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下敷きで風を送る行為について考えてみよう
- 体育授業後に下敷きで風を送る行為が先生に叱られた件について考えてみましょう。
- 授業を受ける立場では失礼な行為とされるパタパタについて、許容範囲や文句を言うべき相手について考えてみましょう。
- 風を送る行為に関して、理科教員の立場からの見解や体育の教師に対する問題提起、教室の空調についても考えてみましょう。
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愛知県、もっとも場所によりますけど、日本で1、2を争うほど、夏場は暑いですよね。 さて、「1」について。 質問をした方の人物像の推測に関してはノーコメントですが、下敷きパタパタに関しては、件の年配の教員の言い方次第、という感じでしょうか。 目上の人(教員)の目の前で下敷きをパタパタとするのは、たとえそれが団扇や扇子であっても、無断でそれらを使って仰ぐのは失礼になる、というのを、マナーとして教えた方がいいですね。ただし生徒らが断りを入れて、教員が許可すればいいことだ、とも思います。暑いのは、個人差はあれど、生徒も教員もある意味一緒ですから。 文句を言うなら、その教員に言うべきです。 「2」については、理にかなっていると思うものの、私は個人的に、「団扇や扇子で仰ぐのに必死になって余計に(身体が)暑くなる」などと思っていた(笑)ので、学生時代には下敷きで仰ぐというより、タオルなどで浮き出る汗を拭いて対処していました。 体育など運動の後は、よっぽどの暑さ(体温を度超えるほど)でない限り、時間さえ経てば自然と汗が引いていきますよね。 件の教員も、仰ぐという行為(生理的なものへの対処)がいけない、というより、マナーの面で「いかがなものか」と感じたから叱ったのではないでしょうか。 また、体育の後の授業である、ということは、特別な事情であれど、それを教員すべてが把握しているわけではないと思います。その教員は、生徒らが体育の後であることを知らなかった、ということもあり得ます。 「3」は、ある意味で憶測か、と。確かに時間割は決まっていて、体育の後が休み時間などでない限り、たいてい次の時間は座学での授業となるでしょう。こまめな水分補給や授業へのタオル持ち込みなどの対処は可能でしょうけれど、「授業を早めに切り上げる」のは、健康への配慮なのか次の授業への配慮なのか…。 健康への配慮としては、体育の目線から考えれば「汗が出ている」状態はそれほど大きな問題にはならないでしょうけれど、次の授業への配慮として早めに授業を切り上げるというのは、体育とそれ以外の授業とで優先順位をつけるようで、あまり好ましいものではないように思い、体育科の教員がそこまでの配慮をする必要性を感じません。強いて言うなら、次の授業に支障のないように。汗をかいた服をすぐに着替えるよう指示する、などでしょうか(もっとも、着替えの時間を考慮して、体育の授業が5分ほど早めに切り上げられるのはよくあると思います)。 この問題として、最大の要因は「4」かもしれませんね。愛知県がどうなのか知りませんが。 冷房完備というのは、個人的には小中高の学校の設備として好ましいと思いません。先に体温を超える温度にならない限りは自然と汗が引いていくと書きましたが、人の身体はある一定までなら環境に適応できますし、またその適応能力も若いうちの方が高いです。 ただ、建築の構造上、風通しを良くする、とか扇風機を設置して建物の通気性を高めるなどはいいと思いますし、そのあたりは生徒の自主的な判断で行えるようにしておくべきだと思います。
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- 4631any
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耳が痛いお話です 私も学生時代、パタパタしておりました… 体育の授業が終了した後に、使った備品等を片付けるようになっていまして。 休憩時間は10分。 その間に、備品を片付け、制服に着替え、次の教科が移動教室な為、1階から渡り廊下を抜け3階の教室まで猛ダッシュ… 席に着いた時には、息はゼイゼイ、汗はタラタラ… 下敷きでパタパタ→叱られる、というパターンでした 確かに、下敷きは扇ぐ物ではないのは確かです。しかし、扇ぐ物が例えうちわでも、扇子でも叱られていた事でしょう。 幸いにも、我が子が通う学校は冷暖房完備なので、パタパタする事も無いはずですが。今一度、子供にも伝えておこうと思います。
お礼
お答えありがとうございました。 べつに他人様の耳を痛くさせるために書いたのではなく,ぼく自身もパタパタはしました。やったことがない聖人君子がいたら,でてこい(笑)。ただ,叱ることはないだろうと思うのですね。「本当はやっちゃいかんよ」と<諭す>だけでいいのではないか。 >確かに、下敷きは扇ぐ物ではないのは確かです。 いや,ぼくは「扇ぐことにも使えるもの」だと確信しています。おふくろが寿司飯をさます手伝いをするとき,団扇がないときは「下敷きを使えばいいでしょ。気が利かない子だね」なんてこともありました。 「勉強道具=聖なる道具」ととらえる人もいますが,ぼくは賛同できません。学校で使う鉛筆でマンガを書いてはいけないことになる。三角定規で輪ゴムを飛ばしたことがないやつも,いまでてこい(笑)。 >休憩時間は10分・・・席に着いた時には、息はゼイゼイ、汗はタラタラ… 体育のあとはそうでしたね。ここにも問題はあると思うのです。肉体派の体育教師は,次の時限の国語や数学の教師に対抗するために,めいっぱい授業をしたんじゃないか,とさえ思いました。
補足
お礼に補筆するために,この欄を使います。 >「本当はやっちゃいかんよ」と<諭す> ぼくが先生の立場なら(じじつ大学で教えている),「今日は暑いなあ。体育でしんどかったろ。よし。5分間だけ,友達同士で下敷きで扇ぎっこしていいぞ。本当はやっちゃいけないんだけど,今日は特別だぜ」。 だらけきって授業を受けるより,こういうメリハリをきかせるほうが全体の教育効果は高いんじゃないかと思います。この意味で,質問者の先生は「年齢のわりには素人くさいなあ」とも思うのです。
- 41457
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昔はした。小学生の頃。まだ下敷きを持ってるやつが少なかった。電車のフェイスの画の並んだやつだ。 冷房のある学校へ転校してからはしなかった。 中学では、うだる時は授業を聞かなかった。中学にはストーブは有った。高校では、寝た。高校には冷暖房が無かった。 下敷きは割れる。粗末に使うなと小学時代教師に云われた。何枚か持っていたので、割れたらまた持ってきて使った。 中学時代、体育の後、水を飲んだら、水を飲むとよくないと教師に言われたが飲んだ。そのあとが、授業を聞かない、だ。運動をした後だけ「うだる暑さ」に成る。水を飲んでなかったら、汗が引くどころか、気分が悪くなって倒れただろう。 光化学や、日射病が有るので今は注意するだろうが、当時はそんなのは理論だけで対処しなかった。
お礼
面白い体験談をありがとうございました。 >冷房のある学校へ転校してからはしなかった。 けっきょくは,これにつきると思うのですね。夏の蒸し暑さは知的な行為をする環境じゃないけれども,精神論で押し通してきた民族性なんじゃないのか。竹槍でB29を落とすのは,もうごめんだよ。 >水を飲むとよくないと教師に言われたが飲んだ。 「運動の途中で水を飲むとばてる」を,運動のあとまで適用する人はいますね。
お礼
とても詳しいお答えありがとうございました。 1. >件の年配の教員の言い方次第 ぼくが原文を勝手に「叱られた」と要約したのですが,「歳を召した先生が パタパタするな と仰いました」がもとの表現でした。原文じたいが要約らしいので,口調はわかりませんね。過去の「前科」のぐあいもわかりません。ハラスメントの訴えでも,事情聴取すると発言意図や受け取り方がずいぶん違うことは経験するところです。 >ただし生徒らが断りを入れて、教員が許可すればいいことだ、とも思います そうなんですよね。ぼくが前の補足に書いたように,「こいつらダレてんな」と見抜いて先取りで対処することも必要だとも思います。 2. >件の教員も、仰ぐという行為(生理的なものへの対処)がいけない、というより、マナーの面で「いかがなものか」と感じたから叱ったのではないでしょうか。 それはぼくもわかってます。礼儀や精神論で押し通した議論にしたくないので,科学的な(笑)反論を試みたのです。 3. >体育科の教員がそこまでの配慮をする必要性を感じません。 むずかしいところですね。ふつうは通常の対処でいいのでしょう。暦のうえで異常な高温になったにもかかわらず,授業計画の予定を強行したようにもぼくは感じました。「体育教師ってのはそんなやつらだ」という,個人的な恨みも背景にあります(=憶測 笑)。これも事情聴取してみないとわかりません。もし熱射病でぶったおれる生徒が続出したら,体育教師は「被疑者」として聴取される事態になったと思いますから,その保身のためにも助言してやっているつもりなんですがね。 理想的には,体育のあとはシャワールームで汗を流し,下着も着替えて,次の時限には授業を組まないで休憩させる。年間授業時間数がどうこうという問題は,脇へおいて。日本には,どうもそういう余裕が教育にないような気がします。 4. >人の身体はある一定までなら環境に適応できますし、 日本人の高気温・低気温に耐える能力は,世界的にみて高いほうです。夏冬で熱帯と寒帯が交代するというとんでもない気候に,不十分な住環境で住んできましたから。高断熱住宅などが提唱されたのは,ごく近年のことです。ふつうの日本人はそれを教わっていませんし(むしろ「四季の変化が素晴らしい」と国粋主義的に習う),無茶な忍耐を強いられているとぼくは考えています。 >またその適応能力も若いうちの方が高いです。 そうなんですが,「子供は風の子」でずいぶんと寒い思いをしました 笑。とくに何十年も前は。そのおかげて耐性ができたのは感謝ずべきで,どっちもどっちなんですが。 >冷房完備というのは、個人的には小中高の学校の設備として好ましいと思いません。 ぼくの中でも賛否半々ですね。経験的にいうと,むかしは冷房なんてぜいたくの極みで,学校にあるはずがなかった。つい10年ほど前までの国立大学は,たしか九州以南でないと教室に冷房装置を設置できないという国家基準がありました。独立行政法人化したからなのか,いまはどこも冷房完備ですから,とても助かるのは事実です。授業時間数を確保するために,8月に入っても授業や期末試験をしなければならなくなったという事情も手伝っているでしょう。もし冷房がなければ,全国サボタージュ闘争が勃発しますよ 笑。 >建築の構造上、風通しを良くする、とか扇風機を設置して建物の通気性を高めるなどはいいと思います 全面的に賛成ですね。質問者はたぶん公立学校だろうと思いますが,国公立の教育施設は安普請のモデルルームみたいなものです。近年は省エネのために,通風や日よけにも配慮した設計が取り入れられるようになったはずですが。ぼくは戦前の大学の建物も知っていますが,天井が高いので涼しいことに驚きます。それは建築費を割り増しするだけで可能なのです。 せめて,扇風機は設置してほしいですね。1校に100万円あればできるだろう。しかし,こんどは女生徒から「髪が乱れる」という苦情がでるかも。 >そのあたりは生徒の自主的な判断で行えるようにしておくべきだと思います。 じつは,それができないんですよ。今日このごろだと教室の窓を開けないと暑いのですが,学生がだれひとりとして席を立とうとしない。ブラインドも降ろさない。「こいつら馬鹿か?」といぶかりながら,プロフェッサーが授業開始時に開けてまわるのですね。小中高では,「先生の指示がないと窓を開けてはいけない」(転落事故がありうるから)などの決まりでもあるんでしょうか。