はじめまして♪
有毒/有害 どこを基準に考えるかで、評価は違って来ます。
一般家庭内での通常利用に置いては、基本的に無害です。液晶を割ってペースト状の液体結晶をわずかに舐めても、普通は問題なし、(ただし、人それぞれで、元から体調に問題が在ったり、過敏症(アレルギー体質)などの場合は、何らかの症状が出る可能性を否定出来ません。)
過去の家電製品で、毒性が強くて近年は利用されない素材としては、PCB(コンデンサーに多用された)とか、水銀(蛍光灯や乾電池、昔のブラウン管などには含まれていた)、あるいは鉛(電材部品の取り付けに用いるハンダに含まれていた)などが有名です。
ただ、どれもコンデンサーを分解して舐める人も居ませんし、蛍光灯やブラウン管や乾電池の中身を舐める人も居ません、ハンダの鉛製分も食べる人はほとんど無いでしょう。
しかし、これらの有害物質は、廃棄された後の土壌汚染などから地下水等を汚染し、その水を飲んだり、農作物だったりと、ゆくゆくは人間の口に入る、、、という事で現在は規制されています。
液晶パネルが割れて、内容物が外に出てしまう、という状態だと、我慢しても視られる状態では無いはず。たいていは衝撃を受けた部分がわずかに変形し、その範囲の画像が正しく表示出来なく成る、という程度。
ミクロ単位の多層構造なので、わずかな歪みが、画像には大きなダメージとなってしまいますからね。
昔のブラウン管ですと、奥の方から電子を飛ばし、磁力でコントロールしていた為、スピーカーなどの強力な磁石を接近させすぎると、残留磁気で正常な画像が得られなく成りました。
(防磁型スピーカーなどが過去に存在します、主にマグネット部に鉄のカバーを取り付けたり、磁力が逆に成るキャンセリングマグネットなどを用いて、外に漏れ出す磁力を大幅に低減させていました。液晶やプラズマ等は磁力に影響されないので、今ではコストダウンのため、対策は省略されているスピーカーが一般的です。)
なお、液晶テレビに限らず、一般家電製品でも、異臭が出たり白煙が視えた、なんていう場合はコンセントを抜いて、利用停止ですよ。
通常は問題ない物質でも、ショート等で高温になって焼けると、有害物質が出て来ます。
まぁ、それ以上に火災等の危険性は、家屋の焼失や同居人以外の人命にも関わる一大事ですので。
現代の電気製品で、注意すべきは、漏電やショート等に依る事故、それ以外の面では特殊な分解をした時に出てくる有害物質の安全な回収とか、希少素材のリサイクル回収という目的で、家電リサイクル法が存在しています。
ICチップ内には金が入っています。(残念ながら、金メッキという端子は、含有率が低い、、、中には見た目だけが金色、っていうモノも。。苦笑)
廃棄される家電品を適切に処理出来ると、「都市の鉱山」と呼ばれるのですからね。
くれぐれも、液晶テレビを食べないで下さいね。有害物質うんうん、、と言うよりも、怪我をしたり、お腹壊しますからぁ(笑)
(簡単に笑えないケースもある、幼児等はなんでも舐め回すし、口に入れちゃいますから、、、小さなお子様が居る家庭では、ご注意ください。)
補足
部品部分以外で液晶の液なんかどうなのでしょう? 安全と記載されている物もあれば、メーカーサイトで有害ですと記載しているものもあるのですが。。