番組の定義は、日本式の地デジテレビ放送の録画物ということでいいと思いますが
これは、世界に唯一、日本だけ無償の地上波放送に暗号化制限を義務付けたものです。
ですから、著作権保護の仕組みを通しつつ
ダビング10という異常に厳しい制限に基づいてのみダビングができます。
言い換えれば、有効なコピーはできない。
単なるコピーは、一切再生手段の無い、無意味なでかいだけのデータにしかなりません。
ダビング10は、ダビング対象としてCPRM付きのDVD-RやBD-Rなどに限定されています。
また、その録画主体となったシステムが、ダビングする機能を持っていなければなりません。
ですから、光学ドライブの無いHDDレコーダーやテレビで録画すると
光学ディスクへのダビング手段が無いという状況になったりします。
AV機器であれば、USB端子があったとしても
USB接続の光学ドライブへのダビングにまで対応していることは無いと思います。
そのへんは、その録画主体となった装置の説明書を確認する必要があります。
技術的にはDLPA-NASという技術が後から整備されているので
対象機器の間では、録画物をムーブすることができます。
たとえばダビング機能の無い機器から
ダビング機能のある機器にムーブして、そこでダビングできる場合があります。
ただ、ムーブ機能では元の録画先から消失しますし
ダビング10も、ダビングした光学ディスクから
元のHDDレコーダーに書き戻したりできない、厳しい制限があります。
ようするに、日本式地デジの枠組みの中では
データの永久保存という考え方は成立しません。
DVD-R対応のHDDレコーダーが老朽化したから
録画機能付きTVを買って、そこで録画していたとします。
それで古いHDDレコーダーにムーブした結果
それが故障して録画物が失われるようなこともありえますし
スマフォなどで見られるネットワーク上の機能を整備していても
DVD-Rにしか残っていないものは、もうスマフォで見る手段は無くなるのも日本式地デジの欠点です。
もちろんCPRM付きDVD-Rにダビングしたということは
それをスマフォで再生できるようにプレイスシフトを試みれば
すなわち、CPRMの解除という違法行為を行なうことになるのです。
こういった事情を、理解するくらいなら
PT2などで録画しておくほうが、よほど簡単なんじゃないかと思って
もう家電なんか買わなくなりました。
正確には、黎明期のHDDレコーダーの信頼性の低さに絶望し
地デジ化で、家電を再度買う理由を完全に失ったというだけですけどね。
そういった手段が取れない人は
ずっと、日本だけの厳しい制限が続いていく事を甘受して行くのか
より良い環境への転換へと行動すべきなのか、検討する必要もあるのかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 無理みたいです。 今度からの購入の参考にさせて頂きます。