他のPCに別のPCの環境を移行するときは、
1.古いPCでデータのバックアップ
2.新しいPCでアプリケーションの再インストール
3.データのリストア
という作業が必要になります。
順を追ってもう少し詳しく説明すると、
1.データのバックアップでは、「自分が保存したファイル」のバックアップと、「アプリケーションが内部的に持っているファイル」のバックアップに分かれます。
「マイ ドキュメント」の中のファイルなどは自分が保存したファイルですが、Outlookの予定表や連絡先などのデータは、どこへ保存しているか一見してわかりません。Outlookの場合は「エクスポート」という操作を行って、アプリで保持しているデータをファイルに落とすことができます。これらの操作はアプリによって異なりますので、それぞれのアプリのヘルプを参照してください。忘れがちなのが、Internet Explorerの「お気に入り」や、IME(かな漢字変換システム)の辞書です。(私は最近これを忘れたおかげで、数年にわたって登録した単語がパーになりました…)
これらのファイルの保存先は、リムーバブルメディア(MOなど)や外付けハードディスク、またはCD-Rに焼くなどの方法があります。何でもよいのですが、新しいPCで確実に読み出せる必要があります。2台とも同時にネットにつなげるのであれば、ネット間でファイルをやり取りする、という方法もあります。
2.アプリケーションの再インストールでは、#1の方も書かれているとおり、アプリケーションは通常そのままコピー、ということはできなくて、インストールしなおす必要があります。アプリのインストールの際にはシリアル番号などが必要になることが多いので、ちゃんと手元にあるか確認しておいた方がよいでしょう。
3.データのリストアでは、1.で保存したファイルを新しいPCに復旧します。「マイ ドキュメント」のファイルなどはそのままコピーすればよいでしょう。Outlookなどのアプリケーションからエクスポートしたファイルは、そのアプリケーションでたいてい「インポート」という操作を行うことによってデータを復旧することができます。