※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:下敷きパタパタ 再び)
下敷きで風を送る行為について考えてみよう
このQ&Aのポイント
体育授業後に下敷きで風を送る行為が先生に叱られた件について考えてみましょう。
授業を受ける立場では失礼な行為とされるパタパタについて、許容範囲や文句を言うべき相手について考えてみましょう。
風を送る行為に関して、理科教員の立場からの見解や体育の教師に対する問題提起、教室の空調についても考えてみましょう。
http://okwave.jp/qa/q8983504.html
は,「体育授業のあとで下敷きで風を送っていたら先生に叱られた」という内容ですが,面白い問題を提起していると思います。質問者によって締め切られてしまったので,あらたに板をたてました。
まずぼくの見解を示すと,
1.授業を受ける立場で,パタパタは礼儀上よろしくないと思う。叱らなくてもいいから,少なくとも失礼な行為であることは,教育者として未成年者に教えるべきだろう。この質問者は回答にほとんど礼もつけていないので,ほんらい失礼な人物だとも思われる 笑。
だから,これをどれくらい許容するか,文句をいうべき相手はだれかという問題だろうと思うのですね。
2.ぼくは理科教員免許の所有者だから,その立場では理にかなった行為だとみなす。汗をかくのは蒸発熱で体温を下げる生理的意味があり,人為的に風をおくれば効果はおおきくなる。このとき,下敷きは手頃な硬度と面積を持っている 笑。汗を蒸散させちゃいかんというなら,大小便もがまんして授業中はトイレに行くな,ということと同じになりはしないか。
3.体育の教師にも問題はあると思う。異常な暑さの日だったのなら,授業を早めに切り上げて,水分を補給させるとか,タオルで汗をぬぐうとか,休憩時間を十分に確保する必要があったのではないか。時間割は決まっているので,叱った先生は毎度のことで腹にすえかねていた可能性もある。体育教師にもひとこと言うべきではないか。
4.教室の空調も関係する。もし冷房や扇風機が配備された教室なら,校長がその日の状況で電源を入れる許可をだせるような仕組みにすべきではないか。なお,質問者の居住県をみて,管理教育で悪名高い「愛知県」とあったので,それも気になる。
みなさん,いかがですか。
お礼
とても詳しいお答えありがとうございました。 1. >件の年配の教員の言い方次第 ぼくが原文を勝手に「叱られた」と要約したのですが,「歳を召した先生が パタパタするな と仰いました」がもとの表現でした。原文じたいが要約らしいので,口調はわかりませんね。過去の「前科」のぐあいもわかりません。ハラスメントの訴えでも,事情聴取すると発言意図や受け取り方がずいぶん違うことは経験するところです。 >ただし生徒らが断りを入れて、教員が許可すればいいことだ、とも思います そうなんですよね。ぼくが前の補足に書いたように,「こいつらダレてんな」と見抜いて先取りで対処することも必要だとも思います。 2. >件の教員も、仰ぐという行為(生理的なものへの対処)がいけない、というより、マナーの面で「いかがなものか」と感じたから叱ったのではないでしょうか。 それはぼくもわかってます。礼儀や精神論で押し通した議論にしたくないので,科学的な(笑)反論を試みたのです。 3. >体育科の教員がそこまでの配慮をする必要性を感じません。 むずかしいところですね。ふつうは通常の対処でいいのでしょう。暦のうえで異常な高温になったにもかかわらず,授業計画の予定を強行したようにもぼくは感じました。「体育教師ってのはそんなやつらだ」という,個人的な恨みも背景にあります(=憶測 笑)。これも事情聴取してみないとわかりません。もし熱射病でぶったおれる生徒が続出したら,体育教師は「被疑者」として聴取される事態になったと思いますから,その保身のためにも助言してやっているつもりなんですがね。 理想的には,体育のあとはシャワールームで汗を流し,下着も着替えて,次の時限には授業を組まないで休憩させる。年間授業時間数がどうこうという問題は,脇へおいて。日本には,どうもそういう余裕が教育にないような気がします。 4. >人の身体はある一定までなら環境に適応できますし、 日本人の高気温・低気温に耐える能力は,世界的にみて高いほうです。夏冬で熱帯と寒帯が交代するというとんでもない気候に,不十分な住環境で住んできましたから。高断熱住宅などが提唱されたのは,ごく近年のことです。ふつうの日本人はそれを教わっていませんし(むしろ「四季の変化が素晴らしい」と国粋主義的に習う),無茶な忍耐を強いられているとぼくは考えています。 >またその適応能力も若いうちの方が高いです。 そうなんですが,「子供は風の子」でずいぶんと寒い思いをしました 笑。とくに何十年も前は。そのおかげて耐性ができたのは感謝ずべきで,どっちもどっちなんですが。 >冷房完備というのは、個人的には小中高の学校の設備として好ましいと思いません。 ぼくの中でも賛否半々ですね。経験的にいうと,むかしは冷房なんてぜいたくの極みで,学校にあるはずがなかった。つい10年ほど前までの国立大学は,たしか九州以南でないと教室に冷房装置を設置できないという国家基準がありました。独立行政法人化したからなのか,いまはどこも冷房完備ですから,とても助かるのは事実です。授業時間数を確保するために,8月に入っても授業や期末試験をしなければならなくなったという事情も手伝っているでしょう。もし冷房がなければ,全国サボタージュ闘争が勃発しますよ 笑。 >建築の構造上、風通しを良くする、とか扇風機を設置して建物の通気性を高めるなどはいいと思います 全面的に賛成ですね。質問者はたぶん公立学校だろうと思いますが,国公立の教育施設は安普請のモデルルームみたいなものです。近年は省エネのために,通風や日よけにも配慮した設計が取り入れられるようになったはずですが。ぼくは戦前の大学の建物も知っていますが,天井が高いので涼しいことに驚きます。それは建築費を割り増しするだけで可能なのです。 せめて,扇風機は設置してほしいですね。1校に100万円あればできるだろう。しかし,こんどは女生徒から「髪が乱れる」という苦情がでるかも。 >そのあたりは生徒の自主的な判断で行えるようにしておくべきだと思います。 じつは,それができないんですよ。今日このごろだと教室の窓を開けないと暑いのですが,学生がだれひとりとして席を立とうとしない。ブラインドも降ろさない。「こいつら馬鹿か?」といぶかりながら,プロフェッサーが授業開始時に開けてまわるのですね。小中高では,「先生の指示がないと窓を開けてはいけない」(転落事故がありうるから)などの決まりでもあるんでしょうか。