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吹き替え声優とアニメ声優?
吹き替え声優のほうが大御所がやっているイメージなんですが、実際そうなんでしょうか。 声優にもやるジャンル(?)とかでランクとかありますか。
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「声優という職業の黎明期というか草分け的なもの」が、「洋画つまり外国で制作された映画やドラマ等の『吹き替え』」だったのです。 「故・手塚治虫」さんによって「初の国産のアニメーション」が作られるまでは。 「そうした黎明期の方々の多くは『舞台演劇の舞台俳優と兼任というか副業でもあった』」のですが、やがては「実に沢山の国産アニメーションが作られる様になっていくと共に、『アニメ専業の声優、というかアニメに声を吹き込むのがメインの仕事になる方々の登場という変化』も自然と起きた」のです・・・。 「吹き替えは大御所がやっているイメージ」というのは、「アニメの方のキャスティング」には「宇宙戦艦ヤマト(旧作)」等の「1970年代」の「第1次アニメブーム」や「1980年代」の「週刊少年ジャンプ黄金期」等における「(それ以前にもあるにはあったけれど)原作有りのアニメ化による第2次アニメブーム」に比べて、「ベテラン声優の起用よりも新人声優の起用を積極的に行う傾向」が「1990年代以降」ではより顕著になったから、ではないでしょうか。 もちろん、「1970年代も1980年代も『新人起用はあった、というかまたまだほぼ全員新人に毛が生えた程度だった』」のでしょうけれど、「1990年代」に入って「黎明期から活躍されていた方々は自然と『ベテラン』となっていた」訳です。 「1990年代頃から現在」までの「ベテランの方々のギャラは『高騰化してしまった』事」から、次第に「アニメへの出演」よりも「『吹き替え』に仕事の重点を移さざるを得なかった」のではないでしょうか・・・。 「吹き替え」はいつしか「声優という職業の原点」だったのが、「新人声優の台頭」というか「『世代交代』が行われ、『制作側の拘りでの指名』でもない限りアニメーション作品への出演・オファーが少なくなったベテランの収入源もしくは更なる研鑽の場」みたいになっているのでしょう。 まあ、「新人声優が『吹き替え』をする、ある意味『登竜門』的な側面もあるにはある」のだろうけれど、「ベテラン多め」という印象は否めないのですかね。 「新人起用が顕著になった」のは、「人気や実力に裏打ちされた人達が『ギャラつまり収入面での待遇改善を交渉して来た結果による高騰化』」に対して「制作するに当たってのコストダウン化(より利益を出したい事を含めても)を考えれば無理も無い」ですし・・・。 あと、「声優を目指して養成所等に通い事務所に所属している人間の増加」もあったので当然「事務所側も『売り込みたい声優は所属している人数分居る』」訳ですからねぇ。 「新人」は「オーディションを受けるのみ」ですが、「ベテランは出演オファーか、配役獲得の為のオーディションか、のどちらか」ですし。 また、「敢えて『後進つまり新人もしくはキャリアの浅い者に譲るべき』という考え方の人も居る」だろうし、で「その意味でも『吹き替えはベテラン寄りになる』」のかもしれませんよ。
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- chie65536(@chie65535)
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吹き替えの場合「この俳優には、この声優」と言う「イメージの定着」ってのが起きます。 例えば、ハリソン・フォードには、磯部勉さんか、村井國夫さん、と言うように。 そういう「イメージの定着」が起きると「ギャラが高くても、この俳優さんの声は、この人にやってもらうしか選択肢がない」と言う状態になります。 つまり「吹き替えを多くやっている声優は、声優としての活動が長期化するので、自然と、大御所になってしまう」のです。 「大御所が吹き替えをやってる」のではなくて「長く声優をやっているから、大御所になれる」のです。 アニメの場合でも「サザエさん」とか「ドラえもん」とかの「長寿アニメ」の場合も、担当声優さんは長期に渡って仕事を続ける事になるので「大御所」になります。
お礼
なるほど。確かに…。アニメのほうは、だんだん世代交代がすすんでいますね。
お礼
とても納得しました…ありがとうございます!