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AKINAさんから質問!何がきっかけで言葉は変わる

こちらはOKWaveが主催するイベントカテゴリー 【特別企画】『OKStars』からの質問です。 http://okstars.okwave.jp/ 2015年1月31日(土)全国公開される映画 『ハルサーエイカー THE MOVIE エイカーズ』 主演のAKINAさんから皆さんに質問です! 「「背広」が「スーツ」とか、 「炊事場」が「キッチン」とか、 「ズボン」が「パンツ」とか、 時代とともに使われる言葉が変わっていきますけれど、 何がきっかけで変わるのでしょう? とくに「トックリ」は何がきっかけで「タートルネック」になったのか すごく気になっています(笑)」 ということで、何かご存知の言葉の変遷の理由や、 最近ではこの言葉がこう変わった、というものを お答えください! たくさんのご回答お待ちしてます(^^)/ ※参加にあたっては、下記リンク先の注意事項をご一読ください。 http://okstars.okwave.jp/ ☆AKINAさんのインタビューも下記からどうぞ! http://okstars.okwave.jp/vol421.html

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  • parts
  • ベストアンサー率62% (6366/10151)
回答No.2

背広は、元々は男性が着る仕事における洋服(紳士服)です。必ずしもスーツではないのですよ。 スーツ(suit)は一揃い(一式が同じ材料)という意味を持つ言葉です。同じ布生地をもとに使って上から下まで作るとスーツとなるのです。現在は同義語として使われていますが、背広自体はセビル・ロー(Savile Row/実際の読みは「せ」と「さ」の間の発音で、セヴァイル・ロゥ)が語源とされており、ロンドンにある紳士服の専門店が並んだショッピング街を、日本語の当て字にして、紳士の洋服の意味で背広(外人が普通にしゃべると日本語ではセビロぅにも聞こえる)としたとされます。 即ち、本来は紳士服の中のスーツという品物に相当したのです。商品としてスーツがあったわけではないでしょうけど。本来の意味だとそうなるのです。 では、いつから日本でスーツ=背広と呼ばれはじめたかというと、おおよそで言えば、背広が紳士服であったことを考えると、女性の社会進出に併せて徐々に背広からスーツに替わっていたと思われます。 炊事場(台所)をキッチンと呼ぶのも、よく似ています。炊事は主に竈などに薪をくべて火を炊いてご飯を作ったり、水を井戸からくみ置きしてそれを使って、顔や手を洗ったりする場所だったのです。即ち、炊事というのは今とは違い、重労働だったと言えます。 キッチンというのは、それをガスや電気などの設備、水道などの公共インフラによって置き換えたものです。即ち、これまでのイメージとして炊事は煙くさく、寒く、暑く、三和土(たたき)に面した場所にある今で言うと古風な、昔で言えば綺麗とは言いがたい場所で、重労働でした。それを、おしゃれで使い勝手の良いものに変えたのがキッチンです。 これは、ほとんどの場合は、終戦後に徐々に変わっていったと思われます。 ズボンがパンツというのは、実はあまり昔ではありません。 90年初頭まではズボンはズボンでした。半ズボンという言葉を使っていた頃は、90年台までです。では、何が理由でパンツになったかというと、ハーフパンツがアパレルから出回りはじめ、それが普及しはじめたためです。 ハーフパンツは、膝丈ほどのズボンですが、これがハーフパンツとして登場したことは、誰もがパンツと呼ぶ大きなきっかけとなりました。さらに、ジーンズなどにぴっちりした製品で、足を細く長く見せる商品も出始め、それらがパンツスタイルの商品として展開されたことで、パンツが定着することになります。 とっくり(徳利)は、お酒などを注ぐ容器でおなじみですが、その形をした衣服をとっくりの形と呼んでいたのです。タートルネックは、米国からもたらされた言葉であるため、昭和40年代~60年台頃までに徐々に海外からの外来語を利用した販売手法が定着し、タートルネックと呼ばれるようになったと思われます。 今は死語ですが、ナウいという言葉に代表されるように、日本人は横文字が好きであり、まるで自分は出来る人のように、異国の言葉を好んで使う傾向があります。 それを、商品戦略として新しい世代に見立てる手段(内容は同じだが、商品のイメージは一新する方法)として定着したものが、これらの言葉です。要は、市場調査(マーケティング)とキャッチフレーズ(謳い文句)の結果成功したものです。 これは、日本語で、台所据付型電磁調理器という言葉より、IHクッキングヒーター(コンロ)という言い方の方が、短い言葉で分かりやすいでしょう。その品を一度でも見て知っていれば、IHはガスを使わないコンロだと思いますし、induction heating(インダクションヒーティング)の略だから、電磁調理器だと考える必要も無くそういうものだと受け入れられます。そうすると、先入観なく新しい品物を見る傾向が強くなり、実は古くからあっても、良いものだと思いやすいのです。 超大型で猛烈な台風がスーパー台風だったりと言葉が変わるのです。ちなみに、スーパー(超)台風という言い方は、実は日本での猛烈なという最上級が秒速54mの風ですが、米国の超台風は、約67~70mを越えるカテゴリ5というものになります。即ち日本より上のカテゴリがあるので、日本でも最近は大きな台風が来るときに使うようになりました。 こうやって区分を増やす意味で使うこともあるのです。 尚、言葉としてチョッキとベストはどちらを使うでしょうか? 最近はチョッキという人は減っているかもしれません。ジレだと言う人もいるかもしれません。イメージとしてどんなイメージを持つかを考えて見ると、その言葉を使っていたことがあるなら、きっと感じ方は違うはずで、今使う時にもいずれか一つを好んで使っている言葉ガレ場、それが、ブランドの確立をするための謳い文句(ブランド名)の新旧の違いであり、企業のキャッチやブランドマーケティングの成果です。

10q-OK
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます!OKStars事務局です。 一つ一つの解説、なるほどと思いました。チョッキって懐かしい表現ですね。

noname#203768
noname#203768
回答No.1

キッカケは簡単です 要は売り上げ向上の為に商品名を覚え易く 尚且つ 日本以外の国の人にも 商品が判り易くする為に 外国で使用されてる その商品名 或いはその商品名に近いニュアンスでの呼び名を使用してるだけなので・・

10q-OK
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます!OKStars事務局です。 確かに日本語から原語になっていってますね。。。

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