熱が出ました。 皮膚科で塗り薬と消炎剤を貰って二週間くらいで元に戻りましたが、たまに山に近い所で仕事をして刺されると今でも少し腫れます。 日本の蚊取り線香はあまり効かず、こちらの蚊取り線香でも緑色の巻いてるタイプ以外はあまり効かない（私感です）ので面倒ですが腰から下げて灰を落としながら登山する必要があります。 ・狂犬病 台湾ではイタチアナグマという可愛いリスのような小動物が狂犬病のキャリアとなっています。山に行くと会う可能性がありますが決して近づかないようにして下さい。 万が一噛まれた場合はすぐワクチン接種を受けて下さい。 ・病院について 中国語と英語で既往症・常服薬・血液型等を書いたものをパスポートに挟んで携帯して登って下さい。 パスポートとお金があれば予約なしでも泊めてくれるホテルは多いので、急な悪天候などでルート変更し別のホテルに泊まる場合にも対応可能です。 日本語が通じるクリニック http://www.koryu.or.jp/taipei/ez3_contents.nsf/06/E7D011C3211A80B449257B7C002F344D/$FILE/201305-hospital2.pdf また、日本と違い多くの携帯キャリアにおいて山は圏外となっています。 もし携帯電話のGPSなどを頼りに登山と考えられている場合は携帯だけでなく、GARMINなどのGPS機器などもサブでお持ち下さい。 GARMIN GPSMAP http://www.garmin.com.tw/products/onthetrail/gpsmap62stc/#funcTab あと、下痢止めは必ずお持ち下さい。 以上質問者様の参考になれば幸いです。
お礼
台湾では登山ブームと言っても、登山が発達してるわけではないんですね。旅行がブームになってるのの延長線上なのかもしれませんね。そういえば、サイクリングブームだと聞いた気も。 日本の山でも携帯キャリアによるのかもしれませんが、メジャーな山でも携帯電話が使えませんでした。冗談交じりで○○の携帯では遭難するとよく言いますね。