昨今のPCでは一般的に「VGA」と言うと、「D-Sub 15pin アナログRGB端子」の事を指します。
最近のパソコンだとD-Subが無く、「DVI(DVI-I/DVI-D)」や「HDMI」、ノートPC等の外部出力なら「Display Port」のみの機種もあります。
ディスプレイへの接続端子がマザーボード(メインボードとも言う)にある場合は、マザーボードにグラフィックチップ(GPU)が搭載されていたり、チップセット内に統合化されている、所謂「オンボードグラフィック」である事を指します。
これとは別に、マザーボード上の拡張スロットに別途グラフィック処理専用の拡張ボードが搭載されているものを、一般的には「グラフィックボード(カード)」や「ビデオボード(カード)」と呼びます。
上記はどちらも「映像をディスプレイに表示するための回路」であり、機能的には同じものです。
では、何が違うのかと言うと「処理能力」が違います。
一般的に別付けのグラフィックボードより、オンボードグラフィックの方が処理能力が低い傾向にありますが、「搭載されているグラフィックチップの能力によって左右される」ため、どのメーカーのどんなチップが搭載されているかによって、逆転現象も起きます。
>またどちらを使えばいいのでしょうか??
昨今の3Dゲーム等、高度なグラフィック演算処理を行わないのであれば、どちらでも構いませんし、処理の内容や搭載するGPUによってはオンボードでも難なく動くこともあります。普通にインターネットや文書作成、動画鑑賞程度なら、昨今のグラフィック機能から見れば、どれも皆同じです。
>・縦に繋ぐところ(ネットで調べるとマザーボードとありました)と
>・横に繋ぐところ(ネットで調べるとグラフィックボードとありました)
これは「筐体」と「設置方向」次第。
縦筐体(タワー型等)だと、マザーボードは基本的に縦方向に設置されるので、オンボード端子は自ずと「縦向き」になりますが、横筐体(AV筐体やラック型、キューブ型、ノートパソコン等)だと、マザーボードは横方向設置なので、オンボード端子は「横向き」になります。
また拡張ボードも同様に、縦筐体なら「横向き」、横筐体なら「縦向き」になりますが、横筐体でもライザーカード(取り付け方向を変える延長ボード)を使って「横向き」に取り付けられているものもありますし、縦・横兼用(どちら向きにも置ける)筐体なら、同じ端子が置く方向で「縦向き」にも「横向き」にもなりますよ。
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