Q/これらのドライバーはどのようなちがいがあるのですか?
A/基本はそのカードにおいて動作確認をしているかしていないかの違いです。それに加えてメーカーによっては、設定ファイル(inf)を少し調整している場合があります。
これは、ビデオカードに限りませんが、nVIDIAなど製品の開発元が提供するドライバはリファレンスドライバといいます。referenceとは、参考や言及といた意味を持つ言葉で、要は混じりっけのないメーカードライバとなります。
それに対して、販売メーカーが提供するドライバは、ジェネラルドライバ(通常はドライバとだけ言います)となります。いわゆる一般向け(General)ドライバです。このドライバは、その製品毎のチューニングと動作確認を行った後提供されます。
そのため、リファレンスに比べて色味が若干変わったり、パフォーマンスが僅かに変わる場合も希にあります。ただ、よほど専用のカスタマイズをかけていなければ、基本的にはリファレンスドライバと同じものが使われているため、違いが出る製品はほとんどありません。
尚、たいていの場合は、リファレンスドライバが先に公開されます。
その後、動作の確認をした上で、ジェネラルドライバが公開されます。そのため、素人の場合は、後者のドライバを適用した方が安心して使うことができます。
ただし、ジェネラルドライバは、そのハードメーカーの保守を継続している間のみ提供される場合が多いため、リファレンスドライバは継続して更新されていても、一般ドライバ側の最新版がある時点で提供されなくなることも希にあります。
そういう場合には、リファレンスを導入するのが妥当です。