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「桐島、部活やめるってよ」のような映画の形式
時間が巻き戻され複数の視点で描く映画のカテゴリーの名前をなんというのでしょう? ある一定の時間を一人の視点で描写し、 次にまた同じ時間を今度は別の人の視点で描写し、 というのを何度か繰り返して物語が作られている物です。 最近の映画だと「桐島、部活やめるってよ」がそれに当てはまるかと思います。 何人もの生徒の視点で繰り返される同じ曜日。 それら複数の視点のストーリーが最後に繋がるといった内容です。 そんな形式の映画を俗に何というのか、 またそういった映画の先駆けとなった映画(邦画・洋画問わず)を知っていましたら教えて頂きたいです。
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- MONKEYMONKEY
- ベストアンサー率25% (139/550)
デ・パルマの「スネークアイズ」が桐島と全く同じ構成です。 冒頭10分間のボクシングシーンを複数の角度で表現されます。 最初の印象が徐々に変化し、思わぬ秘密が隠されていた!。 確かに黒澤の「羅生門」がこのパターンの古典かも。 一つの殺人を4人の当事者が語るが全員の説明が全て食い違う。真相は藪の中(原作のタイトル)。
- m-tahara
- ベストアンサー率38% (383/983)
小説では芥川龍之介の「薮の中」が有名ですね。演劇にも何度もされていますし、映画では黒澤明の「羅生門」の原案にもなっています。但し、この映画では確か繰り返しの手法は使われていません。 ちゃんと観てはいないのであやふやながら、ヴィスコンティの「ルートヴィヒ」がそういうタイプのように思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 小説での類例を出して頂きありがとうございます。 早速読んでみました。 小説では繰り返しというより、ある物事を思い出す感じでそれぞれに違う視点で語られた情報が、 読み手にだんだんと蓄積されてゆく、そんな印象を受けました。 桐島~は同じ日を何度も繰り返し違う人の視点で描写したりと、視点に加え事実のみが映像として描写され、 藪の中は異なる視点で今という時間から過去を思い出して語られる、という形がとられ、 個人的には別物のように感じました。 しかしとてもおもしろい例をありがとうございます。
- hunaskin
- ベストアンサー率30% (1854/6060)
グランドホテル方式ですね。 一般的には群像劇 「グランドホテル」という映画がこの手法で制作されたためそれが名付けられました。 他には「ショートカッツ」「パルプフィクション」「マグノリア」「運命じゃない人」等
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはりグランドホテルが原点なのですね。 個人的には桐島とグランドホテルは時間軸が反復される当たりが違うもののように感じたのですが。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 スネークアイズはとてもおもしろそうですね。 是非見てみようと思います。