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純正ガイアメモリとそれ以外について
- 純正ガイアメモリとは、仮面ライダーW(ダブル)の世界の中で園咲家の金色のメモリを指します。
- 一方、その他のガイアメモリは試作品や実験品を含んでおり、完成品とは異なる特徴を持っています。
- 純正品とその他の品を区別するためには、製造者やメモリの特徴に注目する必要があります。
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質問者が選んだベストアンサー
はじめまして。これまで仮面ライダーWは全話を通して6回観ました。 ※以下、ストーリーのネタバレ注意です。 まず、「★ガイアメモリ」についてのご質問の内容の中で、ポイントとなるのは「●発祥地」、「■開発者」と「▲ドライバー」、「◎使用者」ではないかと思います。 簡単な流れとして、ガイアメモリ生誕の地としてその能力の発祥となったのは「●ミュージアムの地下」でした。そして、その能力を応用して園崎冴子筆頭の「■ディガル・コーポレーション」で製造販売されているのが風都に一般的に流通している「★ゴールドメモリ」でした。 そして、「■シュラウド」がフィリップ奪還のために、「●鳴海探偵事務所ガレージ」でその能力を応用して開発したのが「★T1メモリ」でした。この背景には、フィリップを軸にした園崎琉兵衛とシュラウドの対立があり、これこそが「仮面ライダーW」という作品の大根幹だと思います。 更に言うと、シュラウドによるT1技術(模倣技術)を「■財団X」が「●CHARMING RAVEN」で密かに独自研究開発してきたものが「★T2メモリ」であり、別にも高いガイアメモリ改造技術を持っていたのが「■(?)井坂深紅朗」先生でした。 つまり、「ガイアメモリ」という概念から言えば、ご質問者様のお言葉を借りさせて頂きますと、私個人としては、この物語ができてしまった最大の原因である園崎本家が関わっている「★ゴールドメモリ」こそが『純正品』であり、「★T1メモリ」が『試作品』、「★T2メモリ」が『実験品』、「★井坂メモリ」が『改造品』ということになると思います。 そして、物語の中でこの事実整合性を更に高めてくれているものが「▲ガイアドライバー」、「▲ダブルドライバー」、「▲アクセルドライバー」、「▲ロストドライバー」です。 >また、シュラウドが作るものが純正品でおやっさんと組んでいた頃から既に純正品を作っていたにも関わらず、井坂先生や老けさせ屋などにはミュージアムが売っているタイプのガイアメモリを渡しているのもなんか気になっていました。 とありますが、シュラウドが最も重要視していたものこそが「▲ダブルドライバー」でした。そして、シュラウドが当初からその使用者として目をつけていたのが、保護するべき存在である「◎フィリップ」とテラータイプの攻撃に耐え得る体質である「◎照井竜」でした。 シュラウドの敵である園崎琉兵衛から一番守りたかったのが「◎フィリップ」であるからこそ、井坂先生には「★ゴールドメモリ」を渡しています。 しかし、シュラウドにとっては想定外の出来事が2つありました。それが「◎左翔太郎」が「▲ダブルドライバー」を使ってしまった『ビギンズナイト』と、井坂先生による『照井一家の凍結事件』です。テラータイプの攻撃への対抗性のない翔太郎がダブルドライバーを持つことになったのと、井坂先生がメモリ狂いしてしまうことは完全な誤算だったのです。 そういった経緯でシュラウドは急遽「◎照井竜」に「▲アクセルドライバー」を授けています。 少しそれましたがいずれにしても、Wは平成ライダーシリーズの中でも構成力の高い練られた作品だと思います。議論できる余地があるというのはいいことですよね(笑) 長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。ご質問者様の楽しい特撮ライフをお祈り致します。
お礼
とても参考になるかつより理解を深められるご回答を頂きありがとうございます。また、わかりやすくかつ見やすくまとめて頂きありがとうございます。 一つ私が勘違いというか間違えていた部分ですが、井坂先生が第27話で言っていたセリフを勝手に「純正品」と解釈してしまっていましたが、セリフを再度確認したところ 綺麗なガイアメモリですね。こんな純正化されたメモリやドライバーを使っているような者が、私に勝てる筈がない。 と仰っていました。純正化を純正品と解釈というか思い込んでしまっていたようです。大変失礼しました。 しかし、ご回答にも頂きました通り、構成力が凄いですよね。W&ディケイドのエピソードやVシネマのエターナルなんかは、まるで過去の話を先に作っていたのではと思うくらい、先にやっているTVシリーズや映画とちゃんと辻褄があったり、TVシリーズや映画を再度観たくなり、かつ新たな見方も出来る、とか。ちょうど私も久々に通しで一気見しましたが、おかげさまでもう一度今回の理解を踏まえて見たい、という意欲がわきました。ありがとうございます。